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気づいて!日常に潜む猫のストレス 15種類の原因別【対処法】

      2017/04/09

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「こんな行動していない?分かりにく猫のストレスサインに気づこう!」では、猫が発生しているストレスサインを解説しました。

じゃあ猫がストレスサインを発していたら、どうすればいいの?

という、ストレスの原因と対策つにいて、獣医師さんのお話からまとめます。

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15のストレスの原因と対策法

猫は敏感な動物で、「そんなことで?」と人間が思いもつかないところでストレスを感じていることがあります。

まったく珍しいレアケースではないので、そんなこと?と思う些細なことでも思い当たるケースがあるなら改善していきましょう。

触りすぎている

飼い主さんがついやってしまう最も多い、猫がストレスを感じる原因は触りすぎることです。

猫が自分からスキンシップを求めてこない限り、寝ているときなども触りすぎないようにしましょう。

触って欲しいのかな?と甘えてくるしぐさをする時でも、猫にしたら「ご飯ちょうだい」など他の要求をしている場合があります。

対処法
ほとんどの猫は、体に過度に触られることが嫌いですが、オス猫や三毛猫など、スキンシップが大好き!という猫もいます。

これは一匹一匹の性格なので、その猫が触られるのが好きなのか判断しましょう。

撫でているとき噛むのは、もっと撫でて!と興奮している場合もあるので、触られるのが嫌なのか判断材料には不向きです。

爪を立てて、「いや!」と距離を取るのが拒否の反応なので、これをされたらもうおさわりNGです。

大きな音が鳴っている

工事の音におびえる猫

家の近くで工事などが始まると、猫にとっては相当のストレスがたまります。

人間でも大きくうるさい音ですから、その10倍の騒音が流れているならゆっくり眠ることもできません。

うちはマンションで改修工事があったとき、約4か月の長い間大きな音が昼間鳴り響くことがありました。

3匹中2匹は最初はびっくりしていましたが、慣れてくれました。

しかしいつものストレスに弱い三毛猫ぶーちゃんです問題は(^^;)

やはりヒシヒシとストレスを感じているようで、またご飯を食べずに体重が減り始めました。

対処法
やはり音を軽減させるという対応を取るしか解決策はありません。

そこでうちはこのような防音性に優れた壁を一部屋に取りつけました。

 

通常はピアノやギターの練習など、楽器を演奏する人が使用する防音壁みたいですね。

これはかなり効果があり、ほとんど工事の騒音が聞こえなくなりました。

三毛猫ぶーちゃんはその部屋で4か月ほとんど過ごし、なんとか体重減少は食い止められました。

他にも、冷蔵庫の「じっー」という音や、洗濯機の音も猫にとっては騒音です。

なるべくドアを閉めたり、猫が寝る部屋からは遠ざけた場所に置くようにしましょう。

 

同居している動物との相性が悪い

猫は基本単独で暮らす動物で、群れで行動するなれ合いを好みません。

同じ猫同士でも同居した場合、性格の相性が悪ければ仲良くできない場合も珍しくはありません。

うちのぶーちゃんとしーちゃんもそうなので・・・(^^;)

犬やヘビとは基本的に相性が悪く、子猫のころから慣れさせていない限りは、本能的に怖がります。

犬やヘビは猫を捕食する側ですから、身の危険を感じる動物が近くにいるときのストレスは大きいです。

対処法
犬なら外で飼い、家の中には入れず猫のスペースとすることで、安全を確保できます。

小型犬で家の中で犬を飼わなければならないときは、1階が犬用、2階は猫用のスペースなどきっちりと分けることです。

声や足音など犬の存在を感じても、入ってこれないんだと分かればストレスを感じにくくなります。

また、姿を見えないように工夫するというのが重要です。

ヘビを飼っている場合は、ヘビの檻がある部屋には猫を立ち入りさせないようにしましょう。

猫も怖いので、自ら踏み入ることはありません。

ポイントは、リビングなどの生活に必要不可欠な部屋にヘビの檻を置くのはやめましょう。

 

餌が足りていない

生命維持に必要な、基本的な食事が不足するのはストレスの原因になります。

たまにご飯をあげるのを忘れたり、外出することが多く、ご飯が空っぽだったりということが多いと、「次はちゃんとご飯にありつけるか?」という不安が残ります。

対処法
猫の年齢や体重に合わせた、適切な量の餌をあげればすぐに解決できます。

詳しい分量は「【基本】猫の餌の適正量とは?体重別に動画で分かりやすく解説」で確認しましょう。

出張や旅行など、お家を開ける機会が多い人は、このような自動給餌器を使うと便利です。

お水は24時間常に飲めるように置いておきましょう。

1日1回の頻度でお水を変えるのが目安です。

 

引っ越しなどで環境が変化した

猫にとって最大のストレス要因、それが引っ越しです。

猫は古くから家につく、という言葉があるほど、長く住んでいるお家が大好きです。

実際転勤族の家族が猫を飼っていたケースを知っていますが、猫は5歳という若さで病気でもなく亡くなっていました。

相当なストレスだったようです。

対処法
引っ越した家でも、家具などを元のお家と同じ位置に配置します。

全ての部屋が無理でも、猫が一番気に入っていた部屋だけを同じ配置にしても効果があります。

猫のお気に入りのベッドや、毛布など、汚くても引っ越し時に捨てないでくださいね。

使い古した慣れている者ほど、新しい環境に慣れるには必要です。

また、新しいお家に慣れるまでの間、猫が隠れるスペースもあった方がいいです。

ベッドの下や押入れの中など、新しいお家の中で猫が一人になれる場所を開けておいてあげましょう。

 

室内の衣替えをした

引っ越しほどではなくても、猫はお家の中が変化することを非常に嫌います。

うちでは猫を飼う前はよく衣替えをしていましたが、猫がきてからというものやめています。

1回ソファーの位置を変えたら大不評で、お気に入りだったはずのソファーに寄り付かなくなったんですね(^_^;)

対処法
基本的に、室内の衣替えはしないでおきましょう。

どうしてもしなければいけないときは、家具を一つ一つ徐々に配置を変えていくことです。

大きな家具の移動に慣れるのが1~2週間かかり、小さいものなら1週間ほどで大丈夫です。

 

大きな家具などを買った

タンスやベッド、家電製品など自分より大きい物や、形がおかしな物に猫は敏感に反応します。

しっかりと形も認識しているので、大きなぬいぐるみなどにも敏感です。

誕生日の時、ミッキーの大き目のぬいぐるみを貰い家に帰ったとき、猫が飛び上がって驚き、3日間近づいてくれませんでした。

そのくらい、それが何かというよりサイズや形、とくに人型や動物型に敏感です。

対処法
うちではぬいぐるみはしばらくの間物置に放置していました。

あまりに反応するので(^_^;)

一時期マーキングとしてトイレでおしっこする猫が表れたので、そのときベッドの上に置いて猫よけとして使っていました。

タンスやベッドは自分よりあまりに大きく、また動かないため数日で慣れます。

中途半端な大きさの物や、掃除機や加湿器など音を出す機械は、なるべく静かな物を選びましょう。

 

猫が身をひそめられる場所があるか

猫は身の危険を感じた時や、気になる音がするときはそこから逃れる場所が必要です。

知らない人が家の中に入ってきたり、怪我をしたときも、人の目につかないところに隠れたがります。

1Rなどの狭い部屋で死角がないおうちなどは、どこにも逃げ場がなく猫は困ってしまいます。

対処法
押入れはちょっと隙間を開けて猫が入れる入口をもうけておきましょう。

ベッドなども買う時は、下が空洞になっていて猫が入れる隙間があるのが好ましいです。

うちの猫は宅急便が来たとき「ピンポーン」の音が下だけで、ベッドの下に隠れます。

スペースがないというお家では、段ボールなどを置いておくとそこを隠れ家として使うようになります。

 

カーテンを閉め切っている

カーテンを閉め切っていると、猫に日の光が足りず、ビタミン不足になってしまいます。

太陽の光は人間にも猫にも重要で、光を浴びることでビタミンDが体内で活性化し、カルシウムを吸収しやすい体作りをします。

それで骨が丈夫な猫になるんですね。

日の光が足りないと病弱になり、ノミやダニなどの駆除もできずに肉体的にストレスがたまります。

対処法
昼間カーテンは開けておき、日の光が入るようにしておきましょう。

防犯の面で心配な場合は、ドアストッパーなどして窓が開かないようにしましょう。

 

家族以外の人が出入りしている

猫は顔見しりな性格の猫が多く、まず家の中だけで育つと人見知りになります。

社交的な猫の方が珍しいので、その猫ちゃんを基準に考えてはいけません。

友達や親戚の人が長時間、高い頻度で家に来る場合は猫にストレスがたまっている可能性があります。

対処法
人が来るたびに猫がどこかへ隠れて慣れないようなら、来客と猫がいる場所を完璧にわけ、来客を猫がいる部屋へ近づけないようにしましょう。

できれば声のボリュームも抑えてもらうようにしたいです。

毎日のように来客がある場合は、向こうの家にお邪魔したり喫茶店を使用するなどの配慮が必要です。

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爪とぎや高い場所など快適な環境が用意されていない

爪とぎや、ジャンプできるような高い場所がないと猫は本能的なストレスがたまります。

とくに爪とぎを柱や壁でされたくないからと、爪とぎ対策用のつるつるシートなどを貼っている場合はまずいです。

対処法
「一人暮らしでも猫が飼いたい!猫と暮らすための12のルール」で、快適に猫が過ごせる環境をチェックしましょう。

専用の爪とぎを用意したり、低いタンスを高いタンスに変えるだけで猫にはおもちゃが増えたように感じます。

 

香りの強いものを部屋に充満させている

猫は意外と香りに敏感ないきもので、とくにアロマオイル系は体に害をもたらします。

アロマには精油が使用されますが、これは猫の体内に入ると分解できず、どんどん毒として溜まってしまいます。

石鹸や洗剤の香りなども、猫にとっては臭いと感じられあまりに匂いが強い場合はストレスの元となります。

対処法
せっけんや洗剤などは無香料の物を選び、アロマオイルは猫を飼っている限りは炊くことはできません。

アロマオイルを一滴舐めて死んでしまった猫もいるので、そこは我慢しましょう。

とくに柑橘系の匂いは嫌いなので、フルーツなども切ったらすぐに食べるなどの配慮が必要です

 

トイレは清潔か

猫はとても綺麗好きないきもので、毛づくろいなどを頻繁にするのは、自分の清潔を保つためのものです。

ですから猫はお風呂に入れずとも臭くならず、毛並もつやつやしています。

そこでトイレが汚いならば、大きなストレスとなります。

これが元でトイレでおしっこをしなくなり、マーキング行動のスプレーと取れるような行動に発展することがあります。

「【スプレー行動を消臭撃退!】猫のマーキングをやめさせる5つの方法」

 

対処法
トイレは理想的には猫がトイレをしたら、すぐに猫砂を取り換えるのが理想です。

とくに猫がストレスサインを出しているときは、トイレを清潔に保つだけで、ストレスが解消されるケースも目立ちます。

また、トイレは猫の人数分用意するのが望ましいです。

うちは猫が3匹いるのに、2つしかトイレを用意しなかったときスプレー行動が始まりました。

トイレはとくに匂いがつくので、猫にとっても縄張りという面でも重要なんですね。

 

スキンシップは足りているか

猫は基本的にあまり触られることは好みませんが、それでも人とのスキンシップがなしではストレスがたまります。

猫は人間に声を撫でられ、声をかけられる時間が多いほど長寿になるという研究データが出ています。

仕事の時間が長時間である、一人暮らしである、などの場合はスキンシップが足りていない可能性があります。

対処法
毎日少しでもいいですから、スキンシップの時間を取りましょう。
具体的には頭を撫でてあげる、おもちゃで一緒に遊ぶ、話しかけてあげるなどです。

猫は自分に構われたのが分かりますから、言葉は分からなくても話しかけていれば目をつぶって聞いていないようでも、ちゃんと心には届きます。

 

去勢手術しているか

猫は生後6か月から去勢手術を受けることができ、できればそれからすぐに去勢手術したほうが望ましいです。

発情期がきたときはそれだけでストレスになり、落ち着きがなくなり外に出たがります。

うちの猫も発情期をむかえた時は、大声で鳴いてこちらも夜眠れず大変でした(^^;)

猫にも大きなストレスがかかり、発情期は年に2~3回訪れるので、やはりその前になんとかしたいですね。

対処法
去勢手術の料金は、オスが平均8000円、メスが15000円ほどです。

それに血液検査が5000円ほどかかり、手術なので宿泊費なども2000円ほどかかります。

1度手術してしまえばOKなので、猫と一緒に暮らす人のためにも、早めに手術したいですね。

外猫の場合は他にもストレスがかかっている

家の中だけでなく、外にも出している猫は、家の中以外でのストレスがかかっている可能性があります。

・外の縄張りが破られていないか気にしている

・しつこく触ってくる人がいる

・外で怪我を負う

・外に出たいとき出られないことがある

・家に帰りたいのに扉が閉まっているときがある


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