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軽度~重度まで あごの下にできる猫にきびの原因と治し方

      2018/10/20

軽度~重度まで あごの下にできる猫にきびの原因と治し方

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猫にもにきびができるって知ってました?

猫は毛が生えている分にきびができても分かりずらく、発見が遅れる場合があります。

とくに黒猫など、毛が濃い場合はさらに発見しずらく、気が付いたときには症状が重度化していたなんてこともあります。

気が付いたとしても、汚れているだけに見えたりやイボに見えるので、猫にきびの正しい対処法を覚えておきましょう。

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まずは猫ニキビのレベルを把握しよう 猫にきびの症状画像

猫にきびができる場所

猫にきびはできる場所が決まっていて、皮脂がある部分にだけできます。

人間と同じで、脂っぽいところということですね。

主にあご、目の上、お尻(しっぽ付近)、口元に多く見られます。

ほとんどの場合はあごにできることが多いので、あごは日頃から汚れがないかチェックしておきましょう。

 

猫にきび軽度

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参考 http://fusafusa.seesaa.net/

自然治癒がまだ可能な段階の軽度のにきびです。

飼い主さんはあごの怪我がなかなか治らないと~と思って病院に行ったら、猫にきびだと判明されたそうです。

猫にきびは毛を剃ってみないと、怪我なのか汚れなのか分かりにくいんですね。

この状態ならば、病院にかからずともお家の中で治療が可能です。

 

猫にきび中度

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参考 http://spilulu.blog81.fc2.com/

スコティッシュフォールドのロングの猫ちゃん。

毛がなくなって、黒と赤いぶつぶつのにきびができて、症状としては中度くらいになってしまっています。

スコティッシュフォールドはとても毛が長いため、にきびに気が付くのが遅れて、ある日あごから出血しているのを見て気が付かれたそうです。

中度になるとにきびを痒がったりして爪で引っ掻いてしまうので、二次感染が起こりやすくなります。

 

猫にきび重度

ちょっと画像はショックがあるので、掲載は控えます。

中度よりもさらに悪化し、毛はなくなり皮膚がただれて、周辺が真っ赤になります。

引っ掻くため出血も見られ、炎症と化膿している状態です。

この状態にまでなってしまうと、ただの猫にきびではなく膿皮症という皮膚病にまで発展します。

傷口から二次感染も起こしやすく、ただのにきびではなくなり、様々な病気を引き起こしやすい状態になります。

発熱が見られることもあり、すぐに病院にかからなくてはいけません。

 

猫にきびをマイクロカメラで覗いてみると

このくらいの軽度の猫にきびを、マイクロカメラで覗いてみましょう。

・・・・と、軽く言いましたが、けっこう衝撃的な光景です!

 

なんと、よく見えないだけでこのような状態になっています。

けっこうきつい見た目ですね。

猫は毛が生えている分、見えてもうっすらとしか見えないので、軽く考えてしまいがちですが、このくらいうっすら見えているときに対処してあげるといいです。

 

猫にきびの原因

比較的猫にきびは猫の生涯を通してできやすい病気です。

病気というのもちょっと重たいですが、にきびを放置して、重度になるとやはり危険です。

軽度の場合は人間のにきびと同じように考えていいので、そこまで心配することはありません。

しかし、猫にきびははっきりとした原因が特定されておらず、まずは猫にきびは何から引き起こされたのかを探る必要があります。

病院で治療して治ったとしても、原因が解明されない場合は繰り返してしまうので、一つ一つ怪しいところを潰していきましょう。

 

①不衛生な環境が原因

猫にきびは細菌の繁殖により、細菌が猫の体に引っ付いて発症するのではないかと言われています。

それを証明するのが、猫にきびはあごにできやすいという点です。

不衛生なバクテリアが繁殖した器から水を飲むことで、その水があごに触れてにきびができてしまいます。

毎日お水を返るときに容器を洗っていなかったり、細菌が繁殖しやすいプラスチックの器が原因です。

1日に1回はお水と器をしっかり洗い、プラスチックの器を使っているなら陶器の器に変えるなどで解決できます。

清潔でたくさん水を飲んでくれる器については、「猫が水を飲まないとき試したい10つの水分量を増やす方法」をご覧ください。

 

②アレルギーが原因

猫にもアレルギーがあり、餌や体に触れる物質、何らかのものにアレルギーを起こしている可能性があります。

あごににきびができる場合の多くの原因は、餌か餌の器が原因である可能性が高いです。

急に餌を変え他場合は、元の餌に戻してみましょう。

 

また餌を変えていなくとも、製造元が材料を変更している場合があります。

裏面の表示を見たり、製造元に問い合わせるなどして、何に対してのアレルギーがあるのかを探ってみましょう。

器に関しては、プラスチックや金属に対してアレルギーを持っている猫は多いです。

アレルギーは突然発症することも多いので、ステンレスや陶器の器に変えてみて様子を見ましょう。

 

③ストレスが原因

ストレスは万病の元というように、本来なら招かなくていい病気を発症させてしまいます。

ストレスによりホルモンバランスが崩れ、にきびができやすくなってしまいます。

人間でも、疲れやイライラを感じてストレスが大きいときににきびはできやすくなるそうです。

猫のストレスの原因は様々あるので、猫の様子をよく観察して一つ一つの原因を潰していきましょう。

 

④ニキビダニが原因

ニキビダニは頭や顔の周辺に生息し、とくに完全室内飼いではなく、外飼いしている猫には多く見られます。

室内飼いでも、靴の裏などに引っ付いてきて猫に感染することもあります。

ニキビダニはこれといって予防する方法がなく、できるだけ猫を外に出さない、靴にすりすりさせないようにしましょう。

ニキビダニが原因で猫にきびを発症した場合は、ダニ駆除薬ですぐに治療することができます。

 

⑤病気の治療や手術、出産が原因

猫の体に直接作用するこの3つは、体内でホルモンバランスが崩れることがあります。

人間でも出産は、実はその後もホルモンバランスを崩して大病することがあります。

猫も同じように、大きな体の変化によりホルモンバランスが崩れ、それにより猫にきびができることがあります。

免疫力の低下や、にきびのホルモンが増量していると考えられます。

 

⑥毛と皮膚が濡れていることが原因

とくに老猫や子猫にみられる現象ですが、水を飲むことが下手な猫は、舌だけでなくあごや口元に水がついてしまうことがあります。

水を飲むたびにこれを繰り返していると、皮膚が乾燥している時間がありません。

皮膚は濡れていると細菌が繁殖してしまい、そこから猫にきびができてしまいます。

 

水の器が小さすぎたり、高さがあわずに水が飲みにくい場合があります。

広い器に変えて、器の下に本を敷くなどして、猫が水を飲みやすいように調節しましょう。

ペット用の流れる水などを使って、落ちてくる水を飲む方法も効果的です。

⑦皮脂の過剰分泌が原因

口の下は汚れがたまりやすく、皮脂がたまりやすい部分でもあります。

通常、皮脂はにきびができるほどたまりませんが、食べているエサの成分が体にあわないことで皮脂が過剰に分泌されてしまいたまってしまいます。

これは人間と同じように、猫も個体ごとの体質なので、すべての猫がそのようになはりません。

兄弟の猫で同じエサを食べていても、一匹はなんともなくても、もう一匹の猫にはエサの成分があわずに、それによって皮脂がたまってしまいます。

バクテリアのエサになってしまい、それでニキビができやすい環境となります。


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猫にきびの治し方

まずは上記のとおり、餌の容器を変えて、衛生的な環境を維持しましょう。

猫の生活にストレスがかかっていないか、ダニはいないかなどをチェックしたうえで、そのほかにできる猫にきびの治し方が以下になります。

 

ストローを使った取り方

まだ猫にきびが軽傷な場合は、ストローでコロコロ簡単に取ることができます。

やり方は簡単。ストローを準備して、にきびがある場所にストローをあてて優しく動かすだけ。

円を描くようにコロコロするといいですね。

あくまで軽傷な場合のみ有効なので、痛がったり出血しそうな場合はいけません。

 

手作りエリザベスカラーで引っ掻きを防止する

猫にきびは軽傷な場合はとくに心配なく、それを痒みから引っ掻いてしまうことの、二次感染が怖いところです。

それを防止するために、カップラーメンの底を切り抜いて、手作りのエリザベスカラーを作ってみましょう。

わたしもこの動画で初めて見ましたが、とても便利そうですね。

エリザベスカラーの作り方は、「猫にエリザベスカラーは必要?ストレスのない物を手作りしちゃおう!」をご覧ください。

 

イソジンを塗る

人間用のにきび用の薬は猫には塗ってはいけませんが、イソジンは大丈夫です。

イソジンを5~8倍ほどに薄めて、コットンにつけてふきあげます。

軽傷~中度の場合にのみ有効で、1週間たっても改善が見られない場合は病院へかかりましょう。

 

おしぼりで拭く

①おしぼりを水に濡らす
②濡れたおしぼりをしぼり、電子レンジに30秒かける
③温かいおしぼりで猫にきびの箇所を優しくふきあげる

衛生的な肌の環境を作り、物理的にも効果が期待できます。

普段のお手入れから取りいれたい方法です。

 

バリカンで刈り上げる

イソジンを塗っても、にきびを取ってもなかなか治らない。

猫ニキビを治療していくと、どうしてもこの問題が立ちふさがります。

わたしも何度も猫ニキビは治療してきましたが、すんなり治るこもいれば、1~2週間だらだらと続いて、病院のお世話になるしかないということがあります。

 

これはなぜ適切な治療をしているのに治らないかというと、治療がにきびの部分に到達していないためです。

毛が深いので、イソジンなどの治療薬が患部に届かず、ほとんどの部分が毛に付着してしまい、効果が発揮できていないということです。

これは扱いが上手い下手に関わらず、お医者さんでもすべてを患部に付着させるのは無理です。

そのため、画期的な方法があります。

猫ニキビができている患部を、バリカンで毛を刈り上げてしまう方法です。

 

こんな感じで、バリカンで刈っていきます。

暴れたら危ないので、体はネットで固定して、動けないようにしておきます。

注意しなければいけないのは、これは皮膚がただれたり出血していない場合のみ有効な治療法です。

軽度~中度のときの治療法で、重度の場合は皮膚にダメージを負わせてしまうので、もりろん刈るなんてことはしていけません。

 

刈り上げたら、消毒液をガーゼにしみこませて、ぎゅっと患部に押し当てます。

これで、届かなかった患部に直接手が届き、有効な治療がほどこせます。

数秒押し当てたあとは、黒いつぶをかきだすようにガーゼを動かします。

 

治療後はこんなにきれいになりました。

軽度~中度の猫にきびにはもっとも有効的な治療です。


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