冬なんて嫌い!猫がとっても寒がりな3つの理由
2017/04/09
日本には美しい四季がありますが、猫を見ているとこの時期の冬はとっても寒そうにしています。
1日中こたつにもぐっていたり、外へのお散歩もまったくしなくなるほどです。
犬は猫と違い、寒い冬でも快適そうにしていますが、なぜ猫はこんなにも寒がりなのでしょうか?
猫の寒がりの理由をまとめました。
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猫が寒がりな理由
もともと暑い地域の出身だから
猫が寒がりな理由として一番大きな理由は、猫の祖先は砂漠出身の暑い地域であるということです。
猫の祖先はリビアヤマネコといって、水の少ない砂漠地帯でも生きられるように、乾燥に強い体となっています。
そのため水に触れることに耐性がなく、寒さにも弱い体の構造となっています。
このリビアヤマネコの血が、現存する猫にも基礎として受け継がれており、猫は寒がりであるという特徴につながっています。
ロシアに生息する毛がふさふさのサイベリアンなどは、ロシアの過酷な寒さにも耐えられるように進化しています。
とくに首まわりにふわふさの毛がありますが、これは成熟するまでに5年という長い時間を要します。
人間も首を温めれば体全体が温まるといいますが、この特徴をみても、猫も首回りをガードすれば寒さを防げるようです。
筋肉量が少ないから
猫は人間や犬と比べて筋肉量が少なく、身につきにくいという特徴があります。
猫の寝てばかりでごろごろした生活スタイルをみていれば、それも当然とうなずけますよね。
猫には体を動かすという習慣がないので、もともと筋肉への発達が弱いようです。
筋肉量が多く、てきどな脂肪がある。あるいは脂肪がたくさんついていると寒さに強くなります。
なので猫でも肥満ぎみな猫は、ほかの猫より少し寒さより強くなります。
うちの肥満猫ぶーちゃんも、ひとりだけこたつから頭をだして、体温の調整をしています。
子猫や老猫はとくに筋肉量が少ないので、人一倍寒がりなので、こたつや毛布など準備してあげましょう。
我慢しない動物だから
猫は寒さに弱いですが、夏も暑そうにぐったりしている様子をみかけます。
一般的には「猫は暑さに弱いんだな~」と思っている人が多いようですが、じつは猫は暑さに強い動物です。
もともと砂漠に生息していたのですから、むしろ暑いほうが好都合で元気に走り回ってもいいほどなのです。
それでも実際には風のあたる日陰でぐったりしているのは、ちょっとした暑さにも耐えたくない!という猫のわがままからです。
猫は温度に敏感なので、夏でも冬でも自分にとって一番の適温である場所を好みます。
それで冬はこたつやストーブ、夏は窓際やクーラーなど、暑がりであり寒がりなように見えるんですね。
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冬の寒さ対策
猫は寒がりだからといって、過剰におうちを温かくするものでもありません。
こたつや湯たんぽ、床暖房などは低温やけどの可能性もあります。
ストーブは、猫が接近しすぎて毛が焦げてしまい皮膚病になってしまうなどのケースもあります。
とくに猫に留守番させておくときなどは、万が一のことにならないためにも対策しておく必要があります。
厳選!3匹の猫の飼い主がおすすめする大人気のおもちゃ4選 |
「猫注意報!冬のこたつ・湯たんぽでの低温やけどの原因と治療方法」 |
猫がぶるぶる震えているのは寒いせい?
猫は温度に敏感な動物なので、寒さに身をまかせてずっと震えているということはほぼありません。
外猫なども寒さに応じて室外機の熱源であったり、電球の上に座る、または野良猫どうしで暖めあうという方法で暖をとります。
家猫の場合は、まずお家のなかにいれば、それだけで外気から遮断されるので寒さで震えるなんてことはありません。
猫が震えている場合は、以下の原因が考えられます。
・衰弱してけいれんを起こしている
・異常な体調不良
・ストレスで震えている
・パニック状態(うなる、瞳孔がひらくなど別の症状もあわせて見られる)
・恐怖で震える
このような原因で震えることがあります。
野良猫を拾ってきて、震えているようだから部屋を暖房でぬくぬく暖かくさせよう・・・というのは過剰かもしれません。
それは寒いからではなく、ただ知らないお家にきて恐怖を感じているだけかもしれません。
部屋の中も寒くない、別段猫にストレスを与える状況ではないという場合は、原因がはっきりしないので危険といえます。
この場合は病院で獣医さんにみてもらったほうがいいですね。
野良猫の寒さ対策
猫好きとしては、おうちの猫だけでなく、野良猫のことも気になってしまいますよね。
冬はとくに猫にとっては厳しい季節で、外で寒そうに縮こまっている野良猫をみると、とても辛い気持ちになります。
ほんとうは全ての野良猫を保護してあげたい・・・でも実際にはそうすることはできません。
そこで、ご近所に迷惑がかからない、野良猫は冬でも暖かくすごせる方法をご紹介します。
自然の断熱ベッドを作る
①人が入ってこれないような柵がある場所を探す
②木の側に穴を掘る
③
スタイロフォームB2厚さ30mmX巾910mmX長さ1820mm(1.44kg)【断熱材】【補修】【リフォーム】【日曜大工】【DIY】 |
このような断熱材を穴にそって切って、土に設置する
④断熱材が見えないように土をかける
⑤その上にさらに木の葉をひく
⑥野良猫に寛容な地域の場合、その上に入口用の穴をくり抜いた段ボールをおく
これで簡易な猫ハウスが完成です。
⑥の工程だけは、場所や地域の雰囲気をじゅうぶんに考慮した上で設置しましょう。
⑤までの工程はまず気づかれることはありませんが、⑥は明らかに怪しいです。
⑥は雨が降ると段ボールがふにゃふにゃになってしまうので、定期的に見に行って取り換えるようにしましょう。
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