猫の口臭対策!2か月で歯石を除去するスプレーから予防法まで
2017/04/09
「ふぁ~」と猫が大きなあくびをすると、うっ臭い!とあまりの口臭に顔をそむけることがあります。
猫の口臭は案外耐えられないほど酷く、口臭に悩んでいる猫飼いさんも多いようです。
わたしも猫の口臭に耐えられなくなった時期があり、色々な口臭対策に取り組みました。
本当なら、健康な猫の場合は息を止めたくなるほどの口臭はしないんです。
口臭の原因と、有効な口臭対策をまとめます。
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猫の口臭の原因
猫もある程度歳を取ってくると、若いころよりも口臭がきつくなってきます。
2~3歳の猫の口臭の匂いはそれほど感じず、その猫が5歳にもなれば相当臭ってくるなんてことがあります。
これは加齢と口のお手入れをしなかったという2つが合わさり、長年にわたり積み重なった歯石などから悪臭を放ちます。
猫の歯、とくに根本が黄色く黄ばんでいたら歯石がたまり、歯周病予備軍になっている可能性大です。
口内環境の悪化は、歯槽膿漏や歯肉炎にも繋がります。
これはただ単に口臭がきつくなるというだけでなく、その菌が体全体に餌を食べるたびに運ばれて、やがては心内膜炎、膿胸、腎臓病など生命にかかわる病気に発展します。
歯磨きをしていない
多くの猫の口臭の原因は、飼い主が定期的に歯磨きをしていなかったためにあります。
えっ猫に歯磨きなんて必要?と思うかもしれませんが、人間と同様、本来なら猫にも歯磨きは必要です。
近年は猫の寿命も年々長くなっており、それに伴い口内環境の病気は増えているそうです。
歳を取っても体は元気でも、歯が痛くて餌が食べれられない。そんな苦しい症状が、歯磨きをしていなかったために出ている老猫も多いようです。
口臭とよだれ、餌が食べられない場合
この3つの症状が見られる場合、口内炎の疑いが濃厚です。
よだれに血が混じる場合もあり、とにかく口が痛いために口の周りのグルーミングさえやめてしまうため、次第に顔が汚くなってきます。
人間の場合口内炎は軽いよくあることと捉えてしまいますが、猫にとって口内炎は一般的ではりません。
口内炎を発症している場合、他の重大な病気から発生している場合が多く、ウイルス感染や腎不全、糖尿病などの疑いがあります。
口臭とくしゃみをしている
猫風邪にかかっているときは口臭がいつもより悪化して、くしゃみをするようになります。
とくにヘルペスウイルスが原因の場合は、危険な状態になる可能性があります。
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口臭を改善する方法
まずは猫の口臭の原因をつきとめるのが先決です。
歯石によるものなのか、すでに歯周病にかかっているのか。
あるいは歯槽膿漏や歯肉炎、猫風邪。ネコ白血病で免疫力が低下して、口内環境を悪化させている場合も少数ですがあります。
猫がだるそうにしている、元気がない、嘔吐があるなどの他の症状も見られる場合は、先に病院で検査してもらいましょう。
匂いの少ない餌に変える
口臭は唾液を多く必要とする、固い食べ物の方が匂いが少なくなります。
猫缶などの柔らかく水分が多いウェットフードは、食べる時に唾液を出す必要がないので、唾液による口内の殺菌作用が働きません。
また柔らかいため、そのまま歯に食べかすが残ってしまうことが多いです。
そのため、カリカリのドライフードを中心にあげたほうが口臭を押さえることができます。
固いためよく噛むことでたくさんの唾液が分泌され、食べかすも残りにくくなります。
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このようなドライフードの中でも自然由来成分を配合した、口臭に効果があるアボカド成分が入っているタイプがおすすめです。
スーパーで売られているフード類はやはり臭いがどうしてもきつくなってしまうので、餌を変えただけでも歯周病などにかかっていない猫は改善されます。
歯磨きをする
本来なら歯磨きは毎日したほうが理想的です。
猫は人間よりも歯石が定着するのが早く、虫歯になりやすい口内環境をしているためです。
歯磨きの詳しい磨き方は「猫の歯周病率80%!歯磨き嫌いな猫にも歯をぴかぴかに保つ方法」をご覧ください。
しかし一つ問題なのは、歯磨きではすでに歯に定着している歯石を取り除くことはできないということです。
まだ歯石が定着していない子猫などには歯磨きは有効ですが、すでに口臭が臭いという猫の場合には、これ以上悪化させないための予防にしかなりません。
一度歯石を取り除いてまっさらな歯にしてから、歯磨きをしていく必要あります。
歯石除去スプレーを使う
わたしも使用している、口臭効果最も効果がある方法がスプレーを使用する方法です。
数年前までは歯石除去は病院でするほかなく、それも全身麻酔が一般的でした。
猫にとって全身麻酔は危険な場合もあるので、症状が悪化している本当に困っている老猫などには体力の問題などで手術できないこともあり問題となっていました。
しかし今は便利になったもので、歯石除去のスプレーを使えば数か月で歯石を除去できます。
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それがこのリデンタ。
最近では動物病院でもおすすめされている方法で、毎日口内に吹きかけるだけで早くて2か月、遅くとも6か月で歯石を除去できます。
それ以降も続けてあげれば、歯磨きをする必要もなくお手軽に口臭改善できるとして注目されています。
歯磨き効果があるおやつを与える
食べるだけで歯磨きの効果があるガムなどもたくさんの商品があります。
これも毎日与えれば歯磨き効果もあり、固いため唾液が出て、口内環境を良好にさせる働きがあります。
しかしこれもやはり歯磨きと同様、一度歯石などを取り除いてしまわないと効果は得られません。
これだけを与えてもほんの少し口臭が弱まるだけで、根本的な解決にはなりません。
やはり病院で歯石を取ってもらうか、リデンタなどで歯石を元から除去する必要があります。
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