湯たんぽでの猫の低温やけどの危険を防ぐ!安全に使用するためのポイント
2017/04/09
猫は暑さには強いですが、寒さは大の苦手!
冬になるとずーっとこたつの中から出てこないなんて猫は多いです。
でもお留守番させるとき、こたつやストーブは火事の危険があるため、つけっぱなしにして出かけるのは恐いですね。
そんなとき役に立つのが湯たんぽ。
湯たんぽははじめに温かいお湯を入れていれば、数時間はその温かさを保ち、寒さから守ってくれる優れものです。
猫に湯たんぽをどう使うか?おすすめの湯たんぽなどをご紹介します。
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湯たんぽを安全に使用するための注意点
お家に人がいるときは、こたつやエアコンなどの暖房器具を使用するため、湯たんぽを使う機会は少ないと思います。
猫をお留守番させたり、夜眠るときに湯たんぽを猫にあげるなど、猫が湯たんぽを使う場面は、人の目が届かないときが多いようです。
そのため、不注意な使い方をしてはお湯が漏れ出したり、猫に危険が及ぶケースがあります。
湯たんぽの事故として一番多いのは、低温やけどで、冬場になると相当な数の猫が毎年動物病院へ運ばれてくるそうです。
湯たんぽを安全に使うためには、
使用上の注意をよく読む
湯たんぽには様々な種類があり、一般的なポリエチレンタイプや、ステンレスタイプ、ゴム製タイプの三種類が代表的です。
他にも陶磁器タイプやペットボトルで手作りするタイプなどがあります。
それぞれの種類や形状でで、適切なお湯の温度やお湯の量は違い、注ぎ口まで目いっぱいお湯を入れるタイプや、3分の2ほどお湯を入れるタイプなどがあります。
必ず使う湯たんぽの特長を確かめ、使用中に蓋が外れてお湯が漏れ出さないように気をつけましょう。
お湯の量の適切量を守る
必ず使用上の注意をよく読み、湯たんぽのお湯の適切量を確認しましょう。
お湯はたくさん入れればいいというわけではなく、お湯の量を守らないと、気圧変化で湯たんぽが変形してしまったり、蓋が開いたりしてしまいます。
お湯がこぼれて火傷する危険や、せっかくの湯たんぽが壊れて使えなくなるなどの事故があります。
自分にお湯がかかるくらいならまだいいですが、暖かく安心して寝ている猫にお湯がかかるなんてことは考えたくもないですよね。
安全のために、しっかり量を測ってから入れましょう。
温度管理をする
湯たんぽで最も気を付けなければならないのは、お湯の温度です。
説明書の欄に、必ず耐久できるお湯の温度は書いてあるので、それ以上の温度のお湯は入れてはいけません。
また、入れた後の湯たんぽの温度の管理も重要です。
低温やけどは44度の物に3~4時間触れることによって起こります。
温度が高くなればなるほど、その時間は短くなり、高すぎる温度の湯たんぽは、高い危険性を持ちます。
安全に使用するためには、湯たんぽをカバーに入れた後、表面温度が何度になっているかが重要です。
触ってみて熱すぎると感じたら、カバーを二重にする、毛布の下にくぐらせて湯たんぽを猫が直接触れないようにするなどの工夫が必要です。
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湯たんぽと猫との相性を確認する
人間でもそうですが、冬場こたつやホットカーペットで寝ていても、低温やけどは早々起こらないことが多いように思えます。
低温やけどは動きが少ない人に起こりやすく、運動不足な人、寝返りが打てない赤ちゃん、体力の少ない老人などが、寝ている時の身動きの少なさから発症します。
若くて健康な人は寝ている間も無意識に寝返りを打ち、触れている面がころころと変わるため、低温やけどの発症リスクが少なくなります。
そのため、よく眠る赤ちゃん猫や老猫、病気の猫には湯たんぽは低温やけどのリスクが高まると言えます。
若い猫の場合でも、湯たんぽにべったりくっついたまま数時間眠る猫にも注意が必要です。
湯たんぽを猫に与えるときは、まず数日間猫の様子を観察して、湯たんぽとどのようにして関わっているかをチェックしましょう。
湯たんぽでの低温やけどの危険性
湯たんぽ唯一のデメリットなのが、低温やけどの危険性があることです。
体温より少し熱い40度以上の物に同じ部分を長時間触れていると、低温やけどしてケガをしてしまうことがあります。
低温やけどは温度の低さから、なったとしても軽傷で済むと考えられがちですが、重度になると手術しなければならない事態も起こりえます。
「猫注意報!冬のこたつ・湯たんぽでの低温やけどの原因と治療方法」 |
猫におすすめの湯たんぽ
低温やけどしにくい湯たんぽ
うちの猫に使っている湯たんぽですが、珍しいウェットスーツ素材を使った湯たんぽです。
なんとか低温やけどのリスクを減らしたいと思い、この商品に辿りつきました。
ウェットスーツ素材を使用しているので、非常に低温やけどしにくく、湯たんぽの常識を覆す程の柔らかさがあります。
枕のように使用できるので、どんな体勢にもフィットしてくれます。
猫がダメになるクッションがありましたが、まさにこれは猫がダメになる湯たんぽです。
唯一気を付けたいのは、柔らかいためお湯を入れた後キャップを閉める時、慎重に絞めてほしいという点です。
キャップを閉めずに湯たんぽに触ってしまうと、あまりの柔らかさからお湯が溢れだしそうになり危ないので、必ず確実に閉めてから持ち運びましょう。
手作り湯たんぽ
湯たんぽは100均でも売っていますが、それよりも安く湯たんぽの代わりになる物が、ペットボトルです。
ペットボトルにお湯を入れて、それを厚手の靴下の中にいれれば、簡単に湯たんぽが作れます。
熱く感じるときは、靴下を二重にするなどして、触ったらぬるいくらいの温度が適切です。
気を付けたいポイントは、ペットボトルは熱に弱く、熱を想定していない薄いペットボトルの耐熱温度は50度ほどということです。
耐熱性のペットボトルでも、70度以上のお湯はペットボトルがへこむ等の危険があり、お湯が漏れ出してしまう危険があります。
そのためお湯を温度計ではかっていれるなど、徹底した温度管理が必要になります。
また、何度も使用すると耐久性が落ちるため、3回使ったら新しいペットボトルに代えましょう。
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