【スプレー行動を消臭撃退!】猫のマーキングをやめさせる5つの方法
2017/04/09
すりすりすりすり・・・柱やソファーなど、いたる所で猫は体をこすりつけて自分の匂いを移すというマーキング行動をおこします。
これは自分の匂いをつけることで、その周辺は自分の縄張り!と主張して、他の猫への侵入を防ぐ働きがあります。
だから猫がマーキングするのは自分の身の安全を確保するために、重要な行動なんですね。
しかし、マーキングの中でもおしっこをまき散らす「スプレー」行動は困ったものです。
今回はスプレー行動の原因や、やめさせる方法などを解説します。
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マーキングを防止する方法
まずはこれ以上マーキングされることを防止するため、最善の策をこうじましょう。
猫がマーキングした場所を完全に消臭して、臭いや汚れをふき取りましょう。
猫は自分でマーキングした臭いをかぐと、つられてまたマーキングをしようという行動を起こします。
その思い立つきっかけの痕跡を消臭してしまえば、「あれ、マーキングってなんだっけ?」な状態になります。
におい消しの方法としては、柑橘系の果物を絞って、水に薄めてスプレーすることで効果を発揮します。
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このような消臭効果の強い猫用のバイオにおい消しもおすすめです。
これをスプレーしたところにお皿にもって置いておけば、嫌な臭いを消して清潔な空気を保ってくれます。
スプレーのマーキングをやめさせる方法
トイレ以外の場所におしっこをひっかける行動をスプレーと言います。
スプレーをする猫はオスの場合が多く、自分の存在や力を周囲に知らしめるための行動としてとります。
権力の象徴と言えるので、メスではあまりスプレー行動は見られません。
メスがスプレー行動する場合は、強いストレスや危機感を感じていると思われます。
途中からスプレーするようになった
今までトイレでおしっこしていたのに、急にトイレ以外の場所にスプレーし始めた場合、4つの原因は考えられます。
①トイレが汚い
多頭飼いの場合はよりトイレが汚いため、スプレー行動するようになったという原因が考えられます。
基本的に猫1匹あたり1つのトイレを用意することが好ましく、トイレが汚れていて、他の場所でしたら気持ちがよかった。
だからトイレが汚れていなくても、他の場所でおしっこするようになる。ということがあります。
これはスプレー行動ではなく、本当におしっこしたいための行動なので、トイレを綺麗にして、いつでも清潔だよ!という状態をもう一度分かってもらえば改善させられます。
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家に人がいなくてトイレを掃除できないという場合は、このような全自動の猫用トイレがおすすめです。
最長30日清潔を保てるとありますが、さすがにそれは使いすぎ(^^;)
しかし3日くらいなら余裕なので、時間がないかたには便利です。
②トイレの場所や物を変えた
トイレの場所を玄関や洗濯機の横に変えた、あるいはトイレ自体を古いものから新しいものへ変えたなど、猫は些細な変化に敏感です。
とくにトイレの場所が落ち着かない人の出入りが激しいところや、突然大きな音が鳴るところなどは論外です。
恐怖を覚えて、トイレが怖いもので立ち寄らなくなってしまいます。
そのときは元の位置にトイレを置き直して、古いものと同じタイプのトイレを買い直しましょう。
まったく同じトイレがもう売っていないという場合は、できるだけ大きさや形が似ているものが望ましいです。
猫は色を判別する視力は弱いので、カラーは何色でもOKです。
③ストレスを感じている
突然猫がマーキングし始める場合は、ストレスを感じているという原因が一番多いです。
分かりやすいところでいうと、新入りの猫が入った。引っ越しした。などの生活環境が大きく一変するようなことが大きなストレスとなります。
そんな大きな変化はなかったのに、という場合でも、猫は「えっそんなこと?」というどころで機嫌を損ねているときがあります。
例えばいつものご飯の器が変わった。なでなでしてくれる時間が減った。お気に入りの毛布を仕舞われてしまった。などです。
他に、不安を感じているストレスがあります。
窓越しや庭先に野良猫が出るようになったなど、他の猫の存在を感じると、自分の縄張りを示そうとマーキングをし始めます。
このようなストレスや不安が原因のマーキングをやめさせる方法は、もちろん猫がストレスや不安に感じている原因を取り除いてあげることが一番です。
あまりに落ち着かない様子なら、猫が過ごす部屋を1部屋に限定して、その部屋に清潔なトイレと寝床を確保して、隔離のようにしてあげます。
人間もその部屋にいるようにして、怖いものは何もない。ずっとそばにいるよと頭をなでてあげましょう。
スペースが限定されることで安心感をもたらし、元のトイレでおしっこしてくれるお利口なこに戻ります。
④交配の時期によるスプレー行動
これは去勢手術をしていない猫に見られる行動です。
まれに去勢手術しても若い猫は3歳くらいまで春先になるとスプレー行動しますが、時期がたてば収まります。
また、去勢手術した猫のおしっこは、する前と比べて尿の匂いも軽減されます。
ほとんどの場合は去勢手術すれば収まるので、まずマーキングに悩まされている場合は手術が先決です。
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最初からマーキング行動してトイレでおしっこしてくれない
野良猫を拾った場合や、成猫を人から譲り受けた場合など、家にきたとたんマーキング行動することが見受けられます。
しかしこれはある意味猫にとって当たり前で、正常な行動です。
知らない場所に来たわけですから、まずは自分の匂いを振りまいて「ここは自分の家!」と主張しなければいけないんですね。
しかしそんなことをこちらとしては許せないので(^^;)「トイレはここだよ」とトイレの場所まで連れて行って覚えさせなくてはいけません。
何度かマーキングして満足すれば、猫は通常清潔な場所が好きでトイレを覚えるくらいの知能はあるので、徐々にトイレでおしっこしてくれるようになります。
この場合は、何度かのマーキング被害は避けれないですね。
どんな手を使ってもマーキングをやめてくれないときの最終手段
去勢手術しても、トイレを綺麗にしてもいっぱいかまってあげても、とにかく何をしてもだめ!
こうなると、猫と一緒に生活することが困難になってしまいます。
うちも2日連続で布団に粗相されたときは、泣きたくなりました。というか泣きました(^^;)
そのくらい、人にストレスがたまってもまずいので、こうなったら最終手段に出ます。
このような猫犬用の忌避スプレーを使います。
これは猫が嫌がる臭い柑橘系のニオイと、刺激成分(ペッパーオイル)などが配合されています。
猫や人間の体に害があるものではありませんが、猫にとってはストレスとなりその場に立ち寄ってこなくなる効果があります。
これをスプレーする場所に吹きかけるわけですね。
スプレーをしている現場を目撃したら、そのとき猫に吹きかけても効果があります。
それを繰り返してマーキングできる場所を少なくしていき、トイレ以外の場所ではできない!という強制作戦です。
トイレでするしかないんだ。と一度分かってくれれば、トイレでおしっこしてくれるようになります。
ただ猫がねぜスプレー行動を起こしていたのかは解決できていないわけですから、環境には十分配慮して、できるだけ猫をなでなでしてかまってあげましょう。
スミに激しくマーキングする猫
なぜか消臭用のスミに激しくマーキングするぐっちゃん。
こんなかわいい害のないマーキングは人間に香る匂いがするわけでもないので、どんなにしてくれてもいいんですけどね。
猫は気に入ったものにマーキングしますが、スミが気に入ったみたいですね(^^)
赤ちゃんにすりすりする猫
新入りの人間の赤ちゃんにすりすりすりすり・・・
これも一種のマーキング行動で、新しいものに対して自分の匂いをつけようとしているんですね。
気に入られたという証拠なので、これから仲良しの赤ちゃんと猫の関係になれそうです(^^)
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