猫の平均寿命は15歳!オスとメスに差がある理由。長生きする種類まで
2018/10/24
ここ最近の猫の平均寿命は良質なキャットフードや医療の発達、飼い主の意識の変化により高くなってきています。
少し前までは、10歳も生きると長生きだね~なんて言われていましたが、今では15歳くらいの猫は珍しくありません。
20歳を超える大台の猫も増えてきています。
そんな猫の平均寿命はどれくらいなのか、オスとメスの平均寿命の差についてまでをご紹介します。
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猫の平均寿命
日本ペットフード協会が2013年に発表したデータによると、猫の平均寿命は15.01歳になっています。
平均寿命がここまで高くなっているとは思いませんでした。
15歳が平均寿命なら、飼っている愛猫は20歳くらいを目指したいですね。
室内飼いの猫の方が長生き
外に自由に外出できる猫と、室内飼いの猫とでは平均寿命に差が出ました。
外に外出できる猫の平均寿命は13.16歳。
完全室内飼いの猫の平均寿命は15.99歳。
その差なんと2.83歳と、約3歳も平均寿命に差があることが分かりました。
これは外飼いの猫は、外に出ることで病原菌をもらってきて病気になりやすい。
猫同士で喧嘩してけがを負いやすい、事故にあいやすいなどの理由から、平均寿命が下がっていることが原因です。
猫は行動範囲が狭い動物なので、家の中でも十分に満足して暮らすことができます。
猫に長生きしてもらうためにも、できるだけ室内飼いがおすすめです。
オスよりメスの方が長生き
オスの平均寿命は14.3歳、メスの平均寿命は15.2歳と、その差0.9歳あることが確認されています。
人間でも男性は80歳、女性が86歳と女性の方がかなり長く長生きすることが分かっています。
人間にはX染色体があり、女性にはこれが2本ありますが、男性には1本しかありません。
X染色体は老化防止の効果があり、これにより女性は男性に比べて老化のスピードが遅いとされています。
しかし猫には人間のように性別で大きな個体差はありません。
それなのに1歳近くも平均寿命が違うのは、オスの方が縄張り意識が強く、喧嘩などによって怪我を負うケースが多いためだと考えられます。
そして最近は女性は出産をすることで、細胞が若返るという事が発見されました。
猫にもそのような効果があるのかは分かりませんが、出産を経験している猫としていない猫ではまた平均寿命が違うかもしれません。
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猫の種類でも平均寿命は変わる
・平均寿命が15歳以下の種類
マンチカン
スコティッシュフォールド
ロシアンブルー
シャム猫
アメリカンショートワイヤヘア
エキゾチックショートヘア
オシキャットヘア
シンガプーラ
・平均寿命が15歳以上の種類
アメリカンショートヘア
チンチラ
ペルシャ猫
日本猫
ラグドール
ジャパニーズボブテイル
ターキッシュアンゴラ
バーミーズ
ロシアンブルー
猫の種類による寿命は、猫の血統によりかかりやすい病気や、元々の免疫力によって変わります。
そして血統書があるブランド猫より、雑種のほうが長生きになる傾向があります。
やはり同じ血で構成されるブランド猫より、色々な種類の猫の血が混じりあっている雑種の方が、免疫力が高く、病気しにくくなるためでしょう。
猫をもっと長生きさせよう!
平均寿命よりも猫を長生きさせるための飼い方やコツは、
「20歳以上の猫を飼っている人に聞いた猫を長生きさせる9つのこと」
「猫を長生きさせる健康診断の種類や費用はいくら?老猫は1年に2回が理想」
をご覧ください。
ギネスに認定された世界一長生きな猫
ギネスに認定された1967年~2005年まで生きて、なんと38歳と3日という大記録を打ち出した猫がいます。
アメリカのテキサス州オースティンに住んでいた猫で、クリームパフという名前です。
なんともおいしそうな名前ですが、この大記録は今でも破られておらず、記録を脅かすほど長寿な猫も現在のところはいないようです。
人間で換算するならば160歳ほどですから、いかに大きな数字かということが分かります。
そして驚くことがもう一つ、クリームパフの飼い主はJake Perryさんという男性なのですが、もう1匹猫を飼っています。
この猫はスフィンクスのグランパという名前で、なんと34歳2か月4時間という、これまたびっくりするほど長寿な猫なのです。
ギネスにも世界第2位と認定されており、1位と2位の長寿の猫はどちらもJake Perryさんが飼っていたということです。
猫の元々持っている体力などもありますが、やはり猫の長寿の秘訣は飼い主次第なんだなと実感しました。
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