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かわいいけれど動けない!膝の上に乗ってくる猫の気持ちとは?

      2017/04/09

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猫は温度の変化に敏感で、少しでも寒くなると膝の上にぴょこんと乗ってくる機会が増えます。

温かいから利用しているんだろうとは思いつつ、じつはそれ以外にも猫には膝の上に乗ってくる理由があるようです。

膝の上で眠ったり毛づくろいをしたり、猫はどうしてこのような不安定な膝の上にくるのでしょうか?

今回は猫が膝の上に乗ってくる理由と、猫を下す方法をご紹介します。

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猫が膝の上に乗る理由

天然のホットカーペットがそこにあるから

まず猫が膝の上をもっとも好む理由として挙げられるのが、膝の上は天然のホットカーペットのように温かいからです。

人間の体温は36度、猫の体温は38度と、熱すぎもせず、ぬるくて心地よいちょうど良い温度なんですね。

そして猫が好む暖房の取り方として、猫は下から温まることを好みます。

これは、毛が少なく冷えやすいお腹を温めたいからで、それで猫はいつも丸まってお腹を温めているんですね。

膝の上はお腹を温めるには、とても適した場所なんですね。

そのため、夏場は猫がぜんぜん膝の上にこないケースが多いです。

 

柔らかいから

猫用のクッションを買っても、ふかふかのベッドを用意してもそこでは寝てくれない・・・。

猫のグッズはたくさんありますが、なかなか猫が気に入らずに使ってくれないということは猫あるあるだと思います。

専用グッズを使わずに猫がどこで寝ているかというと、人間のソファーやベッド、洗濯物の上などですね。

猫が何を気にいるかは使わせてみないと分かりませんが、大抵の場合、やはり人間品質の物を好むようです。

 

そして柔らかくて適度に固さがあってちょうどいいのが、人間の膝の上です!

猫はもともと砂や土に触れていて生活していたため、適度に柔らかく、それでいて固さがある物が本能的に好きです。

そうなると、ベッドよりソファーより何より、お膝があったらそこで眠りたいんですね。

 

安全だから

猫は用心深い性格で、警戒心が強い動物です。

ピンポーンとチャイムが鳴っただけで隠れたり、外から不審な物音がするととても気になってしまいます。

そんな警戒心が強い猫が、頼りにして安心しきっているのが飼い主さんです。

「飼い主のそばにいれば何が起こっても大丈夫」という、絶対的な安心感からお膝の場所をゲットしたいと思っている猫もいるようです。

猫からとても信頼されている証拠なので、嬉しい気がしますね。

 

甘えているから

猫はクールで単独行動が好きな動物だというイメージが一般的ですが、猫と一緒に暮らしてみると、そうでもないことが分かります。

これは猫の性格によるところが大きいですが、とても甘えん坊な猫もいます。

膝に乗ると、必ずたくさんなでなでをしてもらえますから、撫でられるのが好きな猫にはまさに絶好のポジション。

わたしの出会ってきた猫は、まず8割がたの猫が仲良くなれば甘えん坊な面をたまに見せます。

 

そして8割の中のさらに半分の猫は、とても人懐っこく甘えん坊でした。

元々の性格が甘えん坊だと、家の中では飼い主に付きまとってストーカーし、座ったと思ったら即膝の上にのってきます。

とくに猫を単独飼いしている猫に多く見られる傾向で、唯一の仲間だと思っているのかもしれません。

とくにオス猫が甘えん坊で、膝に乗ってくる割合が高いです。

 

何かしてほしい要求がある

膝の上にのってきて、立ったままで座ろうとしない。寝ようとしないなら、何か飼い主にしてほしいことがあると考えられます。

前足で「ねえねえ」とつついてきたり、顔をじーっと見つめてきたり。

このような特徴が見られたら、ご飯は足りているか。トイレは清潔かなどを確認したほうがいいでしょう。

 

ナワバリの一部となっている

猫はナワバリ意識が強い動物で、家の中は全て自分のナワバリだと思っています。

そのため、柱にすりすりして自分の匂いをこすりつけたり、ときにはマーキング行動が見られます。

そして、これが家の物だけでなく、飼い主にも及んでいるのではないかと考えられます。

自分のナワバリを縦横無尽に動いている飼い主は、その行動を許していることは猫にとっては寛容であり、信頼の証とも取れます。

そしてそのナワバリの一部を、きちんと自分の物だと主張するために、たまには膝の上にのって匂いをつけて、どこにも行けないように動きを制限していると考えられます。

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膝の上から猫を降ろす方法

猫が膝の上にのってくるのは嬉しいけど、忙しい日常、あまりゆっくりもしていられませんよね。

猫の気ままのペースに合わせていると、いくら時間があっても足りません。

しかし、強制的に膝の上から下してしまうと、なんだか猫に申し訳ない・・・嫌われてしまうかもしれない。

そんな考えがよぎってしまいます。

そんなときどうすれば猫と良好な関係を築いたまま、自由の身になれるのでしょうか?

 

周りの物を投げてみる

有効な方法として、猫がいて動けない状態から手に入る物で、猫の気を引ける物を探しましょう。

猫の好きなおもちゃが手元にあれば、ラッキーですね。

猫の前で動かして興味を引いた後、遠くに投げて猫を自然に膝から下すことができます。

他にも靴下や服のヒモ、メガネ、丸めたレシートなど、ある物を工夫しておもちゃにしましょう。

必ず手に入るものとして、猫の毛を集めた猫ボールもおすすめです。

 

「ご飯だよ」と言ってみる

「猫の知能は犬と同じレベルなのが判明!頭の良さを動画で比較してみる」

でご紹介しましたが、猫は自分の名前や興味津々のご飯という簡単な単語は、理解しているということです。

これを利用して、食いしん坊な猫なら、「しーちゃん、ご飯にしようか。ご飯ご飯↑」とテンション高めにいってあげると、「にゃー!」と言ってお皿の方に飛んでいきます。

うちの猫はこの作戦に3匹中2匹が引っかかります。

この作戦の難点は、言ったらご飯を上げないと嘘になってしまうということです。

少量でいいのでお菓子やかつおぶしなどあげると、猫との信頼度もそのまま落ちることはありません。

 

地震を起こしてみる

膝をがくがくと揺らして、地震を起こしてみましょう。

怖がりな猫はこの方法でどいてくれますが、「飼い主の膝は安全」という神話が猫の中にあるためか、あまり効果がない猫の方が多いです。

「お前がこの揺れを起こしているんだろう?」と怪訝な目で見つめられることもあります。

 

後ろ足の下から手を入れてみる

猫がぺったりと寝ている、お尻から後ろ足の下に、無理やり手を突っ込んでみましょう。

不自然な姿勢で寝ずらくなり、起き上がったり、膝から手がどかないとなると、どいてくれる猫もいます。

お腹をこしょぐるのもありですが、撫でられていると勘違いして、ゴロゴロと喉をならしてさらにくつろいでしまう場合もあります。

 

普通に降ろして大丈夫

強制的に降ろしたら、猫から嫌われてしまうかもしれない。

猫にストレスを与えてしまうかもしれない。

そんな風に考えて、動きたくても動けない飼い主さんは多いです。

しかし、猫はどかすという行為自体には、あまり不快感を感じていないと考えられます。

 

猫は気ままな動物で、その気ままさは同じ猫同士でも、誰かを縛り付けるような行動は取りません。

犬は、上下関係があったりと行動を制限されたり、役割がありますが、猫にはそれがありません。

だから、飼い主が自分をどかしても、「ふーん」くらいで、とくに気にすることもないんですね。

猫のことを考えて、「こんなに気持ちよく寝ているのに、おろすなんて可哀そう」と思ってじっと耐えているのは、人間の協調性や思いやりからきているんですね。

 

下しても何度でも登ってくる猫

何度も猫を下に下しますが、即効で戻ってくる猫。

お腹をもみもみしているのは、甘えているというサインと、これから眠ろうとしているサインです。

がっつり寝ようとしているので、これを許したら1時間はこのままになってしまう(^^;)

こんなときは、ぐっすり眠る前に下しておきたいですね。

 

膝の上でゴロゴロ

ただでさえ気持ちがいい膝の上に、毛布までしいてとても寝心地が良さそうなこの動画。

猫は有名なこむぎちゃんです。

ゴロゴロと喉を鳴らして、とても幸せそうですね。


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