猫が大嫌いなドライヤーのかけ方のコツとおすすめグッズまとめ
2017/04/09
猫がもっとも嫌いなものとして、シャンプーが挙げられますが、次に怖いのはドライヤーではないかと思います。
うちの3匹の猫ももれなく全員シャンプーもドライヤーも大嫌いです。
それでも、やはりたまにはシャンプーをしてドライヤーをしなければならない場面があります。
とくにこれからの夏は、体が汚れる機会も多くなりますよね。
今回は猫が怖がるドライヤーについて、コツやおすすめグッズなどをご紹介します。
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ドライヤーを嫌がる猫
ほとんどの猫は、ドライヤーのあの音と熱気を嫌がります。
またドライヤーが登場するのが、決まって嫌なシャンプーの後というのも嫌いな理由になっているようです。
しかし、もっとも猫がドライヤーで嫌がっているのは、やはりあの大きな音です。
猫は人間よりも聴覚が8~10倍ほども大きく聞こえるとされています。
とくに、シャンプーをした後の猫は生存本能が刺激されていて、過敏になっていると考えられます。
そのため聴覚も通常より敏感になっており、さらにドライヤーの音が大きく聞こえている可能性があります。
そのため、毛を乾かすためにドライヤーは使わない。ということがまずはおすすめです。
毛は乾かさないと風邪をひいてしまうので、ドライヤーを使わないで毛を乾かす方法を試してみましょう。
タオルドライは必須
乾かすポイントとして、7割タオルドライで、残りの3割をドライヤーやその他の方法で乾かすことが目安です。
大部分の水分はタオルドライの段階で拭きとってしまいましょう。
ここで重要なのが、吸水性のあるタオルを使用することです。
使い古した吸水性の悪いタオルでは、5割ほどしか水分を拭き取ることができません。
タオルは最低でも2~3枚使う、あるいは吸水性の高いマイクロファイバーのタオルなどを使用しましょう。
通常の2分の1ほどの時間でタオルドライをすることができ、しっかり乾かせば夏ならこれだけでドライヤーをかけずともOKです。
キッチンペーパーを使う
タオルドライをした後、裏技としてキッチンペーパーを3枚ほど使用して、残りの水分を拭き取りましょう。
キッチンペーパーは細かな水滴も見逃さずに、タオルではどうしても吸いきれなかった残りの水分までふき取ってくれます。
水のいらないシャンプーを使う
ドライヤーを使わないという選択肢をとるなら、そもそも猫をシャンプーで流さないという方法もあります。
それがこの「水のいらないシャンプー」です。
猫が舐めても大丈夫なように、100%食品と認められている成分から作られています。
顔周りやお尻といった部分的なシャンプーにも使えるので、うちでは皮膚病を発症しやすいハルくんに定期的に使っています。
無着色・無香料となっており、ふんわりとした毛並に仕上がります。
冬はこたつを使う
冬はタオルドライ→キッチンペーパーで仕上げをしたら、その後はこたつに猫を潜らせておきましょう。
うちではいつもこたつをスタンバイさせてからシャンプーしますが、終わった後は一目散にこたつに駆け込み毛づくろいをしています。
そのときポイントなのが、こたつの床にタオルを敷いておきましょう。
できれば吸水性が高いマイクロファイバーなどの専用タオルが効果的です。
夏は暑い日の昼間を狙う
夏の場合、タオルドライ→キッチンペーパーで仕上げをした後、窓際で日向ぼっこをさせておくのもありです。
この場合は、キッチンペーパーの段階で水分の8割ほどは乾かしておきたいですね。
ヘアドライ手袋を使う
100均に売ってあって思わず買ってしまいました。
吸水性の高いポリアミドという素材から作られており、手袋になっているので、猫を撫でながら乾かすことができます。
もともとは人間用で、ドライヤーをしているときの手につける物ですが、家では日向ぼっこして毛を乾かしている猫をなでなでしながらふきふきするのに使っています。
音の小さいおすすめドライヤー
アイリスオーヤマ ペットドライヤー ホワイト PDR-270
実際に家で使用しているのが、このアイリスオーヤマのペットドライヤーです。
ペット専用のために作られたとだけあって、非常に小さな音であることが特徴です。
そしてこの特徴的な形ですが、ノズルを引き出して、両手で猫を押さえながら乾かすことができる便利な作りになっています。
逃げようとする猫をしっかりキャッチして、なおかつなでなでしながらドライヤーができます。
実際どのくらいの音量かというと、この動画くらいです。
うちの猫は最初いつものドライヤー地獄がくる!とこれを当ててもじたばたニャーニャーしてましたが、音が小さいと分かると徐々に慣れてくれました。
今はシャンプー中だけ暴れ回って、ドライヤー時はじっとしてくれています。
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早く乾かすためののコツ
ドライヤーをかけるコツは、毛の一部にドライヤーを当てずに、猫の体全体を包み込むように風をあてましょう。
一部だけにあてると、猫の皮膚は人間より薄いため火傷を負ってしまうことがあります。
また、長毛種の場合は、できるだけ毛をぱさぱささせながら、ドライヤーの風を毛の中に送り込むように、泡立てる気持ちで乾かしましょう。
ドライヤーをあてるのは猫の体の横、おしり方面から風をあて、正面からはあてないようにしましょう。
ドライヤーが好きな猫
なんとお風呂にも入っていないのに、自らドライヤーによってくる猫。
とてもドライヤーが好きなようで、とくに冷風を当てられると、ゴロゴロのびーんとしてしまうそうです。
猫もドライヤーの気持ちよさを分かってくれればいいんですけどね。
1時間ドライヤーを受ける猫
ノルウェージャン・フォレスト・キャットの猫です。
毛が濡れていてもなんだか高貴な雰囲気が漂ってくる猫ですね。
体が大きく毛が長いノルウェージャン・フォレスト・キャットは、なんと1時間もかけてドライヤーをかけるそうです。
それでもこんなにじっとして、嫌がらないのはもうドライヤーなんて慣れっこなのかもしれません。
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