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猫の夜泣き対策!夜にニャーニャーを防ぐ その理由とは?

      2017/04/09

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猫に夜中にニャーニャーと夜泣きされてしまうと、ご近所迷惑になって困ってしまいます。

うちのしーちゃんも、親とはぐれた野良猫だった子猫のころ保護しましたが、そのときは夜か細い声で寂しそうに夜泣きしていました。

まだ子猫でうちに慣れていなかったこともあって、ご近所に聞こえるような大声でなかったのが幸いでした。

しかしうちの中には響き渡るし、なにより寂しそうで辛そうで当時は気になって寝不足になったものです。

そんな猫の夜泣きはどのように対策をすればいいのか?それは猫がなぜ夜泣きをするのか、その原因と猫の気持ちを読み解けば見えてきます。

猫の性格や年齢、夜泣きを始めた状況を考えて対策を練ってみましょう。

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猫が夜泣きする理由と対策

お腹が空いている

夜泣きの理由として多いといわれているのが、お腹がすいた空腹感からニャーニャーと騒ぐことです。

猫には適正量の餌の量がありますが、猫によってはもっと食べたいと思っていることもあります。

とくに多いのが、猫を多頭飼いしている場合です。

多頭飼いしていると、素早くたくさん食べる猫が一人でご飯を全部食べてしまったりします。

1匹1匹がきちんとした量を食べているか、監視と管理をしっかり対策してみましょう。

食べている量が適量の場合は、猫が肥満気味でない限りもう少し量を増やしてみましょう。

メスよりオスのほうがよくご飯は食べる傾向にあります。

また、1歳~5歳までの猫は人間でいう17~36歳と食べ盛りな時期です。

運動量や筋肉量も猫によって個体差があるので、少しずつ量を増やしてみて、肥満にならないかチェックしておきましょう。

ご飯の時間を夜にして量の比率を変える

それ以外の方法として、餌の量を変えないと、ご飯を与える時間を変えるという方法があります。

成猫は基本的に1日2回にわけてご飯を与えることが適正とされています。

朝と晩にあげるというおうちが多いと思いますが、それを朝は少な目、夜多めにあげるようにしましょう。

すると夜は満腹感を感じるようになって、夜よく眠るようになります。

 

トイレが汚い

猫は動物の中でもとてもキレイ好きな動物。

人間とともに共同生活ができるほどの清潔さを求め、保てる猫ですから、トイレが汚いことは大きなストレスになります。

猫も人間と生活していると、人間が就寝している夜中に寝る習慣がついてきます。

そこで、長時間睡眠をとるために、夜寝る前にトイレをしておこうとするわけです。

うちのしーちゃんも、夜寝る前必ずトイレをするんですが、それも必ず大のほうをするんです・・・寝る前に困ります(^^;)

電気を消して暗くなった合図とともに出すんですよね・・・

そんなとき、トイレが汚いと猫は眠ることができません。

多頭飼いの場合はさらにトイレが汚い確立が高くなります。

夜寝る前と、夜泣きをしているときは、トイレがキレイに保たれているかチェックしましょう。

寝る前にトイレを清掃するのはNG

トイレの猫砂ではなく、トイレ全体を水洗いして洗う清掃をするとき、夜寝る前はやめましょう。

トイレを完璧にキレイにしてしまうと、猫は「自分の匂いが消えてしまった!」と、トイレをした直後にも関わらず無理にでもトイレをする習性があります。

自分の匂いをつけたいという本能的な欲求があるためですね。

そのため、夜は完璧なトイレの掃除はさけて、猫砂を変えるだけにしておきましょう。

トイレの悩みを一発解決!

 

度々紹介していますが、うちではこの全自動トイレを使用しています。

お留守番が多いときでも、トイレが汚いことが原因で猫が夜泣きしている場合も有効な対処グッズになります。

臭い対策にも優れた効果を発揮し、カートリッジを交換すれば何年でも使用することができます。

うちは3匹でこの自動トイレを2台使っていて、2年半たったところで一度カートリッジを交換して、今4年目の使用感です。

やはり機械で故障が最初は心配なので、1年は保障がついているお店がおすすめです。

 

寂しいと感じている

子猫や野良猫を保護したとき、また猫を譲ってもらったときなどに見られる夜泣きがあります。

やはり、親や元の飼い主、見知っている環境から急に知らない環境や人と接することで、寂しさや不安を感じてしまいます。

たとえ過酷な環境で捨てられていた子猫でも、保護した直後は元の場所へ帰りたいという気持ちもあるのでしょう。

猫を保護するとき、とくに子猫の保護のときですが、周囲に同じ大きさほどの子猫がいないかを入念に調べましょう。

必ずどこかに兄弟猫はいるはずなので、できるだけ一緒に保護してあげるといいですね。

愛情を与えた後は猫のペースで待つ

このような寂しさや保護したときの環境の変化への不安から夜泣きしている場合は、愛情を与えて、後は待つことです。

昼間はできる限り人がついていてあげて、猫とのコミュニケーションをはかりましょう。

猫が怖がったり威嚇しているのに無理に近寄ってはいけません。

あくまでも猫から寄ってくる、一定の距離にさえ近寄ってくれれば、おもちゃなので遊んでコミュニケーションを取りましょう。

猫に話しかけるのも効果的で、話している内容がわからずとも、「この人は自分に話しかけている」ということは猫にも分かります。

じっさい、全く話しかけられず育った猫と、十分にコミュニケーションをかけられた猫とでは、平均寿命に大きな差があるとのデータがあります。

「この人たちと、この場所は安全なんだ」ということが分かれば、寂しさもひと段落、夜泣きの回数や時間は徐々に短くなっていきます。

とくに、子猫の場合は慣れるのが早いため、収まるケースも早いです。

このとき大事なことは、猫のペースに合わせるということです。

無理に仲良くしようとしたり、夜泣きを止めようと変化球な行動を起こしてはいけません。

人間の子どもでも、再婚相手のお母さんと一緒に暮らし始めると、「試し行動」といわれる行動を取ることがあります。

これは、「自分が悪いことをしても、この人は自分を愛してくれるのか?」という本心を測っている行動だとされます。

猫にそのような複雑な気持ちがなくても、猫も人から愛情を十分に感じ取ることができれば、親猫や兄弟猫、元の飼い主さんに対する気持ちを収めることができます。

 

運動不足

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夜泣きは問題行動だとされますが、じつは猫にとっては元々は普通のことなんです。

猫は夜行性で、ほんらいであれば夜に行動が活発化し、獲物を捕らえるべく狩りをする時間です。

それが人間の生活スタイルにあわせるために、無理やり夜に大人しくしていなければ問題だとされてしまいます。

そのため、夜泣きはとくに何の原因もなく、猫はただ単に夜泣きしたり暴れたりするというケースも多いようです。

これは猫飼いたちの間では、「猫の運動会」と言われています。

これは主に運動不足からくることなので、昼間によく遊んであげるなど、猫を疲れさせて遊び心を満足させることで解決できます。

参考ページ

「なぜ夜になるとドタバタ運動会するの?猫の本能からくる理由と止め方」

 

ホルモンバランスが崩れている

出産後や去勢手術後、大きな手術をした後などに見られる行動です。

いままで夜も大人しかった猫が、手術後は急に夜泣きし始めるというケースがあります。

これは大きな肉体的変化をともなったことで、猫自身でもよくわらない、肉体的なホルモンバランスの変化が原因だとされています。

大抵の場合、ホルモンバランスは一定の期間がたてば元に戻ることがほとんどです。

早ければ3日、通常1週間~1か月ほどで元の猫に戻ってくれると思います。

ホルモンバランスが原因の場合は、猫も自分が分からなくなっている状態なので、叱らないで下さいね。

たくさん話しかけてあげて、栄養価の高いキャットフードを食べさせて、ホルモンバランスの正常化を促進させましょう。

 

外に出たいから

野良猫を拾ったときに多い理由ですが、野良猫は外の楽しさを知っているため、夜になると「外に出たい!」と暴れ出すことがあります。

とくに保護した直後に多く見られるケースで、いきなり広い世界から小さなお家の中にいることで、ストレスを感じているとされます。

猫は犬と違って、日本の小さなお家のスペースでも満足ができる動物です。

もともと縄張りのスペースが狭いため、大きな世界は逆に不安になり、狭くて小さなスペースを好む動物です。

そのため、お家の中に慣れてくれば夜泣きは次第に収まります。

お散歩をする

当サイトでは猫の完全室内飼いを推奨しているのですが、猫があまりにもストレスをため込むのは良くありません。

とくに成猫した野良猫の場合、猫の性格によっては家の中だけで飼うことは無理な場合もあるでしょう。

外と家を行き来する外飼いのように、お家という安全な居場所を作ってあげる手段もあります。

外に出る猫は、どうしても完全室内飼いよりも外からくる病気や事故などで平均寿命が短くなってしまいます。

しかし、何年も外で暮らしてきた野良猫の場合は、その楽しさを取り上げてしまうことは猫にとってはベストではないかもしれません。

猫にとって一番幸せな道を探してあげることが、どんな場合でも大切だと思います。

そこで当サイトがおすすめする方法が、ハーネスをつけて猫をお散歩させるという方法です。

外に出ることができれば、猫の満足度は高まり、ずっと狭い室内にいなければいけないというストレスを軽減させることができます。

昔猫が住んでいた場所や、木や草が生い茂った場所にお散歩に出かけましょう。

たいていの場合は、お散歩をすれば、外に出たいとして夜泣きする行動は抑えられます。

 

病気が原因の夜泣き

8歳以上の老猫に多い症状ですが、夜泣きは病気により引き起こっているというケースです。

猫が夜泣きして困るという相談は、ここ近年で急に増加したそうです。

それは何故かというと、キャットフードの品質向上で、猫の寿命が大幅に伸びたためです。

これにより、今まで猫はアルツハイマーや痴呆にはならないといわれてきたのが、最近では猫にもアルツハイマーや痴呆はあるのではないか?とされてきています。

寿命がのびて老化することで、人間と同じような症状が出始めたんですね。

夜泣きを発症する主な病気の原因として、老化による痴呆、ボケ、アルツハイマー、認知症、甲状腺機能亢進症などが考えられます。

まだまだ猫の老化に伴う病気は解明されておらず、はっきりと認定されてるとも言えない状態です。

早期発見で症状を遅らせることができるそうなので、8歳以上の猫で、大人しかったのに急に夜泣きするようになった場合は、すぐに病院で診てもらいましょう。

病気への対策

病気の原因がボケなどの場合は、猫に運動させる、興味関心をもたせる遊びをすることで症状を緩和することができます。

今までは完全室内飼いだったけれど、ハーネスをつけてお散歩に出かけてみる。

キャットタワーや棚をつなげて、猫が広々と上下運動できるスペースを作る。

鳥や虫など、一昔前にはやった「猫が見るビデオ」を見せる。など、猫の体と心を動かすようにしましょう。

もちろん、猫は眠ることが本業なので、睡眠を妨害してまで遊ばせることはNGです。

夜中も電気をつけておく

ボケの場合は、何らかの出来事がきっかけで、それがスイッチとなり夜泣きが発動している場合があります。

一例として、16歳の老猫が夜泣きをしているとき、電気をつけたらとたんに泣き止んだというケースもあります。

そのお家では、それからは毎晩電気をつけたまま就寝することにしているそうです。

他の原因のケースの場合は、猫をかまうことになるのでよくない対策ですが、病気が原因の場合は有効な対策になりえるかもしれません。

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他にもある!色々な夜泣き対策

まず、夜泣き対策の基本として、夜泣きしている猫に対してかまうのは、症状を悪化させる場合が多いということ。

夜泣きしている猫は何らかの要求をしている場合が多く、「夜鳴くことで人がかまってくれる」と猫が覚えると、それからずっと夜泣きを続けてしまいます。

たとえ問題が解決しても、それが癖になってやめられなくなってしまいます。

それを防ぐために、病気やトイレが原因の場合以外は、夜泣きしたときも構わないことが前提です。

夜泣きが恒例化、悪化するケースとして、猫が夜泣きし始めたら起きて猫にその時ご飯をあげる、猫にかまう、あるいは叱るなどする飼い主さんがいます。

これは、夜泣きして夜に人が起きるというパターンが定着してしまうため、夜泣きが収まるきっかけを逃してしまうことになります。

夜泣き対策は、前提として夜泣きを防ぐ、夜泣きをしても人間が起きてこないと猫に理解させて、無駄なことだと分からせるということが大切です。

上記であげた夜泣き対策以外にも、効果的な方法をご紹介します。

上記で挙げた夜泣き対策まとめ

・ご飯の量を多くする
・ご飯を夜多めにあげる
・トイレは寝る前に清潔にしておく
・夜泣きの原因がトイレの場合は、起きてトイレを片付ける
・トイレを全自動にする
・愛情を与えてコミュニケーションをとる
・運動不足を解消する
・栄養価の高いキャットフードを与える
・お散歩する
・病院で診てもらう
・猫の興味関心をひく
・夜中も電気をつけておく

またたびをあげる

またたびは猫に絶大な効果を発揮します。

またたびに含まれるマタタビラクトン成分は、眠気を引き起こし、脳の活動を鈍くさせる働きがあります。

夜眠る前にままたびを与えて、眠気を誘うことができます。

しかし、またたびは非常に個体差が大きく、逆に興奮してしまって暴れ出す猫もいます。

暴れた後は大抵眠くなってぐっすり眠るので、猫の体調をみながら与えてみましょう。

「正しいまたたびの与え方 5つのポイントを守って猫のストレスを解消!」

快適な温度の部屋を用意する

猫は室温が27度に保たれていると、その快適さから眠りやすくなります。

暑かったり寒かったりすると、その不快さから不機嫌になり夜泣きをする場合があります。

冬人間が眠るとき、猫がこたつに入っているのにこたつを消すなどの場合は、その不満から夜泣きをしていることがあります。

猫が夜中も快適に眠りやすい環境を整えましょう。

人間の生活パターンを教える

猫はもともとは夜行性ですが、人間と暮らしていると徐々にその生活スタイルに慣れてきます。

住んでいる人がみんな朝起きて夜眠るというスタイルの場合、夜泣きをする猫の比率も少ないそうです。

家族の生活が不規則だったり、誰か夜中に起きているなどの場合は、猫に人間と同じ生活習慣が身につきません。

そのため、夜中でも昼間のように走り回ったり夜泣きするというケースが見られます。

みんなが規則正しい生活を送るように心がけましょう。


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