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寝る場所作ってあげてる?猫にとって一番快適な寝床を用意するためのポイント

      2017/04/09

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猫の寝る場所を見ていると、季節によって、日によって、また時間によって細かく寝る場所を調節していることに気が付きます。

YKK APのCMでもありましたが、「時間ごとに違った特等席をつくる。窓にはそういうチカラがある」のあのCM。

猫が窓から差し込む太陽の光に沿って、寝床を少しずつ移動している様子をCMにして反響を呼びました。

猫を飼っていない人から見ると、猫可愛すぎ!と癒されたようですね。

猫は人間より温度や湿度の変化に敏感で、常に家の中でどこが一番気持ちいい場所かどうかを探っています。

できるだけ猫が気に入るような寝床を1つではなく、複数設けてあげているといいですね。

今回は猫の最適な寝床についてをご紹介します。

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猫の体温について

猫の基礎体温は人間より高く、平熱は38度~±0.5度ほどが目安となります。

猫の祖先は砂漠に生息しており、灼熱の砂漠を生き抜いてきた猫は比較的暑さに強いという特徴を持っています。

でも夏場の猫を見ていると、床にべったりと寝転がって、とても暑さに強いとは思えません。

これは日本のような高温多湿の国は例外で、湿気を多く含むムシムシした日本では、猫も夏は苦手なようです。

沖縄に旅行に行ったとき気が付きましたが、沖縄は湿度が低いため夏でもからっとした爽やかな暑さを感じました。

野良猫たちもすたすたと歩いたり、木陰で涼しげな顔でお昼寝したりと、うちの猫より元気そうに見えました。

そのため日本の猫は暑さにも弱く、寒さにも弱いという特徴があります。

人間の基礎体温は36度ほどなので、それから2度ほど猫とは体温が違うわけですから、その辺りも考慮した環境づくりが必要となります。

基本的に夏場は人間が快適だと思えるクーラーの温度は低すぎて、猫には寒く感じられます。

逆に冬場はちょっと熱いと感じるほどのこたつの温度でも、猫は気にせずに入っていたりします。

 

外で猫が好む寝床

寝床は猫にとって危険を含んでいます。

危険なポジション取りをしてしまうと、外敵に襲われてしまう危険性があるからです。

そのため昔から猫は高い場所を好み、木の上などの外敵に狙われにくい場所を寝床に好みます。

とくに木の根元やくぼみが好きで、体をすっぽりと覆ってくれる隙のない狭い場所が好きです。

その名残として、小さな箱や段ボールなどを見ると、必ず猫は入りたがります。

また、高い場所は周囲の状況をすぐに見渡せるための安全対策もばっちり取れます。

この習性を利用して、お家の中でも自然に猫が落ち着いて眠れるような場所を作って、みましょう。

夏場の寝床

日本の夏は世界的に見てもジメジメとした高温多湿で、体感的にとても暑く感じるといった特徴があります。

とくに寒い地域出身の毛がふさふさなダブルコートの特長を持つ、ロシアンブルーやメインクーンなどは寒さには強いですが、暑さにはとても弱いです。

・エアコンは28度~30度
人間にしてみるともう少し下げたいところですが、猫には28度~30度ほどが最適な温度です。

その上で除湿モードに設定することで、完璧です。

クーラーをつけるとなぜか部屋から猫が出て行ってしまうという場合は、クーラーの温度が寒すぎる場合があります。

・クーラーの風が当たらない場所にベッドを
猫は自然のそよ風は好みますが、なぜかクーラーの人口の風は嫌いです。

クーラーの直風が当たると、すぐに立ち去ってしまうほどです。

猫は自然と生きる生き物なので、クーラーの風がいかに人体に悪い物なのかがわかりますね。

人間も自然の生き物なので、猫を見習って直風には当たらないようにするのが健康的ですね。

・窓は開けて風通しをよくする
猫は自然の風が大好き!そのため夏は窓際でよくぺたっとなっています。

そこで必ずカーテンを絞めて直射日光を遮っておきましょう。

風でカーテンがゆらゆら揺れてしまう場合は、木製のカーテンなどの重いタイプを使用するといいですね。

・できるだけドアは開けておく
家のドアは風の通り道となるので、できるだけどこでもドアは開けておきましょう。

猫は風の通り道であるドアが開閉する場所にちょうど寝そべったりします。

そこで気を付けてほしいのが、ドアが強風で突然閉まらないように、必ずドアストッパーをつけておきましょう。

・押入れを開けておく
暑そうに見えますが、押入れの中は意外と涼しいようです。

猫が押入れに入れるように隙間を開けておきましょう。押入れの中には布団やタンスなどが眠っていると思うので、とくに猫用のベッドを設ける必要はありません。

・夏でもふわふわな寝床を好む
夏だから大理石の上や床の上がいいだろうと、猫用のベッドやクッションは直さないようにしましょう。

家猫は人間との生活に毒されているので、夏でもふわふわなベッドやソファーの上で寝ます。

ベッドの上の方が暑いですが、涼しい床とベッドを行き来するので、二つの場所を猫が選べるようにさせてあげましょう。

 

冬の寝床

猫は寒さに弱く、人間が寒いと感じるなら猫はもっと寒いと感じています。

そのためもうこたつは必要ないかな~と思っても、猫のために数週間長めに置いておくなど、猫への配慮をしてあげましょう。

・エアコンの温度は25度前後
冬にしてはちょっと暑いかもしれませんが、このくらいが猫にとっては適温です。

・エアコンよりこたつが好き
ぜひ猫飼いさんにはエアコンよりこたつをおすすめします。

猫がこたつで寝ている様子は、とても癒され、幸せそうにします。

冬の寝る場所として絶対的な定位置となるので、こたつだけを管理していれば他に心配もほとんどありません。

・寒い場所を用意する
猫は温度調節をこまめにする生き物です。

そのためこたつや部屋を温めていると、猫は必ず一時的に体温を下げる行動を取ります。

暖かい部屋から猫が出ていこうとするのは、体温を下げたいというのが理由です。

そのため部屋の中にフローリングを設けるなど、猫が体温を冷やせる場所を一つ用意しておきましょう。

・カーテンを開けて日光浴を
猫は寒くても必ず毎日日光浴をすることを好みます。

日光浴をすると猫の体内に必要なビタミンが作られるので、自分が元気になることを本能で知っているんですね。

そのため日中はカーテンを開けて、太陽の光が当たる場所にクッションやタオルなどしいて寝る場所を作っておきましょう。

フローリングなどの場合は、寒くて日光浴をしたくでもできなくなってしまいます。

・お布団に入口を作っておく
うちでは1日数時間は家に誰もいないという時間帯があります。

そのときは必ず猫のために布団の入り口をぽこっと開けて、猫が自由に入れるようにしておきます。

こうすると穴掘りが苦手な猫でも自由のお布団や毛布の中に入り、温かく眠ることができます。

家に帰ると高確率で布団にもぐっているので、気づかずに寝ころばないように注意しましょう。

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毛布から出てこない猫

毛布の隙間から少しだけ顔と手が見えて、温かそうにぬくぬくしている猫。

なんとこの毛布の下、ホットカーペットだそうです。

これは寝る場所としては猫の天国すぎますねw

ホットカーペットはたまに低温火傷を引き起こしてしまうので注意しましょう。

ホットカーペットの上に毛布を置くと、予想以上に温度が上がってしまいます。

 

布団の下でもぞもぞする猫を追う猫

布団の下になにやらもぞもぞする生き物が・・・それを猫アタックでバシ!バシッ!と追う猫w

多頭飼いだと冬にたまに見られる光景ですね。

下に入った猫は迷惑そうに出てくるところがツボ

 

寒さのあまり超ズボラになる猫

これは酷いw

寒さのあまりこたつからご飯のときでさえも出てこなくなった猫ちゃん

こたつから顔だけを出して、器用にご飯を食べています。

ご飯を食べた後も外に出ることはなく、亀のようにすっと首をひっこめるそうです。


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