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仲良く暮らすために!猫がなつかないときに見直す8つの行動

      2017/04/09

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野良猫や保健所でもらってきた猫などは、なかなかなつかない場合があります。

それも当然ですよね、今まで外でどんなに怖い思いをしたことだろうと思うと、人になつかないというのは普通の行動です。

心ない人間から叩かれたことや、ときに餌をあげるふりをして体に悪い物を与えている人さえいます。

そんな一度人を敵だと認識した猫からの信頼を勝ち取るには、まず時間が必要です。

そして次に愛情と環境。この3つを欠かさずに時間をかければ、いずれ猫も心を開いてくれます。

今回はなつかない猫との付き合い方をご紹介します。

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手で餌をあげる

猫は器にご飯がよそってあるだけでは、「この人が餌をくれる」ということを認識しないんですね。

だからできれば餌は人の手のひらから食べさせるようにしましょう。

威嚇するなら少しずつでいいです。キャットフードを手前にぽんと置いて、次の日は徐々に人間の方に近寄らせて・・・最後は手のひらからというように誘導しましょう。

「ご飯は人の手のひらから食べられない」と認識してくれれば、だいぶ距離が縮まります。

 

おやつをあげる

なつかない猫にもおやつは非常に効果的です。

人間のなつかない子供なんかにも、お菓子をあげるときだけは寄ってくるみたいなものですね。

もちろん猫もそのときだけ近づいてくる関係にはなりますが、それが重要です。

まず距離を縮めて、「おいしいものをくれる人」と覚えてもらえば敵としての認定は外れやすくなります。

魚やチーズなど、猫の好みに合わせたおやつをあげるのがポイントです。

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時間をかける

どんなことをするにしても、なつかない猫と仲良くなるには時間をたっぷりとかけることが重要です。

それって1週間?1か月?というくらいではありません。「年」という単位で考えるべきです。

志村動物園でも虐待を受けた犬が徐々に人に慣れていく様子を放映していましたが、1年くらいでだいぶ慣れていましたね。

しかし、猫の場合は犬の何倍も時間をかける必要がある場合が多いです。


この猫ちゃんはジャンくんといって、野良猫だったところを保護した動画です。

最初は威嚇ばかりしていましたが、1年6か月という時間をかけて、背中が触れるようになったそうです。

この飼い主さんは、とても適切な対応をしたからこそ、1年6か月ほどでここまでジャンくんをなつかせることができました。

これがこの飼い主さんでなかったら、まだなついていないか、一生人に慣れることはなかったでしょうね。

 

高い場所をいくつも用意する

猫は高い場所が好きで、とくに人間の頭より高い場所にいるとリラックスできるそうです。

うちの猫もそうですが、なぜか冷蔵庫の上にのぼるととてもテンションが高くなり、爪を出さない子がひっかいて来たりします。

これは人間より高い場所にいるせいで、普段とても大きく感じられる人間より強くなったと思っているからの行動だそうです。

なのでなつかない猫は人間に対して潜在的な恐怖心を抱いています。

それが高い場所にいることによって和らぎ、猫に安心感を感じさせることができます。

このようなキャットタワーの高いタイプなど、人の頭より高い場所で寝ることができるタイプがおすすめです。

 

手をひっかかせる

猫は人間から攻撃されることを最も恐れています。

こんな大きな人間からぶたれたらどうしよう、怖い。と思うのは当然ですよね。

だから猫が爪を出して引っ掻いてきて、噛んできても耐えましょう。

「この人はどんなことをしても攻撃してこない」という安心感を持ってもらうことが重要です。

なので最初は本当に痛く生傷が絶えませんが、積極的に引っかかれに行くべきです。

そのとき大きな声を出して猫をびっくりさせず、「痛いな~(^^)」とにこにこしながら全く怒ってないよ!と猫に見せるのがポイントです。

 

優しい声で話しかける

「野良猫に美人だね、と毎朝声をかけていたらなつかれた」という話を聞いたことがあります。

実際これは本当によくあることで、とくに餌を与えず一緒に時間を過ごしていなくても、猫は自分に話しかけた人のことをよく覚えています。

それが数回なら忘れてしまいますが、毎日優しい声で、「自分に」たいして話しかけているということが分かれば、猫も悪い気はしません。

むしろ構ってもらえていると思うので、あまり警戒心が薄い猫ならこれだけでなついてくれます。

ずっとなつかない猫にでも、とにかく毎日話しかけましょう。内容は分からずとも、自分のことを気にかけてくれているというのは、猫にも伝わります。

ポイントは、目を見つめないこと。猫は目を見つめられると喧嘩の合図と捉えます。

猫の喧嘩の詳しい解説は「なんで猫って仲良しでも喧嘩するの?本気かじゃれあいの境界線とは」でご覧ください。

 

ゲージの中で飼う

人がいるとベッドの下に隠れてしまう、近づくと威嚇してくるなどの全くなついてくれない場合は、猫が家の中で安全な場所を確保できていないストレスが考えられます。

まず人に慣れていない猫を飼う場合は、猫が一人になれて誰からも手が届かないという安全なスペースを設ける必要があります。

猫用に一部屋用意できるなら理想ですが、そうできない場合がほとんどですよね。

そんなときはこのような猫用のゲージを用意します。

これなら猫もうかつに人から攻撃されないと分かるので、安心して自分の縄張りを守ることができます。

通常の場合はゲージは狭い場所に押し込めて可哀そうですが、野良猫などを拾った場合にはとても効果的です。

動画のジャンくんも元野良猫でしたが、この動画のように最初はゲージこそが猫の安全地帯となります。

今でこそジャンくんはお腹を見せるくらい飼い主さんになついていますが、最初このように猫との距離を上手くはかったのが功を奏したのでしょうね。

ゲージはこのようなシンプルな物で構いません。

一番大切なことは、高さがあるタイプのゲージを選びましょう。

とくに成猫の場合はジャンプできる高さがないとそれだけでストレスがたまってしまうので、最低3階があるタイプのゲージがおすすめです。

猫が嫌がる行動をやめる

なつかれるためにせっせと頑張っても、元々の猫が嫌いな行動を理解しておかないと逆効果になってしまう場合があります。

猫が嫌いな匂いをつけていたり、大声を出すなど、猫に嫌われる原因となります。

「野良猫にも使える!猫があっという間になつく11の方法」に詳しい猫が嫌う人間の行動を解説しているのでご覧ください。


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