【猫の目やに】色別の症状の見分け方~嫌がられない目やにの取り方まで
2017/04/09
猫の大きい目ってきらきらしていてとっても印象的ですよね。
この目に惹かれて、人間は猫が特別に他の動物よりかわいいと認識するそうです。
その目立つ真ん丸の目に、目やにがついているときになりますよね。
病気かな?と思いますが、危険な目やにかどうか見分けるポイントは3つ。
目やにの色、量、目やに以外の症状はないか、の3つのポイントから総合的に判断します。
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正常な猫の目やに
動物病院のお医者さんにアンケートを取ったところ、猫の飼い主さんが病院に来る理由の1位は、猫の目やにでした。
それほど目やにって病気が多いの!?というわけではなく、日頃から目やにを出す猫が多いということですね。
それほど猫の目やには人間と同じように一般的なもので、ほとんどの目やには病気などと何ら関係ないものがほとんどです。
猫は顔の大きさに比べて異常なまでに目の面積が大きく、だからこそ目やにが出ていると目立って心配してしまいますよね。
そもそも目やにはどうして発生するのかというと、涙の中に含まれる成分に、空気中のゴミや体の廃棄物が付着して、それが老廃物として固まった物体です。
寝ているときにできやすく、1日の半分以上寝ている猫ちゃんにとって、目やにはごく普通のことで、逆によく寝ているという健康のバロメーターでもあるんですね。
しかし、目やにの色がくすんでいたり、目を覆うほどの大量の目やにが出るとそれは感染症にかかっている可能性があります。
両目に目やにが出ているか、または片目だけ目やにがでているかでも症状は異なります。
詳しい目やにの症状例を見分けましょう。
茶色~赤褐色系の目やに
コーヒーの出がらしのような茶色~赤褐色系の色の目やにが、少量目じりについている場合は、普通の目やにです。
多少黒っぽく見えますが、これも普通の目やにと判断できます。
病気が疑われる目やに
細菌感染の疑いがある目やに
黄色~緑系の色の目やに、または白っぽい目やにが出ている場合は、細菌感染が疑われます。
猫が喧嘩して目を傷つけてしまったときは、目からさらさらした汁と共に目やにが出ます。
目が傷ついている場合は膿が出るので、白い目やにが黄色く変色して見えます。
外で放し飼いしている猫が目から黄色い目やにを出しているなら、まず目に外傷を負っている可能性が高いですね。
猫は本気の喧嘩をするとき、致命傷になる大きな目を狙って攻撃するんですね。
だからこそ非常に目の怪我は多く、かわいい猫ちゃんが危険な状態になってしまうことがあります。
この場合は両目を損傷している場合は少なく、片目を攻撃されればその場から逃げることが多いので、片目だけ目やにが出ています。
片目だけつぶったり、開けずらそうにしているならまず怪我しているとみて間違いありません。
目から汁が出ている場合は目に損傷を負っている可能性が高いので、早めに病院で診てもらいましょう。
3月~6月にかけて目から汁が出ているときは、花粉症の可能性もあります。
猫の花粉症については「花粉症?それとも猫風邪?鼻水が治らないときの原因と対処法」をご覧ください。
猫風邪でも目やにが出る
猫がもっともかかりやすい病気の一つに、猫風邪があります。
たいていの猫ちゃんは人生の内に何度かかかるとされていて、猫風邪の場合は白、緑色と言った目やにが両目から出るのが特徴的です。
猫風邪の場合は目やに以外にも、多くの症状を発生するので分かりやすいです。
発熱、咳、くしゃみ、嘔吐などの症状も合併してみられます。
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黄色い目やにはクラミジア感染症の危険が
猫の目やにで最も危険な色は、黄色の目やにです。
目が外傷で傷ついたときも黄色の目やにが出ますが、クラミジア感染症にかかった時も黄色の目やにが出ます。
クラミジア感染症は猫クラミジア細菌に触れることで引き起こりかかってしまう病気です。
外猫でなくても、飼い主さんの靴や服につている最近でも感染するので、家猫だからといって安心はできません。
特徴的な症状は、粘り気のある黄色い目やにが出ることです。
また、最初は片目だけ目やにが出ていたかと思うと、じわじわともう片方の目にも感染して、両目から黄色い目やにが出てきます。
アレルギー性の目やに
正常な目やにの色でも、それがアレルギー性のものによって引き起こされている場合があります。
寝ていないときでも目やにが出る、取ってもとっても目やにが出て慢性化しているという場合は、ハウスダストにかかっているかもしれません。
目やに以外にもくしゃみなどの症状も見られます。
アレルギー性の場合は、室内の殺菌をすることで回復が見込めます。
殺菌スプレーなどが効果的で、窓を開けて換気は逆に外のアレルギー物質を巻き上げてしまいます。
猫の目やにの取り方
目は非常にデリケートな部分なので、乱暴にすると怖がられてしまいます。
猫にとって目への接触は、攻撃的な側面も持っているので、必ず猫にリラックスさせてから行いましょう。
膝にのせたりなでなでしたりと、怖くないんだよ~と教えながらですね(^^)
ぬるま湯を用意して、ガーゼや綿棒を用意します。
ガーゼや綿棒にぬるま湯をつけて、一度にたくさん取ろうとするのではなく、優しくこちょこちょとこするように取っていきます。
すると怖くないんだ、と分かりそれほど抵抗されずに取ることができます。
こちらは綿棒の目やにの取り方の参考動画です。
飼い主さんが上手に取っていますね。
目の治療中だそうで、最初に目薬を打っています。
目薬の方が猫は怖いので、目やに取はそれほど嫌いじゃないそうです。
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