食欲不振で元気がない猫に当てはまってない?7つのチェックリスト
2017/04/09
さいきん猫がご飯を食べなくなったような?と食欲不振を疑わせることがあります。
猫の食欲不振の目安は、1日の間にご飯を食べたなかった場合です。
この間にどこでも盗み食いしていないなら、なんらかの食欲不振に陥るトラブルを招いています。
猫ちゃんに当てはまる症状や特徴がないか、確かめてみましょう。
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頭への強い衝撃から食欲不振になるケース
猫は高い場所を好みますが、たまにジャンプや着地に失敗することがあります。
飼い主さんが気づかないところで、頭を強く打ってしまった場合、脳に傷がつき、それにより食欲不振に陥るケースがあります。
「腹内側視床下部」(ふくないそくししょうかぶ)という脳の部分が傷ついてしまうと、極端な食欲不振に陥るので、他にも手の震えや嘔吐などがないかチェックしましょう。
頭を触って傷がないか、たんこぶがないかチェックするのも有効です。
頭を触って痛がるしぐさをする場合は、脳へのダメージの可能性が高いです。
餌が変わった
いつも同じ餌では飽きると思って変えてみた。
スーパーでいつも買っていたキャットフードがなくなったから、違う餌をあげてみた。
など、さまざまな事情で猫の餌を変えることがあると思います。
中には同じ餌をあげたと思っていても、製造元が生産地を変えて他の国の原材料を使うようになったなど、中身だけ変わってしまったというケースもあります。
猫しか食べないものなので、こうなると人間が気づきにくいんですよね。
餌が変わるとどうなるかというと、多くの猫はまず食べてくれません。
猫は非常に舌に敏感で、生後6か月までに食べた物しか食べないとされています。
これは「ネオフォビア」という現象で、猫は新しいものに敏感で、強い拒否反応を示す現象です。
子猫の間にいろいろなものを食べさせていれば、大人になってからも多食になりますが、子猫のころから同じキャットフードだけ!と続けてい場合は、かなり厳しいです。
できるだけ子猫の間に色々な種類の餌を食べさせて、たくさんの味があることに慣れさせ、危険はないんだよということを教えてあげましょう。
餌が変わったくらいで大したことないでしょ~とただの好き嫌いと思っていると危険です。
猫は餌が変わって食べなくなるというのは、たんに味の好みではなく、その餌が危険だと思っているからです。
そのため中には餌が変わって、かたくなに食事を拒否して餓死してしまったというケースもあるんですね。
少ない例ですが、それほど猫は食に対して敏感なので、成猫でも普段の食欲旺盛なときから色々食べさせていた方がリスク分散になります。
なんとなく食べる量が減った場合
ご飯を食べはするけど、前ほどがっつかなくなったと思ったら、それは餌に飽きているケースが考えられます。
猫は同じものを与えていても、逆にそれが好ましいとされていますが、中にはグルメな猫ちゃんもいます。
子猫時代にたくさんの種類の餌を食べていた猫に多いケースで、一種類の餌だけをあげていると急に食べなくなってしまいます。
このようなときは一度変化をつけて、数種類の餌を変えてあげてみましょう。
どれが猫が気に入るかわからないので、一番小袋のタイプにしましょう。
ポイントとしては、いくら今までのご飯に飽きたからと言ってすべてのご飯を新しいものに変えてしまうと逆に食べなくなってしまいます。
猫がびっくりしないように、今までのご飯8割、新しいご飯2割を混ぜる感覚で与えてみましょう。
それで食べるようなら徐々に比率を増やしていってあげればOKです。
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餌以外になにかまずいものを食べたケース
これはとくに外に出している猫に多いケースですが、外でまずい餌、お腹が痛くなるものを食べてしまった場合です。
猫は口に入れて刺激があるものに敏感で、強い拒否反応を示します。
とある実験で餌に刺激物を含ませたところ、それを食べた猫は驚いてその後3日間食事しなかったそうです。
刺激物が入っていない同じ餌を2週間与えたところ、わずか2週間で3回ほどしか餌を食べなかったそうです。
なんと酷い実験!
その後も3か月にわたり同じ餌への警戒心は続き、食欲不振が続いたそうです。
このように、猫は口にするものに対して異常な警戒心を見せます。
また、朝に魚を食べてそれで夜にお腹を壊したら、夜に食べたキャットフードが原因でお腹が痛くなったんだにゃん!と猫は勝手に考えてしまいます(^^;)
それでお腹が痛くなった原因の魚は食べて、安全なはずのキャットフードは一切口にしなくなるということがあります。
病院に行った後食欲不振に
家猫ならとくに外に慣れていないので病院は大嫌いです。
とくに注射もなにもされずとも、病院に行ったというだけで帰ってからも数日食欲不振に陥ることがあります。
ワクチン接種などした場合はとくにその影響で数日何も食べないことがあります。
ワクチン接種した時は先生からも注意があると思うので、水とキャットフードを24時間いつでも食べられる状態にしていればOKです。
病気が原因で食欲不振のケース
風邪や病気という体調不良による食欲不振の場合、猫風邪や慢性胃炎、消化管の異常、フェノール中毒、シックハウス症候群、喉の損傷など様々な病気が考えられます。
この場合は食べたくても食べれなくなっているので、猫にとってもとても辛い状態です。
食欲不振意外に熱や嘔吐、ふるえなどの症状が見られたらすぐに病院へ行きましょう。
目安としては、猫がまる1日食事をしなかったら何らかの病気を疑った方がいいです。
健康な猫は24時間食事をとらないということはなく、何らかの異常を発しているサインです。
そのほかの原因
うちの猫はそろそろ5年も使っていた容器が欠けたので、ぴかぴかの茶碗に容器を変更した時ご飯を食べなくなったことがあります。
猫は食事については本当に些細な変化が嫌いで、とくに光沢を放つ怪しい食器はNGだったみたいです(^^;)
猫皿を選ぶポイントは、光沢がなく、猫ががつがつご飯を食べても動かない重い容器、ひげがお皿につかない浅いものという3点で選びましょう。
お皿にひげがつくとストレスになり(ウィスカーストレス)、それで食欲不振を引き起こすこともあります。
ベストなご飯環境を整えよう
とくに8歳以上の老猫になると、若いころに比べて食欲が落ちてきます。
それでもご飯はたくさん食べたほうが健康的なので、老猫がご飯を快適に食べやすい環境を作りましょう。
・ドライフードが食べにくそうならウェットフードに変える
・静かな落ち着いた環境で、段ボールの中でご飯をあげる(猫は暗い場所のほうが落ち着きます)
・猫皿の下に本などをかませて、数センチ高くして食べやすいように調節する
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