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性格が大違い!猫の毛色占い。種類から遺伝の関係まとめ

      2017/11/15

猫にはたくさんの柄があるのも魅力の1つです。

柄の種類は白や黒の単色、トラ柄、ブチ柄、サビ柄などなど、数えきれないほど。

猫飼いによく言われるのは、猫は柄によって性格が違うということです。

 

黒猫は甘えん坊とか、三毛猫はプライドが高いとか聞いたことがある人も多いと思います。

私も今まで多数の猫を飼ってきましたが、なんとなくその傾向はある気がします。

でもこれって、科学的根拠があるものなんでしょうか。

今回は、猫の毛色について、毛色と性格の関係についてをご紹介します。

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猫の毛色の歴史

まずは、猫の歴史から毛色と性格の関係を追ってみました。

 

猫はもともと全員キジトラだった!?

人類史で最初に猫を飼ったのは、古代エジプトだったと言われています。

古代エジプトでは猫は神の化身として崇拝しており、猫が死んでしまうと王族と同じようにミイラにして保存していました。

 

そんな猫のミイラを調べてみたところ、なんと全部がキジトラ柄だったそうです。

このことから、大昔には猫の柄はキジトラ一種類だったと考えられています。

今でもキジトラの子は、一番野性味が強く警戒心が強いとよく言われますね。

 

猫に色々な柄が増えたわけ

その後、突然変異によって違う柄が生まれました。

猫が人に飼われる前にも、もちろん突然変異によって色の違う猫が生まれることはあったと思います。

 

ですが、自然の中で上手く隠れることのできないキジトラ以外の柄は厳しい自然の中では目立ってしまい生き残れなかったのでしょう。

猫は人に飼われて違う色が生まれても保護されることで、段々と色々な柄も増えるようになりました。

 

純血種の性格

その後も、似た特徴を持つ猫を掛け合わせて、猫の純血種を作ったりと猫の柄や種類が増えていきました。

純血種の場合は、ほとんど人の手によって繁殖が行われていったためか、どの種類も比較的穏やかで懐きやすいですね。

 

特に長毛種はおっとりとした大人しい子が多いです。

そう考えると猫の性格を決める要因は、毛色よりも環境によるところの方が大きいのかもしれません。

 

猫の毛色に関する研究

これまで何人かの科学者も、猫の性格は毛色に関係するかもしれないと考えて研究を行っています。

 

猫は色が多いほど攻撃的?

2015年にカリフォルニア大学が1274匹の飼い猫を対象にした調査では、三毛猫や白黒猫、灰白猫など、複数の色を持つ猫は攻撃性が高いという結果に。

逆に単色の白、黒、グレーの猫や、トラ柄の猫は比較的おとなしい猫が多かったんだとか。

 

三毛猫は攻撃的、と言われてしまうと三毛猫を飼っている身としては「そんなことない!」と否定したいところですが…。

でも確かにうちの三毛猫ぶーちゃんも期限が悪い所をうかつに触ってしまうと、容赦ない猫パンチをくらってしまうことがときどきあります…。

 

白黒の猫は、実は素直じゃないだけ?

同じくアメリカのペンシルベニア大学が2016年に行った研究では、一本の毛に複数の色が混ざっている猫は攻撃性が高い、という結果に。

やっぱり、複数の色を持つ猫は攻撃的という関連があるみたいですね。

 

一方で、この研究では白黒の猫は見知らぬ人への攻撃性は低いという結果が出ています。

見知らぬ人、ということは飼い主に対してだけ攻撃的なんでしょうか…。

飼っている白黒猫に攻撃されたときには、それが最大の愛情表現なのかもしれません(笑)

 

どの研究も科学的根拠は証明されていない

他にもオレンジの猫は攻撃性が高く、黒猫は友好的とする研究や、茶、クリーム、三毛の猫は知らない人に触られたがれないという研究報告もあります。

ですが、どれも科学的な因果関係は証明されていません。

 

猫の毛色と性格にはなんらかの関係があるかもしれないが、はっきりしたことはいえないということです。

攻撃的だと言われる三毛猫でも、おとなしくてよく懐いてくれるもいます。

 

逆におとなしいといわれる黒猫でも、凶暴な子にも会ったことがあります。

なんとなく傾向はあるけれど、それに当てはまるとは限らない、占いみたいなものだと捉えた方が良さそうです。

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猫の毛色占い

そんな猫の毛色による性格の違いをまとめてみました。

前述のとおり、必ずしも当てはまるわけではないので、当たっていることもあれば外れていることもある占いのようにお楽しみください。

 

単色の猫

まずは一色だけを持つ単色の猫から。

単色の猫はやっぱり大人しい性格が多いですね。

 

白猫

白猫はプライドが高く神経質だと言われます。

特に雌は、臆病で怒りっぽく警戒心が強いので飼い主以外の人には懐きにくいです。

 

ですが、飼い主には一度懐けばベッタリの甘えん坊になることも。

雄は雌にくらべて社交性が高いことが多いです。

うちに昔いた雄の白猫も気さくな良い子でした。

 

グレー

グレーの猫は野生にはあまりいないためなのか、おっとりした大人しい性格です。

懐きやすく、人とも猫ともすぐ仲良くなれますが、どこか一歩引いているクールな部分も。

ベタベタと触られるのは苦手ですが、気づくと遠くからジッと飼い主を見てい健気な一面もあります。

 

黒猫

黒猫は穏やかで人懐こく優しい性格で、人にも猫にもフレンドリーです。

中世ヨーロッパでは不吉とされてしまった黒猫ですが、日本では江戸時代に「黒猫を飼っていると病気が治る」「恋人ができる」などと言われて大人気だったそうです。

 

日本の黒猫が穏やかで優しいのは、昔から大事にされて可愛がられてきたからかもしれませんね。

賢い子が多いのも黒猫の特徴です。

うちにいた黒猫は、人の言葉がかなり正確に解っているのではないかと思うことが度々ありました。

 

ブチ柄

警戒心が強いといわれるブチ柄。

やはり性格が柄に出るのか、白黒ブチはその割合によって白猫や黒猫の性格が出たりと面白いです。

 

白黒ブチ

外猫に多いためか、性格的にも身体的にもタフな子が多いです。

白部分が多いと白猫っぽい神経質な性格に、黒部分が多いと黒猫っぽい穏やかな性格になる傾向があります。

 

三毛猫

雌がほとんどなためか、お姫様気質でわがままです。

気分屋でさっきまでご機嫌だったクセに、何が気に入らなかったのか急に冷たくされてしまうことも…。

うちのぶーちゃんも、例にもれず完全なるお姫様です。

 

トラ柄

野生の遺伝子を色濃くもつためか、トラ柄の子はやんちゃで遊び好きの子が多いですね。

 

白茶トラ

甘えん坊で人懐っこい性格です。

野良猫でも人にすり寄ってきてくれる子が多いのが白茶トラの猫ですね。

食いしん坊で、食べ物への執着も一番強いです。

 

茶トラ

茶トラも優しい子が多いですね。

猫飼いの間では、初めて買うなら茶猫!と言われるほど性格の良い子が多いです。

あまり細かいことは気にしないようで、失敗したり起こられても立ち直りが早いですね。

うちのはるくんも、私が怒っていても聞いているのかいないのかよくわからないような顔をしていて、あまり気にしていないようです(^^;

 

キジトラ

キジトラは猫の中でも一番やんちゃで喧嘩っ早い猫です。

遊びが大好きで、おもちゃなどで遊び始めるといつまでも遊び続け、飼い主を休ませてくれません。

 

猫の柄は本来みんなキジトラだったそうで、そのせいか一番猫本来の野性味が強いです。

外猫はよく狩りの成果物を持ってきてくれます。

 

サバトラ

最初は警戒心が強いですが、一度懐くと途端に甘えん坊になります。

神経質なタイプか、陽気なフレンドリータイプか、2つのタイプに分かれることが多いです。

トラ柄全体に活発で遊び好きなのは、共通するところですね。

 

結論、どんな柄でもかわいい

世界中全ての猫に共通して言えることは、どんな柄であろうと愛すべき猫たちだということです。

猫の性格は環境によるところも大きいので、どの柄でも愛情込めて接すればきっと可愛い愛猫になるはずです。


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