とっても飼いやすいエキゾチックショートヘアの性格と特徴~飼い方のコツ~
2017/04/09
ぱっと一目で分かる特徴を持つエキゾチックショートヘア。
ペットショップでもよく見かける人気のある猫の種類ですが、猫好きとしては一度は飼ってみたい種類です。
エキゾチックショートヘアはその大人しい性格と、飼いやすさから、初めて猫を飼う人にもおすすめな猫です。
エキゾチックショートへアの性格や特徴、飼い方などをご紹介します。
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エキゾチックショートへアの性格
大人しい
ペルシャ猫と掛け合わせて作られたため、その性格は非常に大人しく、優雅な身のこなしをするしぐさが特徴的です。
運動量は他の猫に比べて少なく、バリバリと壁をよじのぼったりというがさつな面は見られません。
そのため狭い室内でも飼いやすく、日本の狭い住宅にも適している猫だといえます。
あまり鳴くことがなく、声もか細く「ニャッ」と高いかわいい声で鳴くので、いっぱいお喋りさせたくなってしまいます。
甘えん坊
猫はクールな性格の猫が多いですが、エキゾチックショートヘアはとても甘えん坊で、人懐こい性格です。
とくに飼い主にはべたべたで、トイレにもお風呂にも、後ろからちょこちょこついてきたりします。
抱っこや撫でられることも大好きで、人と接することに抵抗がないところが、他の猫とは違う特徴です。
猫だけど犬みたいになついてほしいという人にはおすすめの種類です。
愛情深い
懐が深く、何かに動じるということが少ないエキゾチックショートヘア。
そのため多頭飼いにも比較的適しており、新しい猫が入ってきても愛情深く受け入れてくれる猫が多いようです。
しかしそこは猫の個性や相性があるので、多頭飼いする場合は十分注意しましょう。
猫が嫌がることもあまり嫌がらない
他の猫と比べるとお風呂や爪切りといった、通常猫が嫌がることでもすんなり受け入れることが多いようです。
何事にもどっしりと構えている、そして人間を信頼しているので、嫌なことをされてもじっとしているようです。
中にはお風呂の気持ちよさに気が付いて、自らお風呂に入るエキゾチックショートヘアもいるようです。
エキゾチックショートへアの特長
エキゾチックショートへアってペルシャ猫に似ていると思いませんか?
じつはエキゾチックショートヘアは、ペルシャ猫とアメリカンショートヘアやブリティッシュショートヘアを掛け合わせて生まれた種類の猫なんです。
1960年当時、ペルシャ猫は非常に人気がありましたが、毛が長く抜け毛が落ちやすいことなどで飼いにくいという点がありました。
「ペルシャ猫をもっと手軽に飼いたい」という我儘とも思える要望から、1966年にエキゾチックショートヘアが誕生しました。
エキゾチックショートヘアとペルシャ猫は、とっても近い親戚関係ということですね。
潰れた鼻
エキゾチックショートへアの一番の特長というと、その潰れたツンと上がった鼻。
他の種類の猫は毛色や毛の長さなどには特徴がありますが、顔にこれだけ差をつける猫は他にいないでしょう。
その一目でエキゾチックショートヘアだとわかる顔の特長が、人気の要因となっています。
エキゾチックショートヘアは一度飼いだすと、もうこの猫しかいや!という飼い主さんが多く、生涯エキゾチックショートヘアを飼い続ける人が多いそうです。
確かに、普通の猫にはもう戻れない魅力がありますよね。
ブサカワ
潰れた鼻にぎょっとしたような目、その2つのバランスから、エキゾチックショートヘアは他の猫にはないブサカワとも言える大きな特徴を持っています。
ぱっと見は「ブサイクな猫だな~」と思うんですが、よくよく接していくと「この猫一番かわいい!」となるのが不思議なところ。
他の猫にはない不思議な魅力を持っている猫です。
筋肉質な体
猫はさわるとぷよぷよしていますが、エキゾチックショートヘアは猫の中では筋肉質で、体ががっしりしています。
わたしは普段和猫の肥満気味な猫ばかり触っているので、エキゾチックショートヘアを触ると、「この猫頼りになりそう!」という印象を受けます。
しかし筋肉質な体の割には小食で、運動も他の猫と比べると少ない割合となっています。
がっしりして体重が重そうに見えますが、意外と体重は普通の猫の4キロ~6キロほどの平均体重と変わりありません。
毛がもわもわっと見えるので大きく見えるようです。
価格
ペットショップでは10万~15万。
ブリーダー経由だと15万~30万と、血統書付きの猫の中でも値段が高くなっています。
オスよりもメスのほうが高くなる傾向があります。
平均寿命
エキゾチックショートヘアの平均寿命は10~13歳といわれており、他の種類の猫の平均寿命15歳と比べると、少し短命となっています。
その理由は、エキゾチックショートヘアがかかりやすい病気が原因にあります。
鼻がつぶれているという特徴から、流涙症や多発性嚢胞腎にかかりやすく、かかりやすい病気には注意してあげないといけません。
多発性嚢胞腎は親から遺伝される確率が50%と高いため、買うときは事前チェックをしておきましょう。
かかりやすい病気
多発性嚢胞腎
多発性嚢胞腎は遺伝からくる病気で、ペルシャ系の猫に多く見られる病気です。
子猫のころに発症し、大人になるにかけ少しずつ腎臓が弱まり、食欲がなくなったり疲れやすくなったりと、病弱になっていきます。
今のところ有効な治療法はなく、予防法もないのが現状です。
悪徳ブリーダーの中には病気を隠して売りつけるところもあるので、病気の有無については詳しい説明を求めましょう。
流涙症
潰れた鼻と目とのバランスから、涙がうまく排出できずに溜まってしまうという病気です。
涙が止まらずに顔から垂れ流しになったり、それにより毛が抜けてしまうなどの異常が見られます。
流涙症は抗生物質での治療や、手術による穴の拡張などで治療することができます。
エキゾチックショートヘアでは軽度でもかかりやすい病気なので、日頃から目をすぐに拭いてあげたり、ホコリや煙などの刺激物質を除去するように心がけましょう。
白内障
猫で白内障というとほとんど聞きませんが、エキゾチックショートヘアやヒマラヤン、バーマンなどの一部の猫は発症することがあります。
猫の白内障はほとんどが先天的なものです。
後天的に白内障にかかる場合は、猫同士の喧嘩で目に傷をおったり、何らかの怪我を負うことが原因です。
軽度~中度の白内障は治療により治すことができます。重度の場合は手術で治療することができます。
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エキゾチックショートヘアの飼い方
発症しやすい病気を理解し、その兆候が見られないかに普段から注意しておきましょう。
・涙目になっていないか
・鼻づまりを起こしていないか
・息がぜえぜえ荒くないか
・食欲はあるか
など日頃から健康チェックは欠かせません。
目の汚れや涙は濡れタオルでこまめに拭きとったり、くしゃみを頻繁にするときは部屋の掃除を行い、アレルギーや刺激物質を部屋から排除しましょう。
また、あまり長時間猫じゃらしなどで遊ばせると息が詰まってしまいます。
ぜえぜえする一歩前に遊ぶのをやめるなど、猫にあわせた運動量を見極めましょう。
スキンシップの時間をたくさんとる
クールな猫を飼っていた人などは、エキゾチックショートヘアのべたべたな甘え具合に驚く人も多いようです。
そのため、気ままに飼おうと思っていた場合は、猫に構う時間を多くとる必要があります。
よく膝に乗って来たり、パソコンのキーボードに乗ったりと過剰にスキンシップを要求してくるので、しっかり撫でてかまってあげましょう。
大人しいけど猫らしさもあることを忘れずに
エキゾチックショートは大人しくとても飼いやすいといわれており、それは本当です。
しかしそれを誤解して、爪とぎなんて乱暴なことはしないんだ。運動量も少なくていいから、キャットタワーも必要ないんだ。
というとそうではありません。
エキゾチックショートももちろん爪とぎもバリバリすれば、運動会のように家じゅうを駆け回ることもあります。
それは本来の猫らしさであり、それがなくなるわけではありません。
人間にとってまったく手間暇なく、家具も絶対に傷つけたくない~というわけにはいかないので、その辺りは飼う前に十分に理解しておきましょう。
可愛すぎるくれはちゃん
日本で有名なエキゾチックショートヘアといえば、この動画のくれはちゃん。
保護欲をそそるというか、もう守ってあげたい!と思っちゃうほどのかわいさ。
こぼれおちそうな大きな目が印象的です。
エキゾチックショートヘアが飼いたくなる動画
ねっこれみるともうエキゾチックショートヘアしか考えられなくなりません?
ぬいぐるみのような可愛さの猫が動くなんて!もうやばすぎ!
遊ぶ中にもペルシャ猫の血を引き継ぐ、奥ゆかしい気品が漂っているところがまたたまりません。
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