【目の色が変わるって知ってる?】目の色から見る猫の4つの種類
2017/04/09
猫の目ってキラキラして、まるで目の中に宝石が散りばめられているみたいに綺麗ですよね(^^)
とうちの猫の目を見ながら自画自賛しているんですがw
兄弟猫だとしても、微妙に色合いが違うのも面白いです。
猫の目の色は知っていくとその猫の祖先のルーツや、どこに住んでいたかなどが分かります。
猫ちゃんのルーツはどこにあったのか?目の種類はなんというかなど知って、猫ちゃんのことをもっと詳しく知ってみましょう!
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成長するにつれて目の色は変わる
生後3週間ほどの、目がようやく開いたほどの子猫。青い目が綺麗ですね。
猫の目の色は成長と共に変わるって知ってました?
わたしは知りませんでした(^^;)
猫のアルバムを見返していて、生後3週間あたりを写真を見た時に、「あれ、今と目の色が違う」と発見したんです。
この現象は、「キトンブルー」という現象で、生まれたての猫~生後2か月ほどまでは全ての子猫の目は青色である現象です。
生まれたばかりの子猫は色を定着させるメラニンが不足していて、生後2か月ほどたつころから徐々に量が増えていきます。
2か月~6か月の間は、徐々にブルーの目から緑、黄色、赤など綺麗な宝石のように移り変わります。
猫は生後6か月で成猫と変わらない大きさになるので、このころに最終的な一生もののその猫の目の色が決定します。
目の色はお父さん猫お母さん猫から受け継いだ、遺伝や種族による遺伝子で決定されます。
日本の和猫は黄色~茶色の目を持つことが多いのが特徴的です。
洋猫の血が混じっていると、ブルーや緑っぽい色になります。
とくに白猫はブルーの目の割合が高く、成猫になってからもメラニン色素が少ないせいだと言われています。
猫の目の色は「虹彩」で変わる
人間の場合は、日本人なら黒目、アメリカ人なら青い目など、目の中央の瞳孔によって色の違いがみられます。
白い部分は万国共通の白色ですよね。
猫の場合は逆で、黒目の部分は共通して黒色、そして人間なら白い部分「虹彩」で、色のバリエーションが見られます。
虹彩で青だったり、赤だったりと、その猫の特徴が見られるんですね。
【オッドアイ】左右う目の色が違う白猫
猫は左右の目の色が違うオッドアイと言われる目を持つ猫が多くみられることが特徴的です。
他の動物にもオッドアイの動物はいますが、これほど多くオッドアイの割合が多いのは猫以外の動物はいないでしょう。
オッドアイの正式名称は「虹彩異色症」と言って、先天性で生まれつきのものと、事故などで後天的に目の色が変わることがあります。
先天性の場合の多くは、白猫がオッドアイになりやすく、猫の中でも割合が高くなっています。
白猫の遺伝子がオッドアイを発動させやすく、他の色と混ざりやすいという特徴を持つからだと言われています。
漫画などでもオッドアイを持つキャラクターはよくかっこいいキャラとして登場し、そのレア度から価値が高く、ペットとしても高値で取引されることがあります。
「オッドアイ猫特集 白猫に多いその理由と隠された真実とは?」 |
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色別に見る特徴
ほとんどの猫はグリーン、ヘーゼル、アンバー、カッパーという4つの瞳の色に区別できます。
猫の目の色はメラニン色素や光の屈折によって見え方が違い、目の色を見ることによってその猫がどこに住んでいた遺伝子を持つ猫なのかなど、様々なことが分かります。
グリーン
グリーンの目を持つ猫は色素がとても薄く、ほとんどありません、
色素がないのになぜ瞳がグリーンに見えるかというと、光の反射で人の目にはグリーンに見えているだけなんです。
人の目は光の錯覚に弱く、色がついていないものでも色がついているように見えてしまうことがあるんですね。
これは「レイリー散乱」と呼ばれる現象で、ほんの少量の緑の色素を光の作用によって膨大に拡散させてそう見えるそうです。
洋猫に多くみられる特徴で、純粋な和猫でグリーンの目を持つ猫はいません。
ヘーゼル
グリーンと茶色が混じりあう、瞳の中に吸い込まれそうな深いグラデーションを持つ目の色をヘーゼルと呼びます。
ちょうどメラニン色素が半々ほどで、多くも少なくもない量なのでこのようなグラデーションが見れます。
和と洋猫の混合種によく見られる特徴で、日本でも比較的多く目にすることができます。
アンバー
強い黄色に見える目の色で、一番猫らしいイメージの瞳を持った猫だといえます。
猫と言えば目が黄色で、暗い中その目がカッ!と光るイメージですよねw
この黄色い目は「琥珀色」と言い、ヘーゼルに間違われることもありますが、ヘーゼルは複数の色が混ざり合っています。
しかしアンバーは黄色の単色のみで構成されているので、目の種類が根本的に違います。
メラニン色素は多めで、カッパーの次に多く含まれています。
カッパー
カッパーとは銅色という意味で、茶色に見える目の色が特徴的です。赤っぽく見えることもあります。
メラニン色素が一番多いタイプの種類で、日本の猫はカッパーが多く見られます。
日本は温暖な気候で、日光を取り込む効率の良さを重視せずとも日光を得られたので、瞳の色が濃くなったと言われています。
逆に瞳の色が薄いグリーンの色の猫などは、寒い地域に住んでいた遺伝子の特徴を受け継いでいます。
しかし濃い色と言っても、真っ黒になることはまく、全体的に猫の目の色は薄く、光の屈折を帯びて綺麗な宝石のように見えます。
そのほかの色 ブルーやレッド
珍しいレアケースとして、ブルーやレッドの瞳を持つ猫もいます。
ブルーはグリーンの目の色と同じ構成となっており、元々ブルーの色素を少量持つために、光の屈折を増大させて青く見えます。
遺伝的疾患を持つ場合が多く、体が弱かったり、病気への耐性が薄く、寿命が短い場合があります。
レッドはブルーより珍しいケースで、めったに見ることはできません。
これは「アルビノ」と呼ばれる現象で、メラニン色素を作ることができず真っ白な猫に多くみられる特徴です。
全く色素が存在しないため、ブルーやグリーンの瞳になることもなく、目の血管の赤色が反映されて赤く見えています。
ウサギと同じメカニズムですね。
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