猫になりたい~猫☆パラダイス~

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野良猫を拾ったとき家にあるもので保護する方法。トイレから簡単手作りご飯まで

   

ついつい野良猫を拾ってしまった・・・

そんなふうに、猫との生活をはじめられた方も多いかもしれません。

わたしは今まで何匹もの猫を飼ってきましたが、初めて猫を飼ったのは野良猫を拾ったことでした。

今回は、猫を飼ったことがないのに突然野良猫を拾ってしまったらどうすればいいか。

当日にする家にあるものでできる緊急的な方法や、野良猫を飼うことについてをご紹介します。

今回は子猫ではなく、大人になった成猫をパターンになります。

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猫を拾った当日にすること

野良猫を拾ったものの、どうすればいいのか分からない。

そんな緊急事態のときのために、当日に必要な物だけを書き出しました。

夜などでスーパーが閉まっているときのために、お家の中にあるものの中でできる簡易グッズの作りかたもあわせてご紹介します。

 

トイレを用意する

拾った猫をお家に連れて帰ったなら、何はともあれトイレの用意です。

緊張状態にある猫はすぐにはトイレはしない場合が多いですが、健康な猫は1日3~5回ほど排尿します。

 

簡易トイレの作り方

猫用のトイレがない場合は、即席でできる簡易トイレがおすすめです。

 

用意するもの

・猫が入れるくらいの段ボール

・大きめのビニール袋

・猫砂(ない場合は細かく切った新聞紙。新聞紙もない場合はその辺りの土)

 

作り方

①段ボールを猫が入れるくらいの高さ15㎝ほどに切る

②ビニール袋で段ボールをすっぽり覆ってしばる

③②に猫砂か細かく切って手でぐしゃぐしゃにした新聞紙、ない場合は土を入れる

 

これで簡易の猫トイレの完成です。

夜で猫砂がどうしても手に入らない!という場合は、これならしのぐことができます。

 

おすすめのトイレ


デオトイレ 1週間消臭・抗菌デオトイレ フード付き本体セット (アイボリー)

 

拾った猫をこれから飼っていくなら、1週間猫砂の取り替え不用なデオトイレが便利です。

デオトイレは消臭・抗菌サンドと消臭シートの2層構造になっていて、おしっこの臭いを分解してくれて、クリーンな空気を保ってくれます。

うちでも猫のトイレはすべてこれに替えましたが、もう猫のお世話度が激減しました。

3匹飼っているので、1日10回以上猫砂を掃除していたのが、排便のときだけ、1日3回でいいので非常に楽です。

 

食べ物を用意する

猫が食べられるものを用意します。

何を与えていいかこの段階ではまだ分からないと思うので、とりあえずどんなキャットフードでもOKです。

スーパーが開いてない場合は、コンビニでも小袋入りのキャットフードが売っています。

野良猫は今まで何でも食べてきたので、ほぼ好き嫌いせずどの味でも食べてくれます。

キャットフードにはドライフード(固形タイプ)と、ウェットフードがありますが、緊急の場合はどちらでもOKです。

 

参考
「猫にはドライフードだけ与えていればいいの?良い点と悪い点、与え方について」

 

キャットフードがないときは手作りご飯

キャットフードが用意できない状況の場合、猫が食べられる手作りご飯を作ってみましょう。

猫が食べると中毒を引き起こす食べ物もあるので、その点にだけ注意します。

 

猫が食べられない食材

・ネギ

・たまねぎ

・にら

・にんにく

・イカ

・タコ

・たけのこ

・れんこん

・なすび

 

ほかにもまだまだ食べてはいけない食べ物があるので、入れていい食材かどうかはしっかりチェックしましょう。

 

猫が食べれる食材

・鶏肉

・豚肉

・刺身

・青魚

・かつおぶし

・しめじ

・焼いた卵

・小松菜

・ごはん

 

このような食材は与えても大丈夫なので、これらを組み合わせて与えましょう。

食べやすいようにみじん切りにする、細かく切ることが基本です。

キャットフードを手に入れるまでの数日のあいだなら、鶏肉だけをほぐして与えるくらいでもOKです。

 

栄養たっぷり猫おじや

家にある食材で、簡単に作れるおすすめレシピはこちらです。

 

用意する食材

・猫が食べられる野菜

・鶏肉

・炊いたご飯

 

作り方

①キャベツやにんじん、さつまいもやジャガイモなど、猫が食べられる野菜をみじん切りする。すりおろしでもOK。

②鶏肉は1㎝ほどに小さくカットする

③お鍋に①と②を入れて、かぶるくらいまで水を入れる。野菜が柔らかく、鶏肉に火がとおるまで煮込む

④炊いたご飯を入れてかき混ぜる。猫は猫舌なので、完全に冷ましてから与えましょう。

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水を用意する

水は水道水を深めのお皿に出しておきましょう。

ミネラルウォーターや猫用の水などもありますが、うちでは普通の洗浄機ポットで濾したお水を与えています。

ミネラルウォーターは人間にはいいですが、猫にはカルシウムやマグネシウムの過剰摂取になり尿路結石などの病気を起こしやすくなります。

猫用の水も高いので、わざわざ買う必要はありません。

 

お水の種類にこだわるよりも、猫はお水の温度や器によって、水を飲む量が変化します。

猫の舌は水の味覚を感じられるようになっていて、温度や器の種類によって、「この水はおいしい、おいしくない」と感じることができます。

そのため、いくつかお水を用意してあげて、安心できる部屋のすみのお水、窓際において温まった水など、使い分けるとたくさん飲んでくれます。

 

参考
「【基本】猫の水のやり方~水をよく飲む場合に考えられる病気まで」

 

寝床を用意する

どんなに社交的な猫でも、新しい場所には不安を感じます。

とくに今まで人に飼われたことがない猫は、外ではない「家の中」は触る感触や見る物すべてが初めての物ばかりです。

大人の猫は警戒心も強いので、子猫よりもお家に慣れるの日は時間がかかる場合があります。

そのため、猫の寝床は安心してくつろげるようにしっかり整えましょう。

 

保護した日はとりあえず、家の中を自由に歩き回れるようにではなく、一部屋に猫を閉じ込めて扉を閉めてしまいましょう。

極力人は入らないようにして、ベッド、トイレ、水、エサを用意して猫の自由にさせます。

寝床を設置する場所は、物の影や人間用のベッドや椅子の下など、陰になって猫が「隠れられている」場所がベストです。

押し入れなどがあったらそこがいいですね。

猫が人から姿を見られない場所に寝床を設置しますが、段ボールにタオルやクッションなどを敷いておきます。

段ボールがない場合は、タオルやクッションだけを置いていてもOKです。

 

病院で検査する

ケガをしている場合や、先住猫がいる場合は、家に連れて帰るよりまずさきに動物病院で診てもらいましょう。

場合によっては入院することもあります。

野良猫の場合、高い確率でノミダニはもちろん、回虫などの寄生虫や、猫エイズウイルスなどを持っている可能性があります。

 

ノミダニや寄生虫などは病院で治療してもらうことができます。

猫エイズウイルスなどの場合は、長期的な治療を必要としますが、先住猫がいる場合は接触させると感染してしまうので、病気を持っているかどうかを確かめるまでは猫同士を会わせることはできません。

ちなみに、人間に感染することはありません。

 

参考
「猫の多頭飼いの飼い方~初顔合わせから仲良くなるまで~」

 

野良猫を拾って困ること

外に出たがる

生まれたころから完全室内飼いの猫と比べると、やはり野良猫を経験している猫は外への警戒心が低いです。

外で自分だけで生きていたんだから当然ですよね。

外に出すかどうかは飼い主の意向によって決まりますが、当サイトでは完全室内飼いをおすすめしています。

 

猫を外に出すと病気やケガのリスクが高まり、平均寿命は極端に短くなる傾向があります。

猫はナワバリ意識が強いため、お家の広さだけでじゅうぶん満足する動物です。

そのため、じゅうぶんに猫じゃらしやおもちゃなどで遊んであげ、上下運動できるものをたくさん用意して、お家のなかだけで満足できる工夫が必要です。

 

スプレー行動をする

成猫が急にお家猫になると落ち着かないのか、家具などにおしっこをひっかける、スプレー行動をする猫がたまにいます。

とくに多いのが、ナワバリ意識が強いオス猫です。

スプレー行動をする場合の対策はいくつかあります。

 

・とりあえず落ち着くまで見守る

・猫と仲良くなる

・去勢手術をする

・スプレーされた家具や物を捨てる

・スプレーされた場所を徹底的に掃除して臭いを消して、スプレー行動を防止する

 

猫は人間の子どもの3才ほどの知能があるとされ、トイレくらいはしっかり覚えることができます。

それでもスプレー行動するのは、威嚇やナワバリ意識などのためです。

そのため、スプレー行動をはじめたら根気よく、かつしっかりとした対策が必要になります。

詳しくは、「【スプレー行動を消臭撃退!】猫のマーキングをやめさせる5つの方法」をご覧ください。

 

なつかない

これは猫の性格と、育ってきた環境によるところが大きいですが、まったくなつかない猫がいます。

野良猫のため警戒心が強く人と関わってこなかった、その生活が何年も続きなつかない場合は、愛情をかけてお世話することでいつか仲良くなれる日がくる可能性が高いです。

もっとも難しいのは、人間からいじめられた過去がある場合です。

 

その体験が強い衝撃だった程、猫は「人間」という存在に恐怖をかんじ、ふつうの猫のようになついてくれることはないかもしれません。

わたしは毎週日曜日、猫の保護活動ボランティアに参加していますが、もう6年以上誰にもなついてくれない猫がいます。

どんなにお世話しても、話しかけても、人の手がのびると怖がるんですよね。

 

この態度を、「かわいくない」なんて、思わないであげてください。

その猫ははかりしれないほどの怖い体験をして、本当は人に頼りたかったのに、人が裏切った結果そうなってしまったんです。

わたしたちに爪を出してひっかいたり、しゃー!と威嚇しても、愛情深く接してあげてください。

怖がって強い態度をとっていたとしても、心の中で少しは安心してくれているかもしれません。


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