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猫の言いたいことは鳴き声で分かる!種類別にみる猫の気持ち

      2017/04/09

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猫が「ニャーニャー」と鳴くと、「えっもうお腹が空いたの?」と、猫と会話することがあります。

これって、猫を飼っていると珍しいことではないですよね。

猫は動物学者の研究により16種類の鳴き声を使い分けて、意味のある言葉を発していることが分かっています。

猫が何を喋っているのか分かれば、猫ともっと楽しく快適に生活することができます。

猫の鳴き声での種類と、その気持ちをまとめます。

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猫の鳴き声に隠された秘密

鳴き声は人間に対してのみ発している

基本的に、猫は猫同士では声を出してコミュニケーションをとることはあまりありません。

通常の場合は、ボディランゲージと呼ばれる、体のしぐさによってコミュニケーションをはかっています。

例えば鼻を突き合わせるのは挨拶の印であったり、まばたきをゆっくりするのは「敵意はないよ」という意味を表します。

猫同士ではそれで通じますが、猫と人間ではそのしぐさでは気持ちは伝わりません。

そのため、猫は人間に気持ちを分かってもらうために鳴き声が発達し、16種類もの鳴き声を使い分けているとされています。

 

鳴き声は母猫と子猫の関係

猫同士で唯一頻繁に鳴き声を発生させるときは、母猫と子猫が交流する場合です。

母猫が子猫を呼ぶために「ミーミー」と鳴いたり、子猫が母猫を求めて「ピャァー」と鳴いたりします。

まだ自分を守りきれない、大人になっていない子猫を守るため、即効性が求められるため鳴き声を発するといえます。

大人同士の猫になると、喧嘩をするとき以外はそれほど密なコミュニケーションは必要とならないんですね。

この関係性から考えると、猫が飼い主にニャーニャー鳴き声を発してくるのは、飼い主が母親で、猫が子猫だという関係性が伺えます。

「何かをしてほしい」というお願いや甘えた気持ちを表しているんですね。

 

よく鳴く猫は甘えん坊

猫にもよく鳴く猫と、ほとんど鳴かない猫と、その差は個性が大きくわかれます。

よく鳴く猫の特徴としては、メスよりオスのほうがたくさん鳴く傾向にあります。

これはオスのほうが甘えん坊だからですね。

また、多頭飼いしているよりも、猫を1匹飼っている方が、飼い主とのコミュニケーションを密に要するので、たくさん鳴くようになります。

要求の多い、わがままな性格の猫も、たくさんお願いをするために鳴き声を多用します。

食いしん坊でご飯をすぐに欲しがったり、たくさん撫でてほしい猫などは、ちょっとうるさいと思えるときもあります。

たまにこんな猫同士でも、あたかもお喋りをしているような猫もいます。

「ンーニャン」「ンー」「ニャン」と掛け合いをして、いったい何を話しているんでしょうね。

 

猫の鳴き声の種類と気持ち

「ニャッ」と短い鳴き声 挨拶

「ニャッ」「ニャン」「ニャオン」「アン」

このような短い言葉を発する鳴き声は、ちょっとした猫の挨拶を表します。

日常でもよく聞かれる代表的な鳴き声で、これは人間に対して要求する意味は含まれていません。

人間で例えるなら、「やあ」と出会った時に挨拶している感じですね。

自分に気が付いてほしい、自分はここにいるからね!という主張していると考えられます。

これは社交的で甘えん坊な猫に多く見られる特徴です。

うちの猫で一番クールなしーちゃんは、ほとんどこの鳴き声を発することはありません。

あまり飼い主に構われなくても大丈夫という、1人でいることが好きな猫はあまり聞かれないわけですね。

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「ニャーーーン」と長い鳴き声 甘えている

「ニャーーーン」「ンーーンン」

のように、通常より高く長い鳴き声は甘えている気持ちを表します。

もっともっと構ってほしい、頭をなでて欲しいと人間に伝えているんですね。

動画の猫も「ニャーーーン」といいながら、頭をぐいぐい出してなでなでを要求しています。

このときの猫はとても気分が良いので、たくさん可愛がってあげましょう。

それでもそこは猫なので、あまり撫ですぎるとガブッと噛まれてしまうので、そこは注意しましょう。

突然ガブ!なでなで中に猫が噛む気持ちとは?噛み癖を治す3つの方法

 

「ニャアン!」と強めの鳴き声 要求している

「ニャアン!」「ニャア゛ー」「ニ゛ャア゛」のように、通常より強い口調で低めの鳴き声は、人間に何かを要求しているときみ見られます。

動画の猫のように、ご飯を催促したり、何かに不満を持っているときは、訴えるような鳴き声が特徴的です。

通常は低い声ですが、甘えん坊な猫だったり、甘えると飼い主が要求を聞いてくれると分かっている猫は、逆に高い声でお願いをしてくる場合があります。

この猫のように、かわいく鳴いておねだりしてくる猫もいます。

このときは飼い主をじーっと見つめてきて、動きにいちいち反応してニャーニャー鳴いてきます。

また、頭を撫でても「そうじゃない。なでなでを求めているわけではない」と、鳴き続けることが特徴です。

 

「シャー!」「フゥー」 怒りや威嚇の気持ち

「シャー!」「フゥー」「ウ゛ー」「チッ!」

など、威嚇や怒りの気持ちを表す鳴き声は、猫の中で最も分かりやすい表現です。

野良猫に触ろうとして、この声を聞いたこともある人は多いはず。

猫同士の喧嘩のさいや、人間に対しての警戒や強い不快感などを表し、通常の猫では見られない鳴き声です。

この声を発しているときの猫は、もちろん手を出そうものなら引っ掻かれます。

怒りが自分に向いていない、猫同士の喧嘩の仲裁のときでも、うかつに手を出すと噛まれたりするので気を付けたいですね。

動画の猫は、先住猫と子猫の初対面のシーンです。

先住猫が威嚇していますが、子猫も負けじと威嚇していますね。

この2匹は最初こそ威嚇しあっていましたが、1か月たつころにはお互いを舐めあうまでに仲良くなっていました。

 

この威嚇の鳴き声は、猫の他の鳴き声と比べると似ている点がなく、かなり特徴的です。

というのも、猫は威嚇の声を天敵の蛇の鳴き声をマネしていると言われています。

蛇の「シャー!」という鳴き声で、猫の「シャー!」という鳴き声は、周波数の点からいっても非常によく似ています。

嫌いな天敵が発する声だから、威嚇に使用していると考えられます。

「シャー!」とセットで使う「チッ」の鳴き声も、蛇が毒を出すときに出す音に似ています。

 

「ケケケッ」と短く鳴く 獲物を見ている

「ケケケッ」「クククッ」

のように、短い言葉で独特なリズムを繰り返すこの鳴き声は、「クラッキング」と呼ばれています。

主に窓の外にいる鳥を見つけるなど、獲物を見つけた時に発せられる鳴き声です。

これは、獲物を取りたい!という本能的な気持ちから発せられる声です。

この時の猫の顔は真顔で面白いので、クラッキングしていたら覗いてみましょう。

とくにこのクラッキングは、猫科のライオンやチーターなど他の動物には見られない行動で、猫だけがする特別な鳴き声です。

 

「・・・」声にならない鳴き声 複雑な気持ち

これは「サイレントミャオ」といわれる状態で、口を開けているのに鳴き声は発さない。ほとんど聞き取れないかすれた声を出すことを指します。

これは、期待や不安など、双方異なる感情を猫が感じており、複雑な心境であることを表します。

ちょっと心配なことがあって、どんな鳴き声をしていいか分からない状態ですね。

あるいは、疲れていて体力的にしんどい。もう眠い。という声を出すのも面倒という状態です。

上記の理由でサイレントミャオを多発する場合は、何らかのストレスを猫が感じていると考えられます。

ただ眠いだけの理由の場合は、静かにして眠らせてあげましょう。

鳴かない猫のコミュニケーション術

ほとんど鳴き声を出さない、静かな猫っていますよね。

これは鳴かない猫が大人しいのかというと、実はそうではありません。

猫はボディランゲージでコミュニケーションをはかり、その中でもしっぽで返事をすることが猫の基本です。

猫同士が並んでいて、目も合わせず話もしていないように見えても、じつはしっぽを揺らしながら、コミュニケーションをとっています。

その習性から、人が猫の名前を呼んで、しっぽがふらっと揺れるなら、それは猫にとっては返事をしていることなんです。

猫が人間に向って鳴くのは、猫が「この人は自分が声を出したときだけ反応するな」ということを認識し、用があるときは鳴き声を発するように学習したというのが正しいです。

また、無口な猫は子猫の早い時期に母猫から離してしまうと、鳴かなくなる傾向があります。

母猫と子猫の間のコミュニケーションツールであった鳴き声を発する機会が少なかったため、鳴き声でのコミュニケーションの取り方を知らないのです。

そのため、他の猫とも喧嘩したり、仲間はずれにされることも多く、1匹で過ごしている猫が多いです。

猫たちに子猫の鳴き声を聞かせてみると

どこからか聞こえてくる子猫の鳴き声にびくびくっとする猫たち。

子猫はお世話をしてもらうためにとにかく鳴くので、子猫に慣れていな大人ねこたちは落ち着かないようです。


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