ペットホテルに猫を預けるときの利用方法と料金、お店の見分け方まで
2017/04/09
参考 http://peco-japan.com/53931
急な出張や旅行のとき、どうしても猫をホテルに預けなければならないときがあります。
猫のお世話をしてくれる家族や友人がいない場合は、動物のペットシッターを呼ぶか、猫のホテルに預けるかの選択になります。
わたしも何度かペットホテルは利用したことがあり、その良しあしの差も見てきました。
今回は猫にとって良いペットホテルの見分け方と利用方法、料金などについてご紹介します。
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良いペットホテルの見分け方
昇降スペースがある
猫は高いところに登ることで安心し、ストレスを軽減させることができます。
そのためキャットタワーが設置されているペットホテルは、猫の特徴をよく考えられているといえます。
スペースも広く使うためその分料金は高くなりますが、キャリーバックを置くスペースしかないというホテルはやめましょう。
数日ならそれでもいいですが、3日以上預ける場合は昇降スペースがないといけません。
ワクチン接種証明書提示の義務が必要
必ずワクチン接種の証明を提示しないと預けられないホテルを選びましょう。コピーでもOKです。
ワクチンの効果は1年なので、必ず期限が1年間の間の証明書限定です。
預ける時少し面倒ですが、他に預けられている動物も厳しい規制を設けられているので安心です。
ノミ・ダニの駆除の確認がある
ペットホテルに預けて、ノミやダニを移されて帰ってきたらたまったものではありません。
必ず預ける時にノミダニのチェックがあるかを確認しておきましょう。
過度なサービスを進めてこない
ペットホテルには、お風呂サービスや爪切り、マッサージサービスなどサロンも併用しているお店が多いです。
そのため猫の宿泊中そのようなサービスを進めてくるお店もありますが、それは進められた段階であまり良質なホテルだとは考えにくいです。
「猫にトリミングは必要?自宅でできる方法解説&ペットショップに預ける危険性について」
でも書いていますが、猫は知らない場所に預けられるというだけで、犬より強いストレスを感じる動物です。
ペットホテルが、猫も犬も同じようなものだと考えている店はまずいです。
猫の宿泊中はできるだけ刺激を与えず、静かな時間を過ごせるお店が猫の特徴を理解している良質なお店だと言えます。
猫専用部屋がある
だいたいのペットホテルは、犬と猫の両方を預けられるお店が多いです。
できれば猫専門のホテルが望ましいですが、そうでない場合は、しっかりと犬と猫のスペースが隔離されているか確認しましょう。
ちょっと扉を挟んで隔離されているだけではなく、そのスペース同士が遠いか、または防音設備などがあるのかが重要です。
猫は犬の鳴き声を聞くだけで怖い思いをしてしまうので、犬や他の動物の気配を感じないスペースが必要です。
中を確認できる
実際に猫を入れておく場所を確認できるかは重要です。
経験上断られることが多いですが、それが正当な理由ならOKです。
「知らない人が入ると猫がパニックになってしまう」
「菌を持ち込ませることはできない」など、それ相応の理由が必要です。
しかし、速やかに場所の確認だけして、声も出さずにすぐに退出する。
決められた消毒はするなどの提案をしても、頑なに拒むホテルは何か見せたくない物があると判断できます。
良心的なお店は、監視カメラや写真を見せてくれたり、少しの見学ならOKを出してくれます。
無理を言うことはいけませんが、実際に預ける場所を快く見せてくれるかは大きなポイントとなります。
提携病院・医師を確認する
ペットホテルは必ず猫が急病を発症した時のために、動物病院と提携しています。
その病院はどこなのか、緊急時どのように対応するのかを確認しましょう。
わたしは一度ペットホテルに猫を預けようとしたとき、提携病院が昔誤診を受けたところのある病院だったので取りやめにしました。
そのようなこともあるので、ホテル自体が良いお店でも、病院選びも忘れてはいけません。
猫同士が対面になっていないか
猫を預けるスペースが、対面式になっているホテルは避けましょう。
狭いスペースにぎゅうぎゅう詰めにしている、利益目的での経営のお店に多く見られます。
どこでももちろん利益が出なければやっていけませんが、ペットホテルは大事な命を預かる場所です。
猫のストレスに弱い特徴を考えると、猫同士の姿が見えるのはもってのほかです。
猫の持ち物を使用できる
トイレやお皿類はペットホテルに用意されていますが、猫が普段使っている物を持ち込めるかどうか確認しましょう。
これは大抵OKのホテルが多く、ホテル側も猫が安心できるように持ってきてもらうように言われることが多いです。
大きな物などは持ち込み不可の場合もありますが、お皿やおもちゃなど通常持ち込める物すら持ち込めないお店は要注意です。
夜の時間帯のシステム
ペットホテルは24時間人が在住していないといけません。
夜は何人で管理されているのか、その時間帯電話確認が取れるか、責任者は誰になるのかなど、管理体制を聞いておきましょう。
言い渋る場合は、トラブル時何も対処できないバイトが1人だけいる場合があります。
必ず猫に詳しい人が在住し、トラブルが起きても大丈夫なように2人以上人がいるホテルにしましょう。
2泊程度だと利用を進めない
わたしが一番ペットホテルを利用した時良いお店だと思ったのが、1~2泊程度だと、ペットホテルの利用を進めないお店があったことです。
「猫は2泊3日程度なら、預けずにお家にそのままいるほうがいいですね。わたしが言うのもなんですけど」
とホテルの方はおっしゃっていました。
利用者全員にその主は伝えるそうです。できるだけ猫にとって良い環境を提供したいとの理由からでした。
最初からそのように進めてくることは稀ですが、4日以上家を空けるときなど、猫のためを考えてくれているお店を利用したいですね。
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猫のペットホテルの利用方法
まずは事前に予約
ペットホテルは必ず事前予約が必要になります。
とくに繁盛期である夏休みや冬休み、お正月、ゴールデンウィークは2か月前から予約していないと入れない場合があります。
人気なペットホテルほどすぐに埋まってしまうので、スケジュールを早めに確認しておきましょう。
会員登録が必要なホテルも
ペットホテルによっては会員登録が必須なところがあります。
猫を預けて帰ってこないなどのトラブルがあるので、身分証明書が必要です。
送迎か持ち込みで猫を預ける
猫を自宅までお迎えに来てくれる送迎サービスがあるところも多いです。
料金は無料だったり、高くても1000円程度です。
このとき注意事項を聞いたり、ワクチン接種証明書提示を提示します。
送迎の場合は、ペットホテルの内部がどうなっているのか事前に確認しておきましょう。
また、料金は前払いのところが多いです。
猫の様子を知る
預けている間のサービスはホテルによって異なります。
毎日猫の様子を画像とメールで知らせてくれたり、動画配信をしているホテルも一部あります。
また、猫の様子を記載したレポートを帰りに渡してくれるなど、必要だと思うサービスがあるホテルに預けましょう。
迎えに行く
帰ってきたらすぐに猫をむかえに行きましょう。
送迎の場合は、指定した時間に猫を送ってきてくれます。
たいていの場合、慣れない環境で猫は疲れているので、特別なことはせずお家の好きな場所で静かにさせてあげましょう。
元気が出てきたら、思う存分預けていた時間分遊んであげましょう。
ペットホテルの料金
猫1匹の場合、1泊2日は安いところで2000円。
高い場合は5000円ほどになります。
スペースの広さも料金に反映され、昇降スペースがついていたり、畳1畳ほどの小さな部屋になっているところがあります。
わたしが利用しているペットホテルは、1泊4000円ほどと少しだけ高めの金額ですが、1畳という広々としたスペースが魅力なのでここにしています。
割引料金もある
5日以上預ける場合は5~10%オフ。
1匹以上預ける場合は5~10%オフなど、そのホテルによって割引があるお店があります。
急病時の病院代は別料金
ペットホテル代には猫のエサやトイレの砂、清掃費などすべて含まれています。
しかし急病した時病院にかかった場合は、病院代が請求されます。
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