最後のお別れを一緒に。猫のペット火葬4つのプランとその費用について
2017/04/09
猫が永遠に天国へ旅立ってしまうとき・・・それはいつか必ず訪れる瞬間です。
わたしも何匹もの猫の最後の瞬間に立ち会ってきましたが、人生の中であれほど悲しいときはありません。
今までたくさんの幸せをくれた愛猫に、きちんとしたお別れをしなければなりません。
今回はそんな最後のとき、猫をどのように扱うのか?葬儀の仕方や料金についてまとめます。
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ペット火葬の種類
まずはどのように猫をお見送りしてあげたいかを選びましょう。
猫のペット火葬は、主に4種類あります。
立ち合い火葬
希望する人が立会して、一緒に猫の火葬をお見送りできるプランです。
葬儀社の中には火葬後の骨を拾うことができたり、お経がついていたり、人間と変わらない手厚い内容の物もあります。
わたしはいつも個人経営しているペット霊園の立ち合い火葬を選んでいます。
立ち合い火葬の費用:18000円~30000円
立ち合い火葬はオプションが多いため、火葬の中では最も高額になることが多いです。
猫のお布団や専用の箱を用意することもできたり、骨壺も好きな種類を選べたりします。
愛猫としっかりとした最後のお別れができるので、最近のペットは家族という風潮から人気になっています。
個別火葬
他のペットと合同ではない、その猫単体の火葬プランです。
立ち合いはできないので、参列できない忙しい方に人気なプランです。
個別火葬のメリットは、絶対に他のペットとの骨が混ざらないことがあげられます。
個別火葬の費用:16000円~22000円
立ち合いはできませんが、ペットの骨を合同で火葬せず、1匹1匹を大切に扱ってくれるため、合同火葬より費用は数千円高くなります。
しかしここでも注意したいのが、個別火葬といいながら合同火葬をしている悪質業者も中にはいるということです。
とくに個別火葬なのに返骨ができないという業者は怪しいです。
合同火葬
他のペット犬や猫などと一緒に、合同で火葬するプランです。
費用が安く抑えられるのがメリットですが、同じ火葬場で火葬されるので骨が混ざってしまう可能性が高くあります。
そのため返骨は選択できないこともあります。慎重に葬儀社を選ばないといけません。
合同火葬の費用:12000円~16000円
訪問火葬
専用の火葬車で自宅まで訪問して、その場で火葬してくれるプランです。
交通の足がない場合や、遠くまで足を運ぶことができないお年寄りの方などに重宝されているようです。
訪問火葬で注意が必要なのは、火力の調整が難しく、骨が残らないことがある場合があること。
この点も契約を結ぶ前に、葬儀社としっかり打合せしておきましょう。
訪問火葬の費用:18000円~20000円
訪問火葬はまだ行っていないという県も多いです。
希望する場合は事前に調べておきましょう。
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良い猫の葬儀屋さんを選ぶポイント
立会火葬を進めてくるか
料金が最も高い立会火葬ですが、これは猫のためには最もいいプランです。
「高いから進めてくるんだろう」と、お金儲けのために聞こえるかもしれませんが、これは他のプランはあまりおすすめできないためです。
良心的な葬儀屋さんはしっかり個別火葬なら個別で火葬してくれますが、立ち合いしないなら混ぜて焼いてもいいだろう。と悪質な業者もまだまだ多いようです。
ペットだから分からないだろうということですね。
遺骨で猫のペンダントなど作ろうと思っていて、全く違う犬の骨が返骨されて、気づかずにペンダントになったら嫌ですよね。
そのため、良心的な葬儀屋さんはまずは立ち合い火葬を進められます。
逆に立ち会い火葬はなく、個別か合同火葬しかないという葬儀社は注意が必要です。
家族同様のペットを見送るという気持ちが会社全体にこもっておらず、家族に見られないことをいいことにいい加減な仕事をしているかもしれません。
最低限立ち合い火葬をしない場合でも、立ち合い火葬ができるかどうかだけはチェックしましょう。
質問にはきちんと答えるか
「料金はいくらですか?」「何度で火葬し、どのくらいの時間がかかりますか?」「骨はきちんと残りますか?」
「どの霊園と提携していますか?」「火葬を担当される方はどなたになりますか?」
全ての質問をする必要はないですが、気になるところは聞いておきましょう。
これには返答がはっきりと分かれる会社があります。
何でもしっかりと親身に答えてくれる葬儀社。
しどろもどろで、いい加減な対応をする葬儀社。
とくに良心的な葬儀社は、こちらの辛い気持ちを察して飼い主が気になるような不安点をあちらから話をしてくれます。
上記の質問は、わたしから質問したのもありますが、葬儀社のお坊さんから答えてもらったものです。
大切な猫の最後ですから、きちんとした回答を得られる葬儀社を選ぶため、複数に電話しましょう。
個別火葬の料金が安すぎない
料金を比べてるみると、個別火葬が平均よりかなり安い葬儀社があります。
これは平均より安くして、自分のところが儲かるようにという理由ですね。
その葬儀社自体に何らかの費用を抑えるシステムがあるなら別ですが、明確な理由もないままただ安いなら避けておくのが無難です。
ぎゅうぎゅう詰めにして強い火力でがっと火葬して、骨がほとんど残らなかったり、中には納骨するといっておいて、していなかったケースもあるようです。
料金は安すぎず、適正価格な葬儀社を選びましょう。
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