どのくらいまでの寒さなら猫は大丈夫?冬は猫が体調を崩しやすい季節
2017/04/09
今年の冬はあったかいな~なんて思っていたら、寒波の到来!
連日寒い冬将軍が続き、うちの猫たちもすっかりこたつに隠れてしまっています。
猫はもともとが砂漠地帯出身の動物で、暑さに強く寒さには弱いという特徴を持っています。
夏は元気でも、猫にとって冬は体調を崩しやすい季節といえます。
そんな冬の寒さ対策や体調管理法をまとめます。
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猫に最適な冬の温度
猫ももちろん個体差があり、あまり寒がらない猫もいますが、ほとんどの猫は寒がりです。
わたしが歴代飼ってきた猫たちは、すべて総じて寒がりでしたw
元気な若い猫はまだ体が元気で自分で発熱する機能が高いので、冬の室内の適温は20度ほど。
老猫や衰弱している猫の場合、自分で発熱する機能が弱まっているので、適温は23ほどと少し高くなります。
また湿度も重要で、50%以上を保つようにしましょう。猫風邪やウイルスを予防する効果があります。
うちは加湿器を利用していますが、お湯を沸かしたり、濡れたタオルを乾かしておくだけでも保湿することができます。
冬はお腹を壊して下痢をしやすい
お腹は最も寒さに弱い器官で、そのため猫のお腹にはふさふさとした毛で守られています。
それでも寒すぎると腸機能が低下し消化力が弱まり、下痢になってしまうことがあります。
冬場急に寒くなったとき猫が突然下痢をするようになったら、猫の餌はもちろん、室内温度や猫の環境をチェックしましょう。
猫は背中より体を下から温められる、ホットカーペットを好みます。
これは、寒いとき弱点であるお腹を守ることができるためです。
どのくらいの寒さに猫は耐えられる?
猫は寒がりですが、それなら家の中で温もれない野良猫は大丈夫なのでしょうか?
わたしの経験上、やはり冬にかけて野良猫の数は減少しているように思えます。
春になるとまた子猫が増えて、猫の数自体は変わっていないように見えますが、野良猫の顔は年々変わっています。
やはり冬に抵抗力の弱い猫は病気にかかったり、寒さに抵抗できずそのまま・・・ということが多いようです。
体の強い、または寒さを乗り越えられる温かい場所を見つけられる猫のみが生きていられるのでしょう。
とくに日本猫は猫の種類の中でも寒さには弱いほうで、洋猫よりも寒さへの抵抗力がありません。
見た目通り短毛の猫派、長毛の猫よりも寒がりです。
ロシアに生息するサイベリアンなどは、ふわふわな寒冷地用の長毛で、日本で野良猫として過ごしてもまず問題ないでしょう。
飼い猫については、まず室内という外気を遮断できる状態であれば、寒さに耐えられないことはありません。
そこに猫がくるまれる毛布やクッションなどがあれば、まず心配することはありません。
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猫は必要以上に温かさを求める
外気に長時間触れていなければ、猫も心配することはありません。
しかし、お家の中の猫を見ていると、こたつの中から1日中出てこなかったり、ストーブのまん前を占領したりと、暖房器具を占領していることがよくあります。
これは必要以上に温かすぎる環境といえます。
じつは猫は寒さには敏感ですが、暑さには強いため、暖房器具などの熱さの温度変化はあまり感じ取ることができないそうです。
ちょっとでも寒いとストーブの前に陣取る→毛が燃えても気が付かない。という事態が起こるのは、そのためです。
冬場の動物病院は、そのような低温やけどを負ってしまった猫が多く運び込まれます。
猫は寒がりだからと温かくばかりしすぎず、危険性にも注意しておきましょう。
猫注意報!冬のこたつ・湯たんぽでの低温やけどの原因と治療方法 |
猫専用こたつでぬくぬく
キャティーマン (CattyMan) 夢こたつ本体&ふとんセット ミルキーピンク
猫専用の温度に設定された可愛いこたつ。
ほのかな温かさを保ってくれるので、低温やけどを予防することができます。
ふんわりやわらかな素材を使用しているので、かわいくふみふみしているポーズが見れちゃいます。
人間用のこたつの温度が高すぎるときなどに便利です。
やわらか湯たんぽ
猫に相性の良い暖房器具といえば湯たんぽ!
しかも最近の湯たんぽはプラスチックの固いタイプではなく、やわらかくてぷにぷにしている物が人気なんです。
このやわらか湯たんぽなら、猫がその上でベッドのようにしてすやすやと眠ることができます。
うちでは猫にお留守番させている時間も多いので、留守中は火事防止のためこのやわらか湯たんぽを猫に置いて行っています。
3匹いるので3つ買って、それぞれがお気に入りの寝床に仕込んで出かけるので、寒い冬でも温かくして過ごすことができます。
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