正しいまたたびの与え方 5つのポイントを守って猫のストレスを解消!
2017/04/09
猫にまたたび!というほど、本当に猫ちゃんはまたたびが大好きです。
うちでもたまにあげますが、人が変わるならぬ、猫が変わるという豹変する現象が起きます。
とくにオスのハルくんはちょっと凶暴になって、またたびの木を取り返そうとすると指を噛まれます(^^;)
そのくらい強く猫が反応するまたたび、あまりあたえすぎる危険な場合もあるので、薬じゃないですけど用法要領を守ってあげましょう。
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またたびをあげるタイミング
猫にとってまたたびは、アルコールのような存在です。
人間にとって少量のアルコールは良薬になると言われますが、またたびは脳に作用する働きを持ち、健康に作用することはないんですね。
ですからあげすぎは危険です。
1袋に入っているまたたびの量は約0.5グラムほどですが、1グラム以上を一度にあげると危険です。
あまりに脳が興奮しすぎて、高齢の猫や持病がある猫は、可能性は低いですが死んでしまうこともあります。
猫が普通に健康で問題ないときは、あまりまたたびをあげないようにしましょう。
ではどんなときに猫にまたたびを与えていいかというと、5つのポイントがあります。
・猫に元気がないとき
・食欲がないとき
・部屋が狭い・部屋に高い場所がないとき
・しつけのとき
・ストレス解消に
主に元気がなかったり、猫にストレスがたまっているときなどまたたびを使った方が元気が出るときに使用しましょう。
とくに食欲がないときはふりかけのようにして餌に混ぜてあげると喜んで食べてくれます。
餌に病院からもらった薬を混ぜるときにも効果的です。
といっても、人間でも体に悪いと分かっている物でも全てを封じられたら面白くありませんよね。
大量にあげると毒ですが、少量なら問題ないので、月に1~2回程度頻度を守ってあげるぶんには問題ないです。
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またたびの与え方
粉末状になっているまたたびは、そのままあげて大丈夫です。
手のひらにのせてあげたり、食器の上にのせてあげましょう。
普段の餌の上にまたたびをふりかけのようにかけると、食欲のない猫でも食欲が増します。
他にも便利なまたたびの与え方があります。
爪とぎを教えたいときに、爪とぎにまたたびをふっておくと、またたびの匂いにつられてそこで爪とぎするようになります。
何度か爪とぎを変えてもそのたびにまたたびをふっておくと、2~3回で覚えてくれます。
最初からまたたびの匂いを染み込ませている爪とぎも売っているので、それを使うのも便利ですね。
他にも、おもちゃにかけても普段以上に興奮して遊んでくれます。
6キロ以上のデブ猫ちゃんをダイエットさせるときなどに便利です。
タオルなどはまたたびが絡みやすいですが、ヒモなどのおもちゃには両面テープを張り付けて、そこにまたたびを少量振っておきます。
またたびを与えると、約20~30分の間その効果が続き、ふらふらしたりやたら活動的になったりします。
30分もしたら落ち着くので心配はしなくて大丈夫です。
それ以上ふらふらしているようなら、またたびのあげすぎなので、一度にあげる量は0.5グラムを目安に抑えましょう。
またたびが大好きな猫
またたびはメスよりオスの方がよく効き、オス猫にあげれば暴れ回ります。
人間でも同じですが、男性の方がアルコールの誘惑には弱く、いっぱい飲みますよね。それと同じです。
またたびが一つしかないとオス猫が独り占めして、他の猫には与えないというしぐさが見られます。
喧嘩しないためには、猫の人数分買っていたほうがいいですね。
逆に、子猫にはまたたびを与えても反応が薄く、あまり興味を示してくれません。
これはまだ子猫だとまたたびのよさが分からないんですね。
猫科のライオンもまたたびには無反応だという研究データが出ています。
またたびの形状で効果が変わる
スーパーやペットショップにまたたびは色々な種類が売っていますが、うちでは最初に加工されていない木の形のままのまたたびを買いました。
とっても細いまたたびの木ですが、猫にあげると今までも見たこともないほど大興奮して遊んでいました(^^;)
その様子はちょっと怖いほどで、またたびをしまった後も床をぺろぺろしていたくらいです。
その後粉上のまたたびを買ったところ、しら~っとしてとくに反応してくれませんでした。
これはまたたびの形状によって、猫への効果が変わることで反応の違いが起こります。
粉末→液体→実→枝→葉の順でまたたびの力が強いので、またたびとして元の姿に近いほど効果が大きいということですね。
ですから一般的に多く売られている粉末状のものは、ほとんどまたたびとしての力が抜けている状態なんですね。
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