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猫のマイクロチップが進化している!登録方法とメリットデメリットについて

      2017/04/09

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猫がお散歩から帰ってこなかったら。

とつぜんの災害時、猫が飛びだして行方不明になってしまったら。

そんな考えるだけで悲しくなってしまうことですが、日本でも猫の行方不明は年間で数千~数万匹にのぼるそうです。

そんなとき役にたつのがマイクロチップ。

動物愛護の取り組みが強いイギリスやドイツ、オーストラリアやニュージーランドではすでにペットへのマイクロチップが義務化されています。

日本ではまだまだ認知度が低く、受けられる病院も少ないのが現状です。

はたして猫にマイクロチップは必要なのでしょうか?そのメリットとデメリットについて考えてみます。

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マイクロチップは年々進化している

「首輪の安全性が猫の未来を左右する!おすすめな首輪特集」の記事で少しマイクロチップについて触れましたが、近年はマイクロチップのデメリットも少なくなってきているようです。

マイクロチップのデメリットとして、以下のようなことが言われています。

 

マイクロチップのデメリット

・マイクロチップ周辺がガン化、関節症になる可能性がある
・動物愛護センターにマイクロチップを読み取る機械がない施設がある
・マイクロチップの読み取りが難しい
・CTRが写りにくい

ガン化などは噂話程度で、獣医師さんに聞くとそのようなケースには出会ったことがないそうです。

仮にあったとしても、それは偶然マイクロチップ周辺にガンができてしまったと考えるほうが自然だということです。

また、わたしが一番問題視しているのは、そもそも迷子猫として動物愛護センターに届けられた猫の、マイクロチップを読み取る専用の機械が置いていないということです。

 

マイクロチップは一口にそういってもいくつかの規格があり、それを読み込める専用の機械がなければありません。

そのためマイクロチップも埋まっていて、専用の機械もあるのに、規格があわないために発見することができないというケースがあります。

この日本では現状マイクロチップを埋めても、発見される可能性が低い、という点が一番問題だと思います。

 

デメリットが徐々に解消されてきている

上記のような問題点を抱えているため、マイクロチップの導入には踏み切れていませんでした。

しかし最近の最新マイクロチップ事情を見ていると、そのデメリットも徐々に解消されてきているようです。

コンピューターの進化は目覚ましく、マイクロチップもさらに安全に、発見しやすくなっているようです。

人間にも使えるほどの安全性ということですから、いずれは人間もマイクロチップが義務化になるなんて未来がくるかもしれません。

 

マイクロチップの導入方法

猫のマイクロチップはまだまだ取り扱える動物病院が少なく、多くはありません。

取り扱っている動物病院は以下で確認できます。

マイクロチップ登録動物病院一

料金

マイクロチップなんて高そうとイメージしがちですが、じつはそこまで高価ではありません。

6000円ほどで埋め込むことができ、登録費用と合わせても7000円ほどで取り付けることができます。

現在のマイクロチップの耐久性は20~30年ほどと、猫の寿命が15年ほどなので、一度取り付ければほぼ永久的に大丈夫です。

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取りつけ方法

体に異物を入れるのだから、手術だろうと思っていたら、なんと注射をするだけで埋め込むことができます。
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画像の通りマイクロチップは1円玉よりさらに小さく、2ミリ×13.5ミリしかありません。

そのため予防注射より少し大きな注射器で、そのまま首の後ろに打ち込むだけで埋め込むことができます。

注射器は少し太いため、普通の注射よりは痛みが強いようです。

病院に慣れていない猫などはびっくりして飛び上がってしまうこともあるので、そのような特徴がある場合は、病院と相談して鎮静剤など打つ場合があります。

子猫のほうが痛みには鈍感なので、埋め込むなら成猫になるまえが猫にとって痛みが軽減できるでしょう。

 

住所の登録を忘れずに

マイクロチップは埋め込むだけでは効果がありません。

埋め込んだ後、マイクロチップの中に情報を入れておく必要があります。

大抵の場合、その病院が代わりにAIPO(動物ID普及推進会議)に登録をしてくれます。

たまに自分で手続きをしないといけない病院もあるので、そのときは申込み用紙をもらって、自分で手続きする必要があります。

自分の名前や住所、電話番号。猫の名前や毛色、獣医師、かかりつけの病院などの情報と登録できます。

とくに住所や電話番号は最新の情報のものが必要なので、引っ越しなどして変わった場合は、すぐに変更届を出しましょう。

 

GPS機能はついてない

マイクロチップというと、誤解されがちですがGPS(位置情報特定)機能がついていると思われがちです。

猫が脱走したら、そこで猫の位置情報を検索すれば猫の居場所が分かるというシステムです。

しかし残念ながら、猫に埋め込むマイクロチップにはGPS機能はついていません。

マイクロチップはとても小さいため、GPSという電力を常に消費する機能はつけられないというのが現状なようです。

そのため、マイクロチップを埋めているといっても、それがどこかで読み込まれるまでは待つ以外はありません。

 

うちではマイクロチップをどうするかというと

うちは3匹の猫がいますが、今のところ検討した結果マイクロチップの導入は先送りしています。

やはり一番心配なのが、何らかの病気の原因になってしまう可能性があるかもしれないという理由です。

アメリカでは訴訟なども起こされているようですが、なかなか日本にいるとそのような情報は分かりません。

もう少しマイクロチップが広く認知され、その安全性もさらに高まったら・・・と思っています。

 

しかしそれでも、脱走癖のある猫には有効な対策だと思います。

病気を心配して猫がいなくなって帰ってこなくなってしまった・・・では元も子もないですからね。

「ちょっと待って!猫が首輪をつけるメリットとデメリットを考えよう」

 

上記の記事でも書きましたが、住所と電話番号を書いた首輪は猫にとって必ずしも有効な対策とはなりえない場合があります。

マイクロチップが原因の病気と、首輪の事故は果たしてどちらが多いのか疑問です。

うちの場合、猫がほぼ脱走しない性格なことも先送りの要因となっています。

自然災害の場合は、3匹を連れて逃げられるようにキャリーバッグを3つ用意しています。

このような最低限の用意をしながら、猫の環境や性格を考慮したうえで、マイクロチップと向き合っていきたいですね。


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