換毛期の猫の抜け毛対策!おすすめブラシから掃除の仕方まで
2017/04/09
抜け毛が大量発生する時期がきちゃった!
猫には換毛期と呼ばれる、抜け毛が大量に出る時期があります。
その時期はいつかというと・・・そう、まさに今3月です!
最近寒い冬があけて温かい小春日和の日が続いていますが、まさに春先が換毛期のベストシーズンです。
換毛期は、夏の熱さに耐えられるように春先に、冬毛が抜け毛として大量に抜けます。
そして1年のうちにもう1回換毛期があり、それは秋の暮れごろの11月、冬に向けて寒くなる時期に抜け毛が多くなります。
今度は夏用の毛が抜け落ち、冬に向けて温かいダブルコートと呼ばれる、毛がふかふかな状態になるための換毛期です。
同じ猫でも、夏と冬に触ると、ふわふわ感が違うのはこの換毛期があり毛が生え変わり、量が増えるためです。
とにかく換毛期の時期は、大量に毛が抜けます。
ブラッシングをして、「もうこれ以上1本もブラシに毛がつかない!」というほど熱心にブラッシングしても、その半日後にはごそっと毛が取れます。
それほど生え変わりが激しい時期で、服に抜け毛がつくのに困るシーズンといえます。
毛が生え変わる目安としては、猫の個体差や、季節の温度に左右されます。
冬毛に生え変わろうとしているのに、寒くなったり暑さが戻ったりと繰り返すと、換毛期は長引きます。
通常は、約2週間~1か月程度で全ての毛が生え変わります。
この時期は出かける前には必ず服にコロコロをかけて乗り切りましょう!
今回は猫の抜け毛におすすめのブラシ、掃除術、また抜け毛が病気ではないか?の可能性をまとめます。
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室内飼いだと換毛期がだらだらと続く
今は完全室内飼いが増えていますが、少し熱くなったから、少し寒くなったからとすぐにエアコンや暖房器具をつけると、猫は外の気温を感じ取ることができません。
最近の猫は、換毛期がだらだらと長期化する傾向が見られ、これは室内飼いが増えたためだと言われています。
ほとんど通常と換毛期の境目がなく、1年中毛が抜けるという猫も多いようです。
そのため、春先や秋は窓を開けて、外の空気を入れ、その陽気を猫に感じさせましょう。
季節のメリハリがはっきりわかった方が、猫も自然に近いので体調管理をしやすく、換毛期がはっきりつき抜け毛対策がしやすくなります。
おすすめブラシ
とにかく抜け毛と毎日格闘しなければいけない時期は、さっとブラッシングして抜け毛をお掃除してしまいましょう。
換毛期の時期におすすめなブラシがこちら、猫用ブラシの「フーリー」。
ペット先進国のフランスで開発された、獣医さんやトリマーさんが使用している本格ブラシです。
以前はピンブラシを使用していましたが、さすがに3匹の猫の換毛期が同時にくるので、面倒になって買ってみました。
すると、やはりプロ仕様ということで抜け毛が取れる取れる!
普通のブラシより高いですが、ブラッシングの手間が省けるので愛用しています。
ただし、気を付けなければいけないのは、ダブルコートの猫のみが使用できるという点です。
日本に生息する猫のほとんどはダブルコートですが、シングルコートの猫には使用できません。
使用してしまうと、肌が荒れ、途中で毛が切れてしまいます。
シングルコートの猫は主に、シャム、バーミーズ、コラット、シンガプーラ、デボンレックス、コーニッシュレックス、ターキッシュ、アンゴラ、ソマリです。
シングルコートの猫におすすめのブラシ
ラバーブラシは短毛種
ピンブラシは長毛種
換毛期の猫にはフーリーが最強ですが、シングルコートの猫にはやはり定番のラバーブラシ、ピンブラシがおすすめです。
ラバーブラシは短毛種、ピンブラシは長毛種の猫と使い分けましょう。
面倒なときは、ピンブラシで短毛種の毛をブラッシングしても取れますけどね。
うちもブラシを使い分けるのが面倒なので、フーリーを使用する前はピンブラシで全部ブラッシングしていましたw
専用のブラシを使用したほうが効率的で、毛並がよくなるという効果があります。
掃除機で抜け毛を掃除しよう
換毛期には、ブラッシングは毎日したほうがいいです。
サボってしまうと、絨毯には毛の塊がびっしりついて、掃除機をかけるほうが大変になってしまいます。
毛をそのままにしてしまうと、不衛生な環境からノミダニが発生してしまい、猫が皮膚病になってしまうことがあります。
また、人間もアレルギーを発症しやすくなり、鼻水が出だり咳をしやすくなることがあります。
抜け毛を効率的に掃除する掃除機のかけ方
猫の毛はふわふわして、部屋中に舞い広がってしまうというイメージがありますが、じつは床の素材によって落ちる場所は異なります。
抜け毛が落ちている場所を重点的に掃除できれば、お掃除も楽になり、清潔になります。
じゅうたん・カーペットの場合
猫の毛はじゅうたんやカーペットに絡みつきやすいので、猫が寝ていた場所、猫があるいた場所を重点的に掃除機をかけましょう。
また、絡んでいる毛は掃除機だけでは取れないので、掃除機をかけたあとコロコロするのが理想です。
掃除機のかけ方は、十字をイメージしましょう。
まず縦に掃除機をかけて、その後横にかけると、絡んで取れなかった毛まで掃除することができます。
フローリング・畳の場合
フローリングと畳の場合は、毛が人が歩くたび、風の流れで毛が飛び散ってしまいます。
そのため猫が寝ていた場所以外に大量の毛が落ち、とくに部屋の端やすみに溜まりやすいという特徴があります。
そのため、掃除機は部屋の隅から中心に向かって、一方向にして掃除機をかけるようにしましょう。
ゆっくりと、毛を飛び散らないようにかけるのがコツです。
アレルギー持ちに空気清浄機は必須
ダイキン(DAIKIN) 加湿ストリーマ空気清浄機「うるおい光クリエール」 ホワイト TCK70R-W
わたしは鼻炎もちなのですが、もう3月は花粉と大量の猫の抜け毛と合わさって、それは酷いものです。
窓を開けたら花粉が・・・でも家の中には大量の毛脱毛器、猫がいる!
ということで、3年前からペットの抜け毛に強い、ダイキンの空気清浄機を使用しています。
やはり以前と比べると、格段に鼻水や目のしばしばがなくなり、体調もお掃除も楽になりました。
ダイキンの空気清浄機の良さは、強力な抜け毛やホコリの吸引力にあります。
そしてわたしが重視したのは、大量の猫の抜け毛を吸った後に、吸引力が落ちるものでは使い物にならない!ということ。
換毛期の猫の抜け毛って、半端ない量ですからね。そのたびにフィルター交換ってめんどうくさいですし。
その点ダイキンの空気清浄機は、宣伝どおり抜け毛を吸収した後でも吸引力が落ちないので、ずぼらなわたしには管理が楽で助かっています。
もしかして病気かも?
3月、11月といった毛の生え変わりでもない時期に、毛が大量に抜けるのは病気の可能性があります。
最近は異常気象の影響で、2月や10月といったように前倒しして換毛期に入る場合もあるので、温度差には注意しておきましょう。
抜け毛が増える病気として、まず一番に考えられるのが皮膚病が原因となっているものです。
皮膚病の中で最も多い原因が、ノミやダニなどから発生するアレルギーにより、皮膚が痒くなったり毛が抜けてしまうことがあげられます。
猫にもアトピー体質があり、同じ環境で猫を飼っていても、アレルギー耐性が弱いと皮膚病を発症させやすくなります。
抜け毛の原因がではないとすると、次に考えられるのは内臓疾患による原因です。
腎臓病・糖尿病、免疫異常などが考えられます。
病気による抜け毛の対策
皮膚病が原因の場合は、猫を飼育する環境の清潔が保たれていないことが大きな原因となります。
毛は抜ける前にブラッシングして清潔を保ち、シャンプーをするなどしてノミダニを退治しましょう。
皮膚病にかかっている場合は、シャンプーは逆に皮膚病を悪化させてしまう場合があります。
その場合は病院に行って、駆除薬で治療してもらうことが確実です。
そして、猫の抜け毛の原因は、よく分からないということがあります。
皮膚病でも内臓疾患でもないという場合は、主にストレスが関係しています。
飼い主からの愛情不足を感じている、環境が変化したストレス、猫同士の喧嘩、ご飯が口に合わないなど、ストレスの原因はさまざまに考えられます。
ストレスの原因をつきとめ、快適な環境を作ってあげましょう。
気づいて!日常に潜む猫のストレス 15種類の原因別【対処法】 |
猫の抜け毛で作る猫毛フェルト
参考 イヌモネコモ
これってただのフェルトかと思いきや、なんと本物の猫の毛から作ったフェルトというから驚きです。
ブラッシングするのが面倒でも、フェルト猫を作るためだと思ったら少しは楽しくなりますね。
愛猫の毛を使うということあって、まるで愛猫が小さくなって、側にいてくれるような仕上がりになるのが嬉しいですね。
参考 http://feely.jp/3525/
画像は犬ですが、上級者になるとこんなにそっくりな物も作れます。
毛の保存は、ブラッシングした後、毛をそのまま引き抜き、塊になった状態の毛を缶詰などにふんわりと保存しましょう。
色別にすると作るときに楽なので、ブラッシングをするときその色の部分だけをブラッシングするようにします。
猫毛フェルト入門書は、「もっと猫毛フェルトの本 うちの猫と楽しむ簡単ハンドクラフト」がおすすめです。
揃える物から使い方、初心者がつまずくポイントまで画像付きで詳しく解説されているので、なんとか1作品作り上げることができる本です。
とくにかわいいのが、本書で紹介されている肉球型ストラップ。
猫を作るより肉球の方が簡単なので、まずはこちらから作り始めるのもおすすめ。
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