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子猫から大人になるまでの猫の成長過程。体重と性格の変化について

      2018/10/20

猫が生まれて子猫から成長する過程は見ていてとても楽しいものです。

丈夫に育って飼い主にも慣れてくると、まさに飼い主冥利に尽きることでしょう。

ここでは、子猫から大人の猫になるまでの成長過程を順に追ってみました。

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生まれたての子猫の成長について

子猫は、生まれてから最初の3カ月は1週間単位でみるみるうちに成長していきます。

その成長過程というものはまさにめまぐるしく、生まれたばかりのころは体重僅か100gほどですが、生後1週間で約240g、生後1か月で510g、生後2か月頃には体重が1㎏ほどに増加します。

 

毎日見るたびに「あれ、ちょっと大きくなったかな?」と分かるほどです。

そして、それ以降の生後3~6カ月も1カ月ごとにぐんぐんと大きくなっていきます。

 

成長のスピードは4か月目をめどに、徐々にペースを落とし、このころ成猫としての体重の半分になります。

基本的な成長は6ヵ月ほどで止まります。

7か月~12か月までは、猫の個々の遺伝や生活環境によって、体重が増加します。

あまり食べないこは、生後6か月ほどの体重でほとんど変化のないままで、よく食べる猫や、親の体格がいい猫は12か月まで成長を続けます。

 

生後12ヵ月後くらいの体重が、飼っている猫のベスト体重とも呼ばれているのでそれ以上増えた場合でしたら、肥満も考えたほうがいいでしょう。

 

もっとも、猫の中にも大型種がいます。

大型の猫では12ヵ月目以降でも成長し続けるのでその限りではないときもあります。

 

生まれたての子猫は、どの品種でも平均体重は概ね100g前後です。

手のひらに乗るほどの小ささですからとても可愛いですよ。

 

目も見えませんし、耳も聞こえない状態です。

もそもそと動いて、母猫のおっぱいを探し当てては早速母乳を飲み始めるのです。

ですから、この状態では本能的な動きというよりも、鼻は利いているという説があります。

 

母乳を十分に飲み続けると、子猫は順調に成長していきます。

子猫は1日に10~20gずつ体重が増えていくのです。

母乳の飲みが良くない場合や、子猫の体重があまり増えない場合でしたら、個体差もあるのですが、気になるので病院へ連れていくといいでしょう。

 

生まれたての子猫の目は開いていません。

子猫の目が開くのは、だいたい生後10~16日前後となります。

子猫の成長スピードには個体差があるようです。

 

同じ母胎から何匹も子猫が生まれるのですが、同胎であってもすぐに目が開く子猫もいれば、なかなか目を開かない子猫もいます。

母乳の飲み具合も違ってきますし、そうなると成長の度合いも当然ですが違ってくるのです。

 

歯が生えてくると…

参考「子猫の乳歯の生え変わり時期。永久歯との見分け方」

 

子猫も生後3週目を過ぎた頃から、乳歯が生え始めてきます。

また、この頃から自力で歩くようになります。

よちよち歩きがとてもかわいい時期です。

 

また、この時期から、排泄もできるようになります。

生後4~5週目では、子猫は狩りのまねごとを始めるようです。

実際には遊びが活発化するということになるのですが、さまざまな遊びを通じて、餌を食べる術を身につけていくのです。子猫の体重は、生後3カ月頃で1~1.5kgとなります。

 

4カ月頃で約2kgということになります。

このころが子猫の一番のやんちゃ盛りとなります。

何にでも興味を示すので、目が離せない時期でもあります。

 

もっとも、見ていて楽しい時期かもしれません。

猫の性格形成ができあがる時期なので、ここでおとなしい性格であるとか、放浪癖があるとかがわかるようになるでしょう。

 

一般的な猫の例ですが、8カ月頃で3~3.5kgですね。

子猫の成長がほぼ止まる1歳頃となります。

 

この時期で体重は3.5~5.5kg程度となり、標準的な成長過程をたどっているといえるでしょう。

骨格の大きさや猫の種類によっても大きさはさまざまです。

もっとも、生後1年未満の子猫の体重の推移は健康上とても大切です。

 

まめに体重を測って、子猫の成長家庭を管理するようにしましょう。

大人の猫になった後の体重ですが、1歳時から約15%増加する分には問題がないとする説もあります。

 

もっとも、急激に体重が増加する場合は、餌のあげすぎが原因となる場合があります。

また、普通に餌を与えているのに体重が逆に減少するようでしたら、はやめに病院に連れていって診てもらったほうがいいでしょう。

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猫の成長期はいつまで?

猫の成長期は約12ヵ月ということです。

成長期となると、急速に成長するのは生後4ヵ月くらいまでとされています。

 

その後は子猫の成長もゆるやかになるということですが、個体差があるのは人間も猫も一緒です。

いずれにしても生まれてから1年の間に人間でいうと20年分の成長を見せるのですから、育て甲斐がありますし、片時も目を離したくないと思ってしまいますね。

 

子猫の生後4ヵ月までの食事

子猫は生後1ヵ月くらいまでは母乳を飲んで育ちます。

その後離乳がはじまって、徐々に固形食へと移行していくのです。

子猫の乳歯は生後5~6週ごろには生え揃うのですが、消化器官はまだまだ未熟な状態です。

ミルクの与え方については「生後0日~8週間目までの子猫のミルクの与え方。飲まない場合の原因について」をご覧ください。

 

そのため、多くの食事を食べることはできません。

その期間は、子猫には、高カロリーで高栄養に調整された、消化が良くて食べやすい硬さの食事が必要となります。

 

注意したいのは、この時期は十分にデンプンを消化することができません。

ですから、デンプンの含有量が少ない食事が必要となります。

 

そのかわりにエネルギー源として脂肪を多く含む食事が適しているということです。

さらに脂肪をエネルギーとして利用するためには、L-カルニチンという成分が必要になります。

 

生後4ヵ月以降の食事

この時期になると子猫の成長が緩やかになります。

体重あたりの必要なエネルギーが減少するので、それまでと比べてエネルギーと脂肪の含有量が少ない食事が適しています。

一方、筋肉の成長に必要なタンパク質を十分に摂取することが重要となってきます。

 

子猫の成長期は、高消化性のタンパク質が不可欠となります。

未熟な消化器官の健康な発育のためにも、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やすことも大切です。

 

そして、免疫力を高めるためにβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、ルテインやタウリンなどの抗酸化成分を十分に摂取しなければいけません。

難しい成分がたくさん出てきますが、月齢に応じたペットフードを与えていれば十分です。

 

現在は、猫の成長に合わせた月齢ごとのペットフードが発売されています。

十分に研究されつくしてできたペットフードですから、安心です。

 

生後12ヵ月までは子猫の成長期です。

この期間を通じて、食欲が旺盛ですが、胃袋が小さいので一度に食べる量は限られます。

 

ですので、日に4回からから6回は餌を与えるようにしましょう。

もっとも、出かける場合もあるでしょうから、そばにいるときは遊ばせるか食べさせるかといったことでもいいと思います。


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