お家の中で猫とうさぎを仲良く一緒に飼う方法
2017/04/09
猫はうさぎを食べる?
猫は肉食動物、うさぎは草食動物と、本来自然ならその関係性は猫=捕食する側とうさぎ=捕食される側です。
実際うちの親戚は田舎に住んでいるんのですが、猫が山からうさぎをくわえて取ってきたことがあるそうです。
野良猫でお腹がすいている猫なら、実際にうさぎを食べることはもちろんあります。
しかし、人に飼われている猫は、基本的にお腹は空いておらず、基本的にキャットフードのほうがおいしいので、うさぎを好んで食べることはないようです。
獲物をハンティングするという行為に楽しみを見出して、捕まえて「ほら見て!」というように嬉しそうに人間の元に持ってくるんですね。
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猫とうさぎを一緒に飼う方法
まず、捨て猫を拾ってしまった。や、うさぎをどうして面倒みなければならない事情があるなどの場合を除き、あえて猫とうさぎを一緒に飼うことはおすすめしません。
YouTubeなどにたくさん投稿されている猫とうさぎの仲良し動画は、珍しいからこそ投稿されるんですね。
これがごく当たり前の光景なら、投稿されることはありません。
それでも猫とうさぎを飼う必要にせまられたときの、共存させる方法をご紹介します。
①うさぎをゲージに入れて飼育する
猫は家の中での離し飼いが一般的ですが、うさぎはゲージに入れて飼育させるのが一般的です。
なので猫と一緒に飼う場合は、うさぎは常にゲージに入れて、人間の目が届くときだけ外に出しましょう。
②うさぎ専用の部屋を用意し、猫と隔離する
1階は猫の部屋、2階はうさぎ部屋のように大きく分けるのが理想的ですが、一部屋うさぎのための部屋を用意するだけでも十分です。
うちもマンションなので階は分けられなかったので、寝室にうさぎのゲージを置いて、そこの扉を閉めて猫が出入りしないようにしていました。
こうすることでうさぎは「ここの空間は安全なんだ」ということを認識し、リラックスして生活できます。
③うさぎをうさぎ専用の部屋以外の場所に移し、ゲージ越しに猫と接触させる
うさぎと猫の相性が良いケースも少なからずあるので、やはり何度かはうさぎと猫を接触させて相性を見てみましょう。
そのときはうさぎ専用のスペースではなく、リビングなどの違う部屋にゲージを移動させます。
うさぎ専用の部屋で猫と接触させると、「自分の部屋に敵が入ってきた!」とうさぎが驚いてしまい、猫を部屋から出してもうさぎがリラックスできなくなります。
必ず違う部屋で合わせるようにしましょう。
そしてここで猫がうさぎに対して、奇声を発したり、お尻を低くしてふりふりしだしたり、狩りの体制を取るときは注意が必要です。
最初だけそのようなしぐさをして、徐々に落ち着いて慣れる場合もあるので、最初は猫の様子をよく見ておきましょう。
大体5~10回と、2~3か月の間に合わせる時間を取って、猫が最後まで狩りの体制を取るなら、共存して飼うことは難しいです。
人がいない間にうさぎに怪我をさせてしまうかもしれません。
そのときは、部屋をわけて、猫がドアを開けられないようにしておけば問題ありません。
この動画のように、猫がうさぎを見ても落ち着いている状態になることが理想的です。
徐々に猫がくつろぎだし、うさぎを観察するものの毛づくろいしたり、目をつぶって眠ったりするようになったら、仲良くなれる可能性があります。
狩りに対しての本能が薄く、猫を獲物だとは思っていないタイプの猫のようです。
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うさぎとの接し方
猫とうさぎを接触させているとき、猫に対してうさぎは同じ家族なんだよ、とアピールする方法があります。
それが、うさぎを猫の前でなでなでして、これは獲物ではなくて、大切な存在だからね!とアピールしましょう。
猫にとってもうさぎほどのサイズの動物は、虫とは明らかに違う存在だと認識します。
突然人間の赤ちゃんがお家に来たときなども、人が構っているから、「あれは大切な存在なんだな」と猫が認識することもあるそうです。
うさぎをなでなでしたあと、猫もなでなでして、二匹ともなでなでされる大切な存在なのだと覚えさせることが重要です。
うさぎに対してあまり興味がない猫なら、徐々に仲良くなることができます。
うさぎと子猫は慣れやすい
実はわたしもうさぎと猫を同時に飼っていたことがあります。
そのときはうさぎをさきに飼っていて、怪我をしていた野良猫を保護して、それから猫とうさぎを共存させる形で飼うことになりました。
さすがにうさぎと猫ってまずいよね・・・と思っていましたが、せっかく猫が子猫なら、うさぎと仲良くなれるのではないか?と子猫のころから接させるようにしました。
まず、うさぎはゲージの中から子猫を見て、子猫もうさぎを見ていました。
しかし子猫は好奇心旺盛なので、うさぎばかりに構っておらず、パソコンやテレビなど、他の物のほうに興味があったようです。
子猫の場合はまだ本格的なハンティングへの意欲が弱いので、子猫の時代にうさぎに触れさせると獲物という感覚が薄まるようです。
それから猫が大きくなっても、うさぎとべたべた仲良くすることはありませんでしたが、部屋の中で猫とうさぎを放し飼いにしていても、お互い思い思いに過ごしていました。
どちらかというと、猫の方がうさぎに興味があり、じーっと観察だけはしていました。
うさぎのほうは、猫が見えていない?というくらい興味がなく、猫が近づいてきてもじっーと微動だにせず寝ていました。
猫がいっさい攻撃してこないので、うさぎも安心感を持って、本来は天敵なのだと認識していなかったのかもしれません。
そのときの野良猫は白血病を発症して、4年という短い時間で旅立ってしまったので、うさぎのほうが長生きしました。
4年間の間いっさいウサギと猫の間では喧嘩もトラブルもなく、比較的仲良く過ごせていたと思います。
うさぎと相性の悪い猫の特徴
やはり猫とうさぎを一緒に飼う場合は、相性につきます。
とくに大事なのは、猫のほうがうさぎにどれだけ興味を示すか、猫がどんな性格であるかが重要です。
飼い猫の場合は好奇心が旺盛、歳が若い(子猫を除く1歳~4歳)、虫をよく捕まえる、オス猫、外に出している、などの特徴を持っていると、うさぎに興味を示しやすい傾向にあると言えます。
また、猫を多頭飼いしているほうが、よりいっそううさぎにとっては危険が増します。
比較的に猫は多頭飼いしているほうが、一匹で飼っているよりも本能を忘れにくいという傾向があります。
猫が自分一匹で、ずっと人間とだけ暮らしていると、だんだん猫としての本能を忘れてきてしまうんですね。
そのため、多頭飼いの猫はうさぎに興味を示しやすく、本能が働いてうさぎを獲物だと認識しやすくなります。
また、1匹はうさぎに関心をしめさないでも、1匹が興味を示すとそれにつられるということもあります。
何年も同居していて初対面する猫とうさぎ
うさぎの桃と猫ののらちゃん。
何年も同じ家で過ごしていたそうなのですが、部屋を分けていたそうで、お庭で初めてのご対面です!
うさぎの桃ちゃんのほうがお庭を自由に散歩して、猫ののらちゃんのほうが驚いているように見えますね。
だいたいうさぎと猫の初対面は、このような感じになることが多いです。
うさぎが草影に隠れたりと、獲物に見えてしまう行動であまり初対面の場としては良くない影響も多そうですね(^^;)
しかしのらちゃんは見たところおっとりした性格のようで、このまま仲良くなれそうな雰囲気を感じます。
「まるできょうだい」 猫とウサギ一緒に散歩
熊本の雌猫モモと、うさぎのモコ。毎日一緒に散歩して、うさぎがよく猫になついている様子が分かります。
うさぎの散歩も珍しいですが、それを猫と一緒に散歩するなんて世界的に見ても珍しい光景ですね!
最初は食べられてしまうのでは?と心配していましたが、仲良くしているので最近は2匹でお散歩させているそうです。
うさぎを枕にする猫
うさぎにぺろぺろと毛づくろいをして、とっても仲の良さそうな二匹・・・しかし猫の本当の目的は!うさぎを枕にすることだった!
どーんと自分より小さいうさぎに体を乗っけて、迷惑そうなうさぎの様子がかわいいw
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