猫の大好きなさつまいもの栄養と与え方。猫ご飯レシピ3選まとめ
猫が好きな野菜のなかに、さつまいもがあります。
猫の舌は甘未はほとんど感じない作りになっていますが、なぜか甘い食べ物が好きな猫って多いですよね。
うちの猫もさつまいもの焼き芋やスープが大好きで、よくおねだりしてわたしの分まで食べようと寄ってきます。
今回は、猫にとってのさつまいもの栄養について、さつまいもの与え方、猫ご飯レシピをご紹介します。
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さつまいもは栄養価ばっちり
さつまいもは甘味が強く、触感もあり、猫もおやつとして大好きな食べ物です。
猫は甘味を感じることができないはずなのですが、それでも甘い食べ物が好きなところが不思議です。
さつまいもはカロリーが高く、日ごろから与え続けるには不向きな食材です。
おやつとして1週間に1回ほど、30gほど与えるなら問題ない量です。
ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれているので、栄養価はばっちりで、たまになら与えたほうがいい食べ物です。
とくに便秘解消に効果が高く、お通じに困っている猫には少量与えると効果が期待できます。
便秘を改善したいからと量を与えすぎると、逆に軟便になってしまうので、与える量には気を付けましょう。
さつまいもに含まれる栄養
ビタミンA(βカロテン)
目や口、鼻、のどなどの、体全体の粘膜の強化をする作用があり、胃や腸までも粘膜で保護する働きがある。
粘膜が保護されるため、風邪をひきにくく、ウイルスを予防することができる。
また目の保護をする作用があり、夜間の目かすみや、視力を保護する働きがある。
視力が弱くなりやすい8歳以上の高齢の猫におすすめの栄養。
うちの猫はもう14歳ですが、さつまいもを週に1回与えていることから、病院では「歳の割に視力がいいですね」といわれました。
ビタミンE
ビタミンEは血液をサラサラにする効果があり、血液の健康を保って、血液の病気を防ぐことができます。
毛細血管が拡張することで、血液がスムーズに体に行き渡り、肌や毛が健康的にきれいになります。
また、胃がんを予防する一定の効果があります。
高齢になると猫もガンの発症率は増えてくるので、できるだけ食べ物で予防してあげたいですね。
ビタミンC
人は体内でビタミンCを作ることはできませんが、猫はビタミンCを体内で作ることができます。
しかし、食べ物の栄養バランスが崩れていたり、高齢になるとビタミンCを生産する力が弱まってしまうので、食べ物で調整してあげる必要があります。
ビタミンCにはストレスの抵抗力を強めることができ、ストレスが多いときほど食べるべきものです。
性格的に怒りっぽい猫などは、よく食べたほうがいいですね。
また、美容のためのビタミンとして有名で、肌と毛艶をよくして、美猫になる効果が期待できます。
カリウム
カリウムは血圧を正常値にもどす効果があり、脳卒中を予防してくれます。
さらに骨を強化させ、骨密度を高くする効果があります。
体の中のバランスを保つ働きがあり、カリウムの量がちょうどいいと、体調がよく、代謝がよくなります。
さつまいもの与え方
生は消化に悪い
猫にさつまいもをそのまま生のまま与えることもできますが、猫も生のままだと匂っただけで、食いつきはよくありません。
生のままでは消化にも悪いので、胃腸の調子が悪い猫だと、そのままお腹を壊してしまうこともあります。
猫は炭水化物の消化が苦手だという特徴があるためです。
湯がいたりつぶしてスープ状にしたり、火を通すことで消化がよくなり、食いつきもよくなります。
皮にも栄養たっぷり
さつまいもの皮は与えて大丈夫かというと、与えてOKです。
さつまいもの皮には抗がん作用が含まれており、栄養的にも剥かずに与えたほうがいいんですね。
さらに皮にはビタミンCもたっぷり含まれているので、猫ならず人間も皮のまま焼き芋は食べたほうがきれいになれます。
皮が嫌いという猫には無理して与えることはないですが、皮は生のままだと食べにくい猫が多いようです。
熱を入れて柔らかくなった皮なら食べられるという猫が多いので、試してみましょう。
熱を加えても栄養が壊れない
「熱を加えたほうがおいしくて食いつきはよくなるかもしれないけれど、栄養が崩れるんじゃない?」
と思うかもしれませんが、じつはさつまいもの栄養は熱を加えても壊れることがありません。
お腹を壊さないためにも、焼き芋にしたり蒸かしイモにしたり、さつまいもスープにしたりして、おいしく調理してから与えるのがベストです。
うちでは焼き芋を冷ましてから与えることが多いですが、さつまいもの炊き込みご飯や、さつまいもハンバーグなどにしてご飯として与えることもあります。
詳しいレシピは下記に記載しています。
肥満の猫には注意
さつまいもはカロリーが高いわけではないですが、炭水化物なため非常に太りやすい食べ物です。
そのため、標準体重を超えている猫には与えないほうがいいです。
うちの猫は獣医さんから注意されるほど太っていた時期があり、平均的な体格なのに、体重が6キロを超えてしまっていたことがありました。
脂肪が多くてウエストがはかれなく、これでは触診することができず病気の発見に遅れるということで、それからダイエットをしました。
こんなに太ってしまった原因の一つは、さつまいものあげすぎだったと思います。
わたしが焼き芋が大好きなので、食べていると横から「くれくれ~」と寄ってくるので、ついついあげすぎてしまっていました。
肥満でない猫になら、週に1回ほどなら与えても問題ありません。
さつまいもアレルギー
多くはないですが、たまにさつまいもにアレルギーを発症する猫がいます。
さつまいもアレルギー自体は強いものではありませんが、最初に与えるときは少量ずつ与えて、様子をみるようにしましょう。
下痢、嘔吐、皮膚を舐める(痒みがある)、皮膚が赤くなる、鼻水がでる、目が充血するなどの様子が見られたら、さつまいもアレルギーである可能性があります。
ほかにもいつもより元気がない、さつまいもを食べてから部屋の隅っこにうずくまるようにしているなどの場合も、さつまいもが体に合っていない可能性があります。
必ず与えなければいけない食べ物ではないので、疑わしい場合は与えないようにしましょう。
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猫が食べれるさつまいもレシピ
さつまいもと鶏肉の炊き込みご飯
用意する食材
・さつまいも
・だいこん
・にんじん
・油揚げ
・鶏肉
・お米
・ごま
冷蔵保存で4日間保存OK
①さつまいもは皮つきのまま、1㎝のサイコロ状に切る。
鶏肉も1㎝のサイコロ状に切る。
②だいこん、にんじん、油揚げをみじん切りにする
③お米を1合炊飯器にいれて、水は普通のままいれる。
①②を炊飯器にいれて、そのまま炊き上げる
④炊けたらよく蒸らす。
よく混ぜてからすりごまをかければ出来上がり。
さつまいもと豆腐ハンバーグ
用意する食材
・さつまいも
・にんじん
・枝豆
・ひき肉
・絹ごし豆腐
①さつまいも、にんじん、枝豆をみじん切りにする。
②ボウルに①を入れて、ひき肉、絹ごし豆腐を入れる。
しょうがをすりおろして入れる。
手でよく混ぜて、粘り気が出るまでしっかり混ぜる
③②をハンバーグの形に整える。
火が均一に通るように、真ん中をへこませる
④フライパンに油をしいて、③のハンバーグを焼く。
中火で両面を焼いて、焦げ目がつくまでしっかり表面を焼く。
⑤コップ1杯ほどの水をいれて、ハンバーグを蒸し焼きにする。
このときの火加減は弱火でコトコトじっくり煮る。
⑥水がなくなって、中にまで火が通ったら完成。
さつまいもの牛乳スープ
用意する食材
・さつまいも
・牛乳
・パセリ
①さつまいもは小さくサイコロ状に切る。
②お鍋にお湯をわかして、①のさつまいもを入れて、柔らかくなるまで煮る。
③さつまいもが柔らかくなったら、牛乳を加える。
おいしく作るポイントは、牛乳が沸騰する直前に火を止めること。
④パセリをパラパラとかければ完成。
完全に冷ましてからあげましょう。
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